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活動報告



第3回STEAM×English(Observing Art through Critical Mindset) 実施

2023年1月31日更新

 1月30日(月曜日)、英語を使用してSTEAM分野の実験・体験活動などを行うSTEAM×Englishの第3回目(Observing Art through Critical Mindset) を実施しました。STEAMはScience, Technology, Engineering, Art, Mathの頭文字であり、理系分野の学問を表しますが、この日は1~2年の希望者6人が英語母語話者の講師とともに国際交流プラザの美術作品を鑑賞し、英語で作品に関して話し合いました。

 鑑賞したのは、大学敷地内にある隈研吾建築都市設計事務所設計の国際交流プラザの外観およびプラザ内に展示されている日比野克彦氏のタイル画「3つの色と私のゆめ」、「レッツ3つの色」、宮田亮平氏のアルミ像「シュプリンゲン〈世界に向かって〉」で、講師に東京理科大学講師のLily Thukral氏をお迎えして実施しました。まずは、Thurkral氏がイスやスマートフォンなどの身近な例を用いてアートが科学や実用と深く結びついていると語りかけ、生徒らは芸術作品は日常生活や科学のなかにもあるのだということを再認識しました。また、美術鑑賞の際に有用な語彙(事前にリストを配布)も声を出しながら学びました。

 その後、学校の外にでて、通りを挟んで国際交流プラザの外観を展望し、その形・素材について、科学的な視点で感じたことを先ほど学んだ語彙を活用しながら、英語で共有しました。プラザに近づいてラテスを観察すると、遠く離れて見ていた時には気づくことのなかった細部が見えてきて、参加者たちはその違いに驚きながらも、金属が生み出す流線形が自然と建物の調和を生み出していることに感心していました。プラザ内の美術品に関しては、色彩や形状、その違いが受け手に与える影響などに関して、英語で話し合いました。 

 参加者は「事前に内容に関する語句を学べたため、理解を深めることができたと感じる。また、互いの発表や議論を通じて、自分で英語を表現することに加えて、他人が英語で表現したことを理解する経験もすることができて、有意義な時間だった」や“I was happy because Ms. Lily listened to my opinion closely and taught me a lot of things. Also I could know what you think about works of art that we looked at, and my horizon had broadened up.” など、視野の広まりや英語を使い他者と理解し合うことの楽しさを実感したようでした。

 英語とSTEAM分野の融合を目指したSTEAM×Englishは今年度3回実施し(1回目チョコレートコーティングの実験、2回目パスタタワーの建設)、今回が最終回となりましたが、毎回参加者には大変好評の企画でした。

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