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SSHの取り組み・成果

2022年4月14日更新

 3月22日(火曜日)、2021年度SSH成果発表会を開催しました。150名(本校教員24名含む)の参加があり、教育関係者や保護者のほか、本学附属中学生57名(後日のオンデマンド視聴含む)も参加し、本校の取り組みを広く発信することができました。午前中に代表生徒の発表をオンライン(Zoom利用)で実施し、その後、2年生全員と一部の3年生が校内で下級生に向けて対面式のポスター発表を行いました。発表は、午前・午後の部ともに、SSH運営指導委員やお茶の水女子大学のSSHアドバイザリーボードの先生方や、「課題研究II」のメンターであるお茶の水女子大学大学院博士後期課程の学生の方にもご覧いただき、大変参考になるご助言をいただくことができました。また、「生徒が堂々と発表している姿に感心した」「文理を超えた様々な視点から、科学的な研究を追究できていた」「昨年度よりも発表内容が更にレベルアップした」などのコメントもいただきました。

 代表発表 代表発表

 各クラスで視聴 各クラスで代表生徒の発表を視聴

[午前の部] 
 午前の部では、2年「課題研究I」の8領域の代表生徒および3年「課題研究II」および「持続可能な社会の探究」の代表生徒が、それぞれ6分間の発表と2分間の質疑応答を行いました。その様子はZoomで各クラスや保護者、附属中学生、教育関係者らに配信されました。運営指導委員やアドバイザリーボードの先生方からは生徒の研究に関して、するどいご指摘や今後の研究に活かせる具体的なアドバイスをいただき、生徒たちは新たな視点を得ることができました。

[午後の部]
 午後は、2年生全員が1年間かけて取り組んできた計77テーマにわたる「課題研究I」の成果を、1年生および運営指導委員、アドバイザリーボードの先生方に向けて発表しました。1年生は2年生の発表を熱心に聞き、研究内容だけではなく研究手法やテーマ設定に関して積極的に質問する姿が見られました。3年生の代表者らは、体育館にて「課題研究II」や3年必修「持続可能な社会の探究」において取り組んだ課題のポスター発表(計20テーマ)を行いました。生命倫理を取り扱ったテーマが多く、2年生は来年度の自分たちの活動などをイメージしながら発表を聞いていたようです。「課題研究II」に関しては、3年生ならではの深く掘り下げられた研究に感心しつつ、研究と入試準備の両立に関して助言を仰ぐ2年生の姿も見られました。

 発表会の当日録画は、附属中学の希望者46名に3月25日(金)に視聴され、本校生徒たちにとっては研究の成果を広く発信し、下級生に普及していく貴重な機会となりました。

ポスターセッション1 午後のポスターセッション

ポスターセッション2 ポスターセッション3 ポスターセッション4 運営指導委員の先生方からもご助言をいただく

 

本校は令和元年度にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、本年度3年目を迎えました。このたび、下記のとおり2021年度SSH成果発表会を開催いたします。 つきましては、ぜひ関係の皆様にご参加いただき、ご指導ご助言を賜りたく、ご案内申し上げます。なお、今年度は新型コロナウィルス感染症感染防止のため、代表生徒による発表およびSSH研究概要報告をオンライン(Zoom利用)にて実施し、在校生向けの校内発表は非公開といたします。

日時

 2022年3月22日(火曜日)9時30分から13時30分(外部公開は11時15分まで)

形式

 オンライン(Zoom)

対象

 教員・保護者および教育関係者

参加費

 無料

時程

 9:10-30 受付(接続確認)
 9:30 開会式
 9:35 SSH研究概要報告
 9:45-11:15
  2年「課題研究I」の各分野代表者による成果発表
   ① 地球環境科学
   ② 生命科学
   ③ 暮らしの化学
   ④ 数理・情報科学
   ⑤ 芸術文化と科学:色と形の科学
   ⑥ 芸術文化と科学:文学
   ⑦ 芸術文化と科学:音楽学
   ⑧ 社会科学
  3年選択「課題研究II」暮らしの化学
  3年必修 総合的な探究の時間「持続可能な社会の探究」概要説明
 11:15 閉会式
 (以下は在校生向け:Zoom配信なし・非公開)
 12:15-13:30
   2年生「課題研究I」・3年生「課題研究II」・「持続可能な社会の探究」発表会 
 13:50-14:50 運営指導委員会

開催当日の様子

 当日の様子はこちらをご覧ください。

 
教育課程における取り組み

特別授業・研究室訪問・校外学習など、様々な取り組みを行いました。

生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

  • エシカル・サステイナブルを軸として、身近な生活の中の科学を題材とした講義や、実習・実験を実施しました。
  • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

    【講義のテーマ】

  • 「科学技術で未来社会を切り拓く―人工クモ糸による素材革命―」(7月7日)Spiber株式会社取締役兼執行役菅原潤一氏
  • 「植物の色と染色の科学」(梅・菊組9月28日,蘭組9月29日※蘭組は録画視聴)お茶の水女子大学生物学科名誉教授 作田正明氏
  • 「地球温暖化の現状といま私たちにできること」(11月24日)株式会社ボーダレス・ジャパン ハチドリ電力代表 小野 悠希氏

課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

  • 「数」、「グラフ」、「データ」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • グループで水質調査を実施し、その成果を元に1人1枚ポスターを作成して発表会を行いました。

  • 身のまわりの酸の滴定実験を行い、実験結果や考察について発表(プレゼンテーション)を行いました。
  • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、分野別課題研究を行いました。その結果について分野内発表会を行い、さらに各分野の代表に選ばれたグループが全体発表を行いました。
  • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

【講義のテーマ】

【研究の受賞】

課題研究I(2年次 学校設定科目)

  • 6領域・8分野でそれぞれの課題研究での活動を行い、10月に「共有の時間」(中間発表)、3月に成果発表会を実施しました。詳しくは2021年度SSH成果発表会のページをご覧ください。

    各講座で大学の先生や専門家をお招きして特別講義を実施し、さらに、研究室訪問、研究室利用、企業や地方自治体へのインタビューなどの活動を行いました。その一部を紹介します。

【講義のテーマ】

【研究室訪問など】

【その他の活動】

【校外学習】

【研究の成果発表】

  【研究の受賞】

課題研究II(3年次 学校設定科目

課題研究Iの研究を継続・発展させ、学会や発表会で発信活動を行いました。

その他の教科の受賞

教育課程外の取り組み

台湾の台北市立第一女子高級中学とのオンラインでのディスカッションをはじめ、ハワイ大学やグリフィス大学など、海外の大学の研究者の特別講義を英語で聞くなどの活動を行いました。

その他の取り組み

SSH先進校視察や、視察受け入れ、教員研修など、SSH活動を一層充実させるために幅広い取り組みを実施しました。

視察受け入れ

SSH先進校視察

  • 島根県立出雲高等学校(5月10日)
  • 鹿児島県立国分高等学校(5月14日)管理職視察も同日実施
  • 愛媛県立松山南高等学校(5月17日)

教員研修

 
教育課程における取り組み

生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

  • 「数」、「グラフ」、「データ」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • 水質調査を行いポスターを作成し、2学期にはグループでポスター発表を行い共有しました。
  • 身のまわりの酸の滴定実験を行い、実験結果や考察について発表(プレゼンテーション)を行いました。

  • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、グループ別課題研究を行いました。その結果について分野別発表会を行い、さらに各分野の代表に選ばれたグループが全体発表を行いました。
  • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

    【講義のテーマ】

課題研究I(2年次 学校設定科目)

教育課程外の取り組み

海外交流

  • 例年は3泊4日の台湾研修を実施していますが、今年度はCOVID-19の影響により研修を中止し、台北市立第一女子高級中学(台北一女)とのオンラインミーティングを実施しました。2年生9名が参加し、プレゼンテーションやディスカッションを通じて台北一女の生徒と議論を深めました。

特別講義

  • 1年生全員がGoogle社主催Mind the Gapオンラインプログラムに参加しました。女性エンジニアによる講義では、情報科学分野の紹介やその分野の可能性・将来性、講師が情報科学の道に進んだ経緯等についても話を伺いました。また、技術部門で働く女性をはじめとするメンバーによる質疑応答も行われました。
  • 読売新聞社主催ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「次世代へのメッセージ」に本校19名の生徒が参加しました。「知の継承~リチウムイオン電池への道」をテーマに旭化成名誉フェロー教授・吉野彰氏(2019年ノーベル化学賞)と筑波大学名誉教授・白川英樹氏(2000年ノーベル化学賞)および横浜薬科大学学長・江崎玲於奈氏(1973年ノーベル物理学賞)による基調講演・パネル討論・質疑応答が行われました。

課題研究の成果発表

  • 東京工業大学主催第13回高校生バイオコン・第14回バイオものコンにおいて、本校2年生2チーム12名が、高校生バイオコン優勝、バイオものコン優勝・社会貢献賞・審査員特別賞を受賞しました。
  • 文部科学省主催・JST主催令和2年度SSH指定校生徒研究発表会にて3年生1名が最終発表者に選考され、全国に発信しました。また、2年生2名が当日終日参加しました。さらに1、2年生全員がオンデマンドのポスター発表の視聴を行い、研究の参考にしました。
  • 東京都内SSH指定校合同発表会に、2年生32名(口頭発表1件、ポスター発表19件)が参加しました。口頭発表では「暮らしの化学」分野の生徒2名が「ブルーベリー発電と電解液〜色素増感型太陽電池〜」について発表し,活発な質疑応答が行われました。ポスター発表には,「暮らしの化学」より3件5名,「数理・情報科学」より2件3名,「芸術文化と科学:色と形の科学」より1件1名,「芸術文化と科学:文学」より1件1名,「社会科学」より12件20名が参加し,オンデマンドでの質疑応答が行われ,多様な分野の成果を発信しました。
  • 令和2年度Tokyoサイエンスフェア「研究発表会」に、2年生4名(「暮らしの化学」より1件2名、「数理・情報科学」より1件2名)が参加しポスター発表を行いました。
  • 関東近県SSH指定校合同発表会に2年生21名が発表者として参加しました。
  • 本校主催2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)を実施しました。
  • 第83回情報処理学会全国大会併催 第3階中高生情報学研究コンテストにて、「数理・情報科学」から2年生2名がポスター発表を行い、奨励賞を受賞しました。
教育課程における取り組み

生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

  • 5月に諏訪地方で水質調査や地形観察を体験し、教室における学びを観察・実験・実習により深めることを試みました。
  • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、グループ別課題研究を行いました。その結果は分野別発表会においてプレゼンテーションを行い、共有しました。

課題研究I(2年次 学校設定科目)

  • 「持続可能な社会の探究I」(2年次「総合的な学習の時間」)のそれぞれの講座において、次年度の「課題研究I」にスムーズに移行できるよう、さまざまな新しい取り組みを試みました。
  • それぞれの課題研究に必要な基礎調査として必要なフィールドワークの準備を3月から進め、5月には全員がフィールドワークを行いました。詳しくは2年「持続可能な社会の探究I」フィールドワーク実施のページをご覧ください。このほかにも、年間を通じ、それぞれの課題研究に必要なフィールドワークをグループごとに計画し、実施しました。
教育課程外の取り組み

海外研修

  • 台湾研修を実施し2年生29名が参加しました。台北市立第一女子高級中学(北一女)において、本校生徒が取り組んでいる課題に関して北一女の生徒と議論を深めました。
  • 公益財団法人イオンワンパーセントクラブ主催のイオン・アジアユースリーダーズ2019のメンバーとして、生徒4名がベトナムのハノイを訪問し、アジア諸国の学生とともにフィールドワークを行い、ベトナムの食にかかわる課題解決に向けた提言案を発信しました。

校外学習

 

課題研究の成果発表

  • 令和元年度SSH指定校生徒研究発表会に生徒5名が参加しました。そのうちの1名が、校外における課題研究の成果を発表し、ポスター賞を受賞しました。
  • 東京都内SSH指定校生徒研究成果発表会に、2年生4名と3年生1名が参加しました。2年生は「持続可能な社会の探究I」の情報技術と創造力講座においてグループで取り組んだ課題研究の成果を、「SSDSEの統計分析による離婚原因の考察」と題した口頭発表により報告し、参加者との活発な質疑応答を行いました。3年生は、5月に「日本気象学会2019年度春季大会 第5回日本気象学会ジュニアセッション」において発表した「オーロラの音の発生原理についての研究」をポスターにまとめ発表しました。
  • 第16回中高生南極北極科学コンテストに、「不凍タンパク質のがん治療への応用」と題したレポートを応募し奨励賞を受賞した1年生1名が、南極北極ジュニアフォーラム2019においてポスター発表を行いました。

本校生徒・教員による研究活動や教育活動、研究成果の受賞などが様々なメディアで取り上げられました。

  • SDGs MAGAZINE (2021年11月6日)2年課題研究I(地球環境科学)の有志生徒及び3年有志生徒が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催のイベント「サイエンスアゴラ2021」に参加し、取材に協力した様子が紹介されました。学校生活において起こり得るインターネット上での人間関係について考える教材をもとに、意見を出し合うことで、多様な意見により気づきの深化が起こることを体験するなど、有意義な時間を過ごしました。 記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
  • Japan In-depth(2021年9月5日)研究主任の葭内ありさ教諭が、家庭科教育のインタビューの中で本校のSSHプログラムおよび本校SSH学校設定科目「生活の科学」の取り組みや公開教育研究会を紹介しました。
    記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    同メディア循環型ファッツションとショートインタビュー版(2021年8 月28日)にも、本校のSSHプログラムが紹介されています。
    記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

  • 教育雑誌「教育応援」(2021年6月Vol.50、株式会社リバネス)東京工業大学主催「第13回高校生バイオコン・第14回バイオものコン」における、本校2年生2チーム12名の高校生バイオコン優勝、バイオものコン優勝・社会貢献賞・審査員特別賞受賞が紹介されました。
    教育応援の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

  • OCHADAI GAZETTE(2021年7月号 巻頭特集:お茶大のAIとデータサイエンス)情報科山口健二教諭がSSH学校設定科目「課題研究基礎」で実施したデータサイエンスを扱う取り組みが紹介されました。
    OCHADAI GAZETTEの記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

  • J-WAVE 81.3FM.  Ethical Wave(2021年4月17日)家庭科・研究主任の葭内ありさ教諭がラジオにゲスト出演し、本校のSSHの取り組みとテーマについて紹介しました。
    番組ホームページはこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

  • 朝日中高生新聞(2021年1月1日)ジェンダー問題について課題研究を進めている生徒5名が、朝日中高生新聞のインタビューを受けました。「持続可能な未来」のための行動として、ジェンダー問題解決のために「意識を変える」提言を発信しました。
    朝日中高生新聞の記事はこちらをご覧ください.(新しいウインドウが開きます)

  • 朝日新聞(2020年12月7日、朝刊全国版・教育面(15)「花まる先生 公開授業」)家庭科葭内ありさ教諭がエシカル消費の実践的取り組みに関する取材を受けました。
    朝日新聞の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

  • 『VOGUE JAPAN』(2020年11月8日)小泉進次郎環境大臣とZ世代の若手活動家・起業家らによるVOUGUE JAPAN公式YouTube座談会に、生徒が登壇しました。海洋プラスチックの研究を行い、家庭科の授業でアフリカ教育支援につながるエシカルな商品を開発した本校3年生1名が、環境問題や本校の探究活動について発信しました。
    座談会の動画はこちらをご覧ください。 (新しいウインドウが開きます)

卒業生に、本校での探究活動がその後の大学生活や自分の進路にどのような影響を与えたかなどを聞きました。

東京工業大学工学院経営工学系2年  成 玲娜(そん れいな)さん 2019年度卒業
卒業生

質問 高校時代の探究活動ではどのようなことを行いましたか?

回答 未来の防災・減災に関係した探究活動を行いました。東日本大震災を取り上げて、地震、津波、原発事故の避難生活に関しての調査からはじめ、実際に福島へフィールドワークへ行き、インタビューや、今の高校生の防災への意識を知るために、東京と現地高校生へのアンケートなどを行いました。実際に感じたことや学んだことをWebサイトにまとめました。
「ふくしまから考える未来」http://shirou-fukushima.jp 
第21回全国中学高校Webコンテスト金賞

質問 そのテーマで探究したきっかけは何ですか。

回答 学校で実施の、「福島フィールドワーク」に、高校1年生の時に参加したことが大きいです。高校1年生のSGH学校設定科目「グローバル地理」で防災について学び、関心は持っていたところに、学校で福島訪問の企画があり、さらに興味・関心が高まりました。2年生の時には、探究活動の一貫として、福島を再訪しました。現地では、様々な場所を見学するだけではなく、東京電力の方や、住民の方など、東日本大震災に対して異なる立場の方からお話を伺いました。それぞれの方が、復興なのか、もっと現状を進化させていきたいのかなど、「軸」に考えていることが違い、行政の状況など、現地でお聞きして初めてわかることも多く、多様な視点を得ることができました。

質問 探究活動で学んだことは何ですか?

回答  ただ調べるだけではダメで、自分の目や耳で確認すること、行動して知ることが大切だということを感じました。実際のフィールドワークを通じて、自分が想定していなかった視点を得ることが出来ました。外部の方への電話やメールでのアポイントメントを自分で行うことも良い経験となりました。

質問 探究活動では、グループリーダーにもなりましたね。

回答  はい、リーダシップとは何か、ということも学んだことです。探究活動のグループリーダーになり、チームを動かす大変さを経験しながらリーダー像が変わりました。リーダーは、指示したり引っ張るのが大切だと思っていましたが、フォロワーの性格や得意なことを把握して、自分も楽しく、どうやって働きかけるかが重要です。リーダーとしてもできないことはできないとはっきり言い、メンバーの進捗が遅い場合は、相手のためにも、自分のためにもそれをきちんと伝えていくようになりました。

質問  進路選択と高校での学びはどう関わりましたか。

回答  実は、中学までは、ずっと心理学に興味があって、文系に進学すると思っていました。でも、高校の授業が、理系進学のきっかけになりました。
例えば、お茶高は、高大連携で、大学と連携した授業も多かったですよね。大学の先生と高校の先生で連携して教えていただいた、「教養数学」の時間には、虹を数学で考えることを通して、数学により関心を持つようになりました。高校の化学の授業で、特別講師のお茶大の女性の先生から学んだことが、理系に興味を持ったきっかけにもなっています。
心理学への興味も続いています。お茶高は、お茶大の授業を履修できるシステムがあり、私「心理学」を受講しました。人間工学など、今大学で取り組んでいることにも心理学に関係しているものがあります。大学では、どんどん関心や興味の対象が広がっている感じです。

質問  大学での活動を教えてください。

回答  連携入試を活用して進学した東京工業大学で、経済学や数理工学など、専門の基礎となる学問を学んでいます。
高校で福島フィールドワークに参加したことで、「何か自分にできることはないか?力になりたい!」という気持ちになり、現在は、福島で学生インターンとして、地域活性化のために役に立ちたい学生と企業とのコーディネーターとして活動しています。インターンでは、高校で学んだリーダーシップについて身につけたことが、とても役立っています。チームビルディングにも、インターン生としても、リーダーシップ、フォロワーシップの両方のマインドが本当に必要です。究極には、「人とどう関わるか」ということですね。

質問  卒業して高校での学びをふりかえって気づいたことはありますか。

回答  卒業してみると、改めて教養教育を軸に学べたことに、ありがたさを感じます。
「SDGs・エシカル」や「ジェンダー」などの基礎知識を学べたことで、社会に対する関心だったり、社会に課題意識を持ち、自分で問いをたて、課題解決をすることを高校生のうちにできたことが、とてもいい経験でした。
プレゼンテーションなどを用意するときにも、高校での経験が生きています。私は東工大のアーツサイエンスの部分にもとても惹かれおり、大学ではどんどん興味や関心が広がっています。

質問  最後に、中学生や高校生へメッセージをお願いします。

回答  やりたいことはやりましょう!自分の幅や視野を広げる機会です。動くことで得られる知見や、出会った人が見えない財産になると思います。
それから、「井の中の蛙」にならないように.自分がいる場所は世界のほんの一部です。それを知るためにも行動しましょう!

東京大学2年 教養学部国際環境学コースに進学予定  上田萌加(うえだ もえか)さん   2019年度卒業
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質問 高校時代の探究活動ではどのようなことを行いましたか?

回答  熱中症について探究しました。気候条件との相関を分析したり、熱中症を防ぐための情報発信をしたり、熱中症から環境問題へと目を向ける取り組みをしたりしながら、地球環境への興味を深めました。

質問  そのテーマで探究したきっかけは何ですか。

回答  環境問題について、身近な題材で「何か社会に働きかけてみたい」と考えていました。同様の思いをもつメンバーで集まり、「探究活動がどこに行き着くかわからないワクワク感」を持って取り組みを始めました。学校生活の中で、熱中症リスクの指数であるWBGTの影響を感じたことが、熱中症を切り口として取り上げるきっかけになりました。

私はお茶大附属中学校在籍中、水や環境についての自主研究を行っていました。そのころに参加した附属高校の成果発表会で、「経済発展と環境」講座の高校生がグループで協働して探究活動に取り組み、成果を外部に発信して社会貢献につなげていこうとする様子を見て、自分もやってみたい!と思いました。

質問  探究活動で学んだことは何ですか?

回答  協働の楽しさと難しさを常に感じました。役割分担する際に、行うべきことの量と締切を適切に設定することにはとても悩みました。また、アイデアが果てしなく広がる一方、収束点をどこに持っていくかなど考えを整理することに苦労し、先生方にフィードバックを求めに行くことの大切さに気付きました。

グループの集大成として位置付けていたWebコンテストでは、目指していた結果を残せず悔しかったです。だからこそ、明確な改善点やさらなる探究への高いモチベーションが得られ、ゴールも気づけばスタートとなっていました。

次第に評価されることにこだわるよりもいかに共感してもらうかが大切だと気づき、伝え方や魅せ方を考えるようになりました。

さらに、社会へ発信することはネットワークを広げる効果があることもわかりました。この探究活動で出会った団体や専門家の方々に私たちが作ったWebサイト「熱中症予防声かけプロジェクト」を紹介していただき、さらに多くの人たちへ発信することができました。

質問  探究活動以外には、どんなことに取り組みましたか。

回答  学習環境を世界に広げることで新たな学びを得たいという思いから、高校で募集があった国際的な研修に積極的に応募しました。

高1の春には台湾で開催された「APFST(Asia-Pacific Forum for Science)」というプログラムに参加し、アジアを中心とする15カ国の中高生と「科学の未来を創造する」をテーマに議論をしました。この時は、将来、人類は地球に住んでいないのではないかという大胆な仮説を立て、では現代の農業をどうしたらいいか考える、バックキャスティングという帰納的な思考が面白くて印象的でした。一方で、各国の代表生徒に圧倒されっぱなしの自分にもどかしさを感じました。英語力が足りなかったのはもちろん、自分の意見を持つことの大切さや、リーダーシップをどうやって発揮するかを考える機会になりました。

高2の夏には「アジアユースリーダーズ2018」に参加し、「インドネシアの食生活の改善策を考える」というテーマでアジア6カ国の高校生たちと議論をしました。ここでは、APFSTの経験や高校の探究活動で培った力を総動員し、1年前よりもインプット・アウトプットのどちらもスキルアップできました。仲間と協力して下調べをし、ディスカッションでは自分の体験も交えて意見を提案したほか、プレゼンテーションのスライド作成も担当しました。高校生のうちにこれらの経験ができたことで、これまでもっていた漠然とした国際的な活動への憧れが、具体的なイメージを持った目標に変わりました。

質問  高校での学びで印象的なことは何ですか。

回答  内容にとどまらない教科横断的な授業が印象に残っています。例えば地理で酸性雨について調べるときは、紫陽花を使って実験しました。また、倫理の授業では映画鑑賞をしながら正義や資本主義経済について学び、学習のヒントはどこにでもあることに感動しました。多様で深い学びのアプローチがあることを知り、学びの限界を作らない教育スタイルは、私にとても合っていました。お茶高ならではの学習環境の中で、学問そのものに対する興味も高まったように思います。

質問  大学では何を学んでいますか。

回答  現在は、エネルギー工学といった環境技術について学んでいます。高校時代に未来からの逆算的な思考を獲得したことで、環境技術に対し自分には何ができるかという点に興味があります。

高校のときから環境問題にかかわるコーディネーターのような仕事がしたいという夢を持っています。今はその夢に向かうと同時に興味の幅を広げています。現在は、藻類を環境保全に生かす研究のお手伝いをしています。私は、この研究を実用化し発展させるには経済や社会との親和性をも考える必要があると思います。実用化のためには交渉力など総合的な人間力も必要になってくるでしょう。ですから、高い専門性と同時に人や物事をつなぐことができる人間力を身に着けることも今の目標の一つです。

質問  卒業して高校での学びをふりかえって気づいたことはありますか。

回答  自分が取り組んだことに意味づけをして高校を卒業できたことが良い経験となり、自分の「軸」になっています。一見バラバラで違うことに取り組んでいるように見えても、それぞれを互いに取り入れて生かしながら自分の「軸」に統合している感覚があります。高校の時と同様に、未だに自分の興味が絞られているわけではないですが、最近は自分なりにスレッドを立てて考えを定期的に文章化するなど、機会があるごとに学びを振り返り整理しています。悩んだ時には「軸」を持って考えようとしているところは高校での学びを活かせているように感じます。

また、一人だけで考えるのではなく、サポートしてくれるような友人あるいは先生方にアドバイスを求め、頼れるところは頼ってサポートを十二分に活用できたことは有効だったと感じます。自分の行動の意味づけを大切にした経験から、とりあえず「参加した・認定された」というレベルで満足するのではなく、「なぜ・何のために」を常に問い、本質と向き合いながら進む道を考えていく必要があると気付きました。

質問  最後に、中学生や高校生へメッセージをお願いします!

回答  みなさんに意識して欲しいのは、小さくとも自分から行動する、ということです。行動すると失敗することもありますが、どうして失敗したのかよく考え次につなげることができれば、それは失敗ではなく成功への一歩になります。今は様々な情報があふれていますが、ほしい情報は待っているのではなく自分から収集しにいくことも大切です。そうして行動している中での「偶然の出会い」が次の可能性を広げてくれると私は信じています。

  • Mono-Coto Innovation 2021[主催:CURIO SCHOOL](2021年8月)
    遊テーマ「昔ながらの屋内遊びをアップデートするモノ」第1位
    環テーマ「ペットボトルゴミの問題を解決するモノ」第2位
  • 第1回大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード[横田アソシエイツ他主催](2021年3月)
    横田アソシエイツ賞「食品ロスと環境負荷から考える野菜の保存方法」 課題研究I:地球環境科学チーム
  • 第12回データビジネス創造コンテスト[主催:慶應義塾大学SFC研究所] (2021年3月)
    高校生部門賞「もぐもぐず」チーム
  • 第83回情報処理学会 全国大会併催 第3回中高生情報学研究コンテスト[主催:情報処理学会] (2021年3月)
    奨励賞 課題研究I:数理・情報科学「Y2MOT」チーム
  • 第23回全国中学高校webコンテスト[主催:学校インターネット教育推進協会](2021年3月)
    高校生の部 金賞 課題研究I:地球環境科学「230044T」チーム
    トップ50 課題研究I:地球環境科学「230163X」チーム
  • 東京工業大学 第13回高校生バイオコン(2021年1月)
    優勝 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
  • 東京工業大学 第14回バイオものコン(2021年1月)
    優勝 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
    社会貢献賞 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
    審査員特別賞 Animal Kingdom「UNOMU」
  • 第64回全国学芸サイエンスコンクール[主催:旺文社](2020年12月)
    読書感想文部門 高校生の部 努力賞
  • 第7回中学生・高校生フォトコンテスト[主催:公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団](2020年11月)
    最優秀賞、佳作
  • 第20回 高校生地球環境論文賞[主催:中央大学](2020年11月)
    優秀賞、入選
  • Mono-Coto Innovation 2020[主催:CURIO SCHOOL](2020年8月)
    第1位、第2位
  • 第20回日経STOCKリーグ[主催:日本経済新聞社](2020年3月)
    敢闘賞
  • 第22回全国中学高校webコンテスト[主催:学校インターネット教育推進協会](2020年2月)
    経済産業大臣賞・プラチナ賞 探究I・経済発展と環境「私たちの避難所革命!」チーム
    金賞 探究I・経済発展と環境「まいぷら」チーム
    銀賞 探究I・経済発展と環境「リスクマン~農薬は悪者か~」チーム
    トップ50         探究I・経済発展と環境「命と引き換えの輝き」チーム
    探究I・経済発展と環境「災害弱者を女子高生が考える」チーム
  • 第19回 高校生地球環境論文賞[主催:中央大学](2020年1月)
    優秀賞
    佳作
  • 生物科学学会連合 第一回 生きもののつぶやきフォトコンテスト(2019年12月)
    優秀賞
  • 第三回アーツカレッジヨコハマ高校生ITアプリアイデアコンテスト(2019年12月)
    優秀賞「じぞうあつめ」(茶のみ会)
  • 2019年度 統計データ分析コンペティション[共催:総務省統計局・統計センター・日本統計協会・統計数理研究所](2019年11月)
    (高校生の部)総務大臣賞「ワンオペ育児から見る離婚」
  • 第16回中高生南極北極科学コンテスト(2019年11月)
    奨励賞「不凍タンパク質のがん治療への応用」
  • 第29回 私たちの身のまわりの環境地図作品展[主催:環境地図教育研究会](2019年10月)
    北海道教育大学長賞「埼玉県松伏町 松伏総合公園周辺の鳥マップ」
    努力賞「マナーを守って楽しくタピ活 in 原宿」
  • 第66回 国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール[主催:外務省、公益財団法人日本国際連合協会](2019年9月)
    審査員賞
  • 令和元年度 スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(2019年8月)
    ポスター発表賞