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SSHの取り組み・成果

2023年11月6日更新

教育課程における取り組み

特別授業・研究室訪問・校外学習など、様々な取り組みを行いました。

生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

  • エシカル・サステイナブルを軸として、身近な生活の中の科学を題材とした講義や、実習・実験を実施するとともに、大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

【講義のテーマ】

  • 「タンパク質で持続可能な社会に貢献する」 スパイバー取締役兼執行役員 菅原潤一 (7月5日)
  • 「植物の色と染色の科学」明治大学教授、お茶の水女子大学生物学科名誉教授 作田正明(9月27日)

課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

  • 「数」、「グラフ」、「データ」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
  • グループで水質調査を実施し、その成果を元に1人1枚ポスターを作成して発表会を行いました。
  • 身のまわりの酸の滴定実験を行い、実験結果や考察について発表(プレゼンテーション)を行いました。
  • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、分野別課題研究を行いました。その結果について分野内発表会を行い、さらに各分野の代表に選ばれたグループが全体発表を行いました。
  • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

【講義のテーマ】

  • 「諏訪(長野)の地形や自然について」お茶の水女子大学附属高等学校非常勤講師 千葉裕一郎(5月2日)
  • 「未来を創る科学」東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授 池上高志・茂木健一郎(5月9日)
  • 「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」原子力発電環境整備機構(NUMO) 実松由紀・吉田麻央・小川彩(6月13日)
  • 「プレゼンデザイン論」筑波大学図書館情報メディア系助教 小野永貴(7月4日)
  • 「データサイエンス論」お茶の水女子大学理学部情報学科教授 伊藤貴之(10月17日)

【研究の受賞】

  • 第17回「科学の芽」賞 高校生部門努力賞
  • 第18回 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2022 優秀賞
  • キリンスクールチャレンジ2022 優秀賞

課題研究I(2年次 学校設定科目)

  • 7領域・8分野でそれぞれの課題研究での活動を行いました。
  • 9月の文化祭では来場者に向けて探究成果を発表し、10月には「共有の時間」(中間発表)、3月に成果発表会を実施しました。
  • 1年を通して各領域で大学の先生や専門家をお招きして特別講義を実施し、さらに研究室訪問、研究室利用、企業や地方自治体へのインタビューなどの活動を行いました。

【講義のテーマ】

【研究室訪問など】

【その他の活動】

【研究の成果発表】

  【研究の受賞】

  • 第6回高校生科学教育大賞 優秀賞
  • 海の宝アカデミックコンテスト 2022 全国大会 マリン・サイエンス部門 関東・中部ブロック 奨励賞
  • 第5回 統計データ分析コンペティション 学校表彰 審査員奨励賞
  • 東京大学公共政策大学院等主催チャレンジ‼オープンガバナンス(COG2022)セミファイナリスト、ポスター展銅賞受賞
  • 第16回高校生理科研究発表会 奨励賞
  • 第23回日経STOCKリーグ 入選

課題研究II(3年次 学校設定科目

課題研究Iの研究を継続・発展させ、学会や発表会で発信活動を行いました。

【研究の成果発表など】

【研究の受賞】

  • 第6回高校生科学教育大賞 優秀賞
  • 第17回「科学の芽」賞 高校生部門努力賞
  • 海の宝アカデミックコンテスト 2022 全国大会 マリン・サイエンス部門 関東・中部ブロック 奨励賞
  • 第16回高校生理科研究発表会 奨励賞

その他の教育課程内の取り組み

2022年度SSH成果発表会

 3月21日(火曜日)、2022年度SSH成果発表会を開催しました。教育関係者、 SSH運営指導委員の先生方、お茶の水女子大学SSHアドバイザリーボードの先生方、保護者や附属中学生、卒業生など88名の参加者に向けて、生徒主体で取り組んできた課題研究の成果を発表しました。午前中は大学講堂にて2年「課題研究I」の8分野、3年「課題研究II」、そして3年必修「総合的な探究の時間~持続可能な社会の探究~」の代表生徒が研究発表および質疑応答を行いました。午後の部では、2年生全員と一部の3年生が校内で下級生に向けてポスター発表形式で研究を紹介し、質問やコメントなどに対応しました。発表は、午前・午後の部ともに、SSH運営指導委員やアドバイザリーボード、SDGs推進研究所の先生方や大学院生、本校卒業生にもご覧いただき、さまざまなご助言・ご指導をいただきました。成果発表会後に行われたSSH運営指導員会では、「研究テーマの多様性に圧倒された」「的を射た質問や、それに対する回答の質が非常に高かった」などのコメントをいただきました。また、生徒による振り返りでは、1年生からは「それぞれの分野の中で普段の授業や日常の疑問にとっかかりを掴んで学びを深めている発表が多いように感じました。スライドは簡潔に、大きく、図や表を用いて視覚的にも分かりやすくなるように工夫されていて説明の理解に役立ちました。数値化、グラフ化し、数字的根拠に基づいて考察をしているグループが多く、説得力がありました」「同じ分野でも幅広い着眼点で研究が行われていて、多様な発表を聞くことができとても勉強になった。先行研究や独自に行った調査を効果的に使って自分の主張や結論を根拠づけしていた。ポスターには要点をまとめ、細かい部分は口頭による説明で補うと聞く側が理解しやすいと感じた」等のコメントが寄せられ、上級生の発表から多くのことを学んだようでした。

    seika1 seika2 

    seika3  seika4 

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    教育課程外における取り組み

    台湾の台北市立第一女子高級中学とのオンライン交流をはじめ、英語による特別講義、STEAM分野の実験・活動を英語で行うSTEAM×English(全3回)、中学生対象の理数体験授業など、様々な活動を企画・実施し、また外部団体の主催するプログラム各種に参加しました。

    その他の取り組み

    SSH先進校視察や、視察受け入れ、教員研修など、SSH活動を一層充実させるために幅広い取り組みを実施したほか、課題研究基礎の取り組みを紹介する「課題研究基礎ブックレット」を発行しました。また、高大連携特別教育とSSHプログラム等の教育実践が認められ、第15回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰を受賞しました。

    視察受け入れ

    • 北鎌倉女子学園中学校高等学校(6月8日)
    • 岡山県立岡山一宮高等学校(10月14日)

    SSH先進校視察

    • 岡山県立岡山一宮高等学校(6月27日)
    • ノートルダム清心女子中学・清心高等学校(6月27日)
    • 広島大学附属高等学校(6月28日)

    教員研修

    • 東京都指定校合同教員研修会参加(7月25日)
    • 関東近県SSH指定7女子等研究交流会(8月18日)
    • 校内教員研修会実施(8月29日)
    • 全国国立大学附属学校連盟高等学校部会教育研究大会参加(10月14日)
    • SSH情報交換会参加(12月26日)
    • 関東近県SSH指定7女子校等課題研究発表会高大接続会議(3月29日)
     
    教育課程における取り組み

    特別授業・研究室訪問・校外学習など、様々な取り組みを行いました。

    生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

    • エシカル・サステイナブルを軸として、身近な生活の中の科学を題材とした講義や、実習・実験を実施しました。
    • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

      【講義のテーマ】

    • 「科学技術で未来社会を切り拓く―人工クモ糸による素材革命―」(7月7日)Spiber株式会社取締役兼執行役菅原潤一氏
    • 「植物の色と染色の科学」(梅・菊組9月28日,蘭組9月29日※蘭組は録画視聴)お茶の水女子大学生物学科名誉教授 作田正明氏
    • 「地球温暖化の現状といま私たちにできること」(11月24日)株式会社ボーダレス・ジャパン ハチドリ電力代表 小野 悠希氏

    課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

    • 「数」、「グラフ」、「データ」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
    • グループで水質調査を実施し、その成果を元に1人1枚ポスターを作成して発表会を行いました。

    • 身のまわりの酸の滴定実験を行い、実験結果や考察について発表(プレゼンテーション)を行いました。
    • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
    • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、分野別課題研究を行いました。その結果について分野内発表会を行い、さらに各分野の代表に選ばれたグループが全体発表を行いました。
    • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

    【講義のテーマ】

    【研究の受賞】

    課題研究I(2年次 学校設定科目)

    • 6領域・8分野でそれぞれの課題研究での活動を行い、10月に「共有の時間」(中間発表)、3月に成果発表会を実施しました。詳しくは2021年度SSH成果発表会のページをご覧ください。

      各講座で大学の先生や専門家をお招きして特別講義を実施し、さらに、研究室訪問、研究室利用、企業や地方自治体へのインタビューなどの活動を行いました。その一部を紹介します。

    【講義のテーマ】

    【研究室訪問など】

    【その他の活動】

    【校外学習】

    【研究の成果発表】

      【研究の受賞】

    課題研究II(3年次 学校設定科目

    課題研究Iの研究を継続・発展させ、学会や発表会で発信活動を行いました。

    その他の教科の受賞

    2021年度SSH成果発表会

     3月22日(火曜日)、2021年度SSH成果発表会を開催しました。150名(本校教員24名含む)の参加があり、教育関係者や保護者のほか、本学附属中学生57名(後日のオンデマンド視聴含む)も参加し、本校の取り組みを広く発信することができました。午前中に代表生徒の発表をオンライン(Zoom利用)で実施し、その後、2年生全員と一部の3年生が校内で下級生に向けて対面式のポスター発表を行いました。発表は、午前・午後の部ともに、SSH運営指導委員やお茶の水女子大学のSSHアドバイザリーボードの先生方や、「課題研究II」のメンターであるお茶の水女子大学大学院博士後期課程の学生の方にもご覧いただき、大変参考になるご助言をいただくことができました。また、「生徒が堂々と発表している姿に感心した」「文理を超えた様々な視点から、科学的な研究を追究できていた」「昨年度よりも発表内容が更にレベルアップした」などのコメントもいただきました。

    代表発表 代表発表

     各クラスで視聴 各クラスで代表生徒の発表を視聴

    [午前の部] 
     午前の部では、2年「課題研究I」の8領域の代表生徒および3年「課題研究II」および「持続可能な社会の探究」の代表生徒が、それぞれ6分間の発表と2分間の質疑応答を行いました。その様子はZoomで各クラスや保護者、附属中学生、教育関係者らに配信されました。運営指導委員やアドバイザリーボードの先生方からは生徒の研究に関して、するどいご指摘や今後の研究に活かせる具体的なアドバイスをいただき、生徒たちは新たな視点を得ることができました。

    [午後の部]
     午後は、2年生全員が1年間かけて取り組んできた計77テーマにわたる「課題研究I」の成果を、1年生および運営指導委員、アドバイザリーボードの先生方に向けて発表しました。1年生は2年生の発表を熱心に聞き、研究内容だけではなく研究手法やテーマ設定に関して積極的に質問する姿が見られました。3年生の代表者らは、体育館にて「課題研究II」や3年必修「持続可能な社会の探究」において取り組んだ課題のポスター発表(計20テーマ)を行いました。生命倫理を取り扱ったテーマが多く、2年生は来年度の自分たちの活動などをイメージしながら発表を聞いていたようです。「課題研究II」に関しては、3年生ならではの深く掘り下げられた研究に感心しつつ、研究と入試準備の両立に関して助言を仰ぐ2年生の姿も見られました。

     発表会の当日録画は、附属中学の希望者46名に3月25日(金)に視聴され、本校生徒たちにとっては研究の成果を広く発信し、下級生に普及していく貴重な機会となりました。

    ポスターセッション1 午後のポスターセッション

    ポスターセッション2 ポスターセッション3

     ポスターセッション4 運営指導委員の先生方からもご助言をいただく
     

    教育課程外の取り組み

    台湾の台北市立第一女子高級中学とのオンラインでのディスカッションをはじめ、ハワイ大学やグリフィス大学など、海外の大学の研究者の特別講義を英語で聞くなどの活動を行いました。

    その他の取り組み

    SSH先進校視察や、視察受け入れ、教員研修など、SSH活動を一層充実させるために幅広い取り組みを実施しました。

    視察受け入れ

    SSH先進校視察

    • 島根県立出雲高等学校(5月10日)
    • 鹿児島県立国分高等学校(5月14日)管理職視察も同日実施
    • 愛媛県立松山南高等学校(5月17日)

    教員研修

     
    教育課程における取り組み

    生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

    課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

    • 「数」、「グラフ」、「データ」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
    • 水質調査を行いポスターを作成し、2学期にはグループでポスター発表を行い共有しました。
    • 身のまわりの酸の滴定実験を行い、実験結果や考察について発表(プレゼンテーション)を行いました。

    • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
    • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、グループ別課題研究を行いました。その結果について分野別発表会を行い、さらに各分野の代表に選ばれたグループが全体発表を行いました。
    • 大学の先生および専門家による特別講義を行いました。

      【講義のテーマ】

    課題研究I(2年次 学校設定科目)

    2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)

    3月13日(土曜日)、2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)を開催しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、対面とオンラインを併用して実施しました。

    午前の部①では、「課題研究I」の各領域の代表生徒による口頭発表を行いました。1・2年生は各HR教室からオンラインで参加しました。事前に申し込みをいただいた全国の教育関係者、保護者の方々にもオンラインでご参加いただきました。発表生徒と運営指導委員の方々(他大学教授や研究機関関係者)やアドバイザリーボードの方々(お茶大教授)の質疑応答を視聴していた1年生からは、「社会科学や芸術文化と科学などの主観的になりかねないテーマについてもいかに客観的に科学的に探究していくかがポイントだと思った」「大学の先生に質問されてもはっきりと答えられるくらい根拠を持って探究を進める必要があるのだと感じた」といった感想がきかれました。

    午前の部②では、2年生全員がグループまたは個人でポスター発表を行いました。16教室に研究の成果として作成された78テーマの大型ポスターがすべて掲示されました。2年生は、1年生や運営指導委員、アドバイザリーボードに向けて、テーマ設定の難しさ、実験等の過程、文献調査やインタビューについて等、自分たちの経験を生き生きと伝えていました。

    午後の部では、対面とオンラインによる研究協議を行いました。運営指導委員やアドバイザリーボードからは、生徒自身が設定したテーマや探究方法への教師の指導のタイミング、ポスターセッションの方法、理系や文系にとらわれない様々なテーマを科学的に探究するための留意点など、多岐にわたって講評をいただきました。外部の参加者からも全校体制で取り組んでいることや教科間連携などについて、大変勉強になったとのお声をいただきました。
    2020SSH成果発表会1 2020SSH成果発表会3 

    2020SSH成果発表会2

     

    教育課程外の取り組み

    海外交流

    • 例年は3泊4日の台湾研修を実施していますが、今年度はCOVID-19の影響により研修を中止し、台北市立第一女子高級中学(台北一女)とのオンラインミーティングを実施しました。2年生9名が参加し、プレゼンテーションやディスカッションを通じて台北一女の生徒と議論を深めました。

    特別講義

    • 1年生全員がGoogle社主催Mind the Gapオンラインプログラムに参加しました。女性エンジニアによる講義では、情報科学分野の紹介やその分野の可能性・将来性、講師が情報科学の道に進んだ経緯等についても話を伺いました。また、技術部門で働く女性をはじめとするメンバーによる質疑応答も行われました。
    • 読売新聞社主催ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「次世代へのメッセージ」に本校19名の生徒が参加しました。「知の継承~リチウムイオン電池への道」をテーマに旭化成名誉フェロー教授・吉野彰氏(2019年ノーベル化学賞)と筑波大学名誉教授・白川英樹氏(2000年ノーベル化学賞)および横浜薬科大学学長・江崎玲於奈氏(1973年ノーベル物理学賞)による基調講演・パネル討論・質疑応答が行われました。

    課題研究の成果発表

    • 東京工業大学主催第13回高校生バイオコン・第14回バイオものコンにおいて、本校2年生2チーム12名が、高校生バイオコン優勝、バイオものコン優勝・社会貢献賞・審査員特別賞を受賞しました。
    • 文部科学省主催・JST主催令和2年度SSH指定校生徒研究発表会にて3年生1名が最終発表者に選考され、全国に発信しました。また、2年生2名が当日終日参加しました。さらに1、2年生全員がオンデマンドのポスター発表の視聴を行い、研究の参考にしました。
    • 東京都内SSH指定校合同発表会に、2年生32名(口頭発表1件、ポスター発表19件)が参加しました。口頭発表では「暮らしの化学」分野の生徒2名が「ブルーベリー発電と電解液〜色素増感型太陽電池〜」について発表し,活発な質疑応答が行われました。ポスター発表には,「暮らしの化学」より3件5名,「数理・情報科学」より2件3名,「芸術文化と科学:色と形の科学」より1件1名,「芸術文化と科学:文学」より1件1名,「社会科学」より12件20名が参加し,オンデマンドでの質疑応答が行われ,多様な分野の成果を発信しました。
    • 令和2年度Tokyoサイエンスフェア「研究発表会」に、2年生4名(「暮らしの化学」より1件2名、「数理・情報科学」より1件2名)が参加しポスター発表を行いました。
    • 関東近県SSH指定校合同発表会に2年生21名が発表者として参加しました。
    • 本校主催2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)を実施しました。
    • 第83回情報処理学会全国大会併催 第3階中高生情報学研究コンテストにて、「数理・情報科学」から2年生2名がポスター発表を行い、奨励賞を受賞しました。
    教育課程における取り組み

    生活の科学(1年次 家庭科 学校設定科目)

    課題研究基礎(1年次 学校設定科目)

    • 5月に諏訪地方で水質調査や地形観察を体験し、教室における学びを観察・実験・実習により深めることを試みました。
    • 「数について」、「数値を扱う」、「データの扱い」の3つのテーマについて、数学・理科・情報のそれぞれの科目の特性をいかしたアプローチによる授業を行い、日ごろ、各教科・科目で学んでいる内容を融合させ、理解を深めることを試みました。
    • 物理・地学、化学、生物、数学・情報の4分野に分かれて、グループ別課題研究を行いました。その結果は分野別発表会においてプレゼンテーションを行い、共有しました。

    課題研究I(2年次 学校設定科目)

    • 「持続可能な社会の探究I」(2年次「総合的な学習の時間」)のそれぞれの講座において、次年度の「課題研究I」にスムーズに移行できるよう、さまざまな新しい取り組みを試みました。
    • それぞれの課題研究に必要な基礎調査として必要なフィールドワークの準備を3月から進め、5月には全員がフィールドワークを行いました。詳しくは2年「持続可能な社会の探究I」フィールドワーク実施のページをご覧ください。このほかにも、年間を通じ、それぞれの課題研究に必要なフィールドワークをグループごとに計画し、実施しました。
    教育課程外の取り組み

    海外研修

    • 台湾研修を実施し2年生29名が参加しました。台北市立第一女子高級中学(北一女)において、本校生徒が取り組んでいる課題に関して北一女の生徒と議論を深めました。
    • 公益財団法人イオンワンパーセントクラブ主催のイオン・アジアユースリーダーズ2019のメンバーとして、生徒4名がベトナムのハノイを訪問し、アジア諸国の学生とともにフィールドワークを行い、ベトナムの食にかかわる課題解決に向けた提言案を発信しました。

    校外学習

     

    課題研究の成果発表

    • 令和元年度SSH指定校生徒研究発表会に生徒5名が参加しました。そのうちの1名が、校外における課題研究の成果を発表し、ポスター賞を受賞しました。
    • 東京都内SSH指定校生徒研究成果発表会に、2年生4名と3年生1名が参加しました。2年生は「持続可能な社会の探究I」の情報技術と創造力講座においてグループで取り組んだ課題研究の成果を、「SSDSEの統計分析による離婚原因の考察」と題した口頭発表により報告し、参加者との活発な質疑応答を行いました。3年生は、5月に「日本気象学会2019年度春季大会 第5回日本気象学会ジュニアセッション」において発表した「オーロラの音の発生原理についての研究」をポスターにまとめ発表しました。
    • 第16回中高生南極北極科学コンテストに、「不凍タンパク質のがん治療への応用」と題したレポートを応募し奨励賞を受賞した1年生1名が、南極北極ジュニアフォーラム2019においてポスター発表を行いました。

    メディア掲載

    本校生徒・教員による研究活動や教育活動、研究成果の受賞などが様々なメディアで取り上げられました。

    • 朝日新聞「高校ポートレート」(2023年10月13、20、27日および11月3日)で4回にわたり紹介されました。第1回(10月13日)は、自治会執行部長の本校2年生生徒が本校の特色を紹介し、国土交通省都市政策課で働く本校卒業生が高校時代での学びを振り返りました。第2回(10月20日)では、本校のSSHプログラムの内容が取り上げられ、文理問わずに探究活動に取り組み科学的思考を育てていく生徒らの様子が紹介されました。第3回(10月27日)では直前に行われたダンスコンクールを通して自己表現の楽しさを実感する生徒らの姿が書かれ、第4回(11月3日)では吉田校長が社会の変化に対応しながら教養を高める本校の教育方針や女子校の意義を語りました。

      以下のリンクから記事の一部にアクセスすることができます。
      第1回 自由だから育む自分の考え
      https://www.asahi.com/articles/ASRBF3QQZR9XOXIE029.html
      https://www.asahi.com/articles/ASRBF3TZGR9XOXIE02B.html
      第2回 科学的思考 文理問わずに持つ
      https://www.asahi.com/articles/ASRBN577ZRB2OXIE00Y.html
      第3回 創作ダンス クラスの絆強く
      https://www.asahi.com/articles/ASRBW5JHFRBDOXIE01H.html
      第4回 リベラルアーツ 広い視野 深い知見
      https://www.asahi.com/articles/ASRC24HK8RBLOXIE007.html

    • キャリアガイダンスVol.448(2023年10月、リクルート進学総研)「先進校に学ぶキャリア教育の実践」として本校取り組みが掲載されました。『全教科・活動の学びを統合して科学的な視点で取り組む探究力を育成』お茶の水女子大学附属高等学校(東京・国立)の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
    • 読売新聞(2023年6月25日)・読売新聞オンライン(2023年6月26日) 1年「課題研究基礎」の有志生徒が、ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「江崎博士受賞50年『戦後日本 知の発展』」に参加して発言した様子が掲載されました。
      ノーベル賞フォーラムの記事はこちらをご覧ください。動画はこちらからご覧いただけます。(新しいウインドウが開きます)

    • 日経サイエンス(2023年6月)「中高生が学ぶサイエンス講義」に2年課題研究I(暮らしの化学・生命科学)の特別授業が紹介されました。株式会社日経サイエンス協力のもと、花王ヘアケア研究所研究員の西田由香里氏をお招きし、「毛髪の科学」と題して髪を美しく導くための本質研究について学びました。記事はこちらを、授業の様子はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • 高校生新聞ONLiNe(2023年6月21日) 2022年度課題研究I(生命科学)の有志生徒2名の研究が、高校生新聞ONLiNeで紹介されました。 この研究は「嘘を見抜く」がテーマで、2023年3月に開催された「関東近県SSH指定合同研究発表会」で発表されました。研究の進め方についての取材を受けた記事はこちらをご覧ください。『嘘を見抜く方法はあるの?高校生二人組が「汗の量」に注目し1年間研究してみた』(新しいウインドウが開きます)

    • 福島県ホープツーリズム総合ガイドブックVer.4(2022年福島県観光交流局) 
      本校の「福島フィールドワーク」がホープツーリズムを起用したSSHの取組み事例として紹介されました。2022年度の福島フィールドワークの様子はこちらをご覧ください。
      福島ホープツーリズム記事(PDF形式 411キロバイト)

    • SDGs MAGAZINE (2021年11月6日)2年課題研究I(地球環境科学)の有志生徒及び3年有志生徒が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催のイベント「サイエンスアゴラ2021」に参加し、取材に協力した様子が紹介されました。学校生活において起こり得るインターネット上での人間関係について考える教材をもとに、意見を出し合うことで、多様な意見により気づきの深化が起こることを体験するなど、有意義な時間を過ごしました。 記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
    • Japan In-depth(2021年9月5日)研究主任の葭内ありさ教諭が、家庭科教育のインタビューの中で本校のSSHプログラムおよび本校SSH学校設定科目「生活の科学」の取り組みや公開教育研究会を紹介しました。
      記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

      同メディア循環型ファッツションとショートインタビュー版(2021年8 月28日)にも、本校のSSHプログラムが紹介されています。
      記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • 教育雑誌「教育応援」(2021年6月Vol.50、株式会社リバネス)東京工業大学主催「第13回高校生バイオコン・第14回バイオものコン」における、本校2年生2チーム12名の高校生バイオコン優勝、バイオものコン優勝・社会貢献賞・審査員特別賞受賞が紹介されました。
      教育応援の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • OCHADAI GAZETTE(2021年7月号 巻頭特集:お茶大のAIとデータサイエンス)情報科山口健二教諭がSSH学校設定科目「課題研究基礎」で実施したデータサイエンスを扱う取り組みが紹介されました。
      OCHADAI GAZETTEの記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • J-WAVE 81.3FM.  Ethical Wave(2021年4月17日)家庭科・研究主任の葭内ありさ教諭がラジオにゲスト出演し、本校のSSHの取り組みとテーマについて紹介しました。
      番組ホームページはこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • 朝日中高生新聞(2021年1月1日)ジェンダー問題について課題研究を進めている生徒5名が、朝日中高生新聞のインタビューを受けました。「持続可能な未来」のための行動として、ジェンダー問題解決のために「意識を変える」提言を発信しました。
      朝日中高生新聞の記事はこちらをご覧ください.(新しいウインドウが開きます)

    • 朝日新聞(2020年12月7日、朝刊全国版・教育面(15)「花まる先生 公開授業」)家庭科葭内ありさ教諭がエシカル消費の実践的取り組みに関する取材を受けました。
      朝日新聞の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

    • 『VOGUE JAPAN』(2020年11月8日)小泉進次郎環境大臣とZ世代の若手活動家・起業家らによるVOUGUE JAPAN公式YouTube座談会に、生徒が登壇しました。海洋プラスチックの研究を行い、家庭科の授業でアフリカ教育支援につながるエシカルな商品を開発した本校3年生1名が、環境問題や本校の探究活動について発信しました。
      座談会の動画はこちらをご覧ください。 (新しいウインドウが開きます)
       

    卒業生の活躍

    SSHのカリキュラムのもとに学んだ生徒たちの卒業後が紹介されました。 

    • ザッツ・京大(2023年5月24日京都大学) 2019年度卒業生が紹介されました。
      「長期入院が夢のきっかけ。病気と闘う子どもたちの生活を看護の力で明るいものに」
      ザッツ・京大の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
       
    • お茶の水女子大学大学案内2023(2022年6月お茶の水女子大学) 2019年度卒業生が紹介されました。
      生活科学部食物栄養学科 THE VOICE OF A STUDENT「食から繋がる世界に魅了される毎日」
      お茶の水女子大学案内2023の記事はこちらをご覧ください。
       

    • キミの東大(2022年6月29日東京大学) 2021年度卒業生が紹介されました。
      「小学校の頃から取り組んできた鳥類の研究。鳥と自然環境の保全活動へと発展させたい」
      ――2022推薦生インタビュー農学部
      キミの東大の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
       
    • キミの東大(2020年7月9日東京大学) 2019年度卒業生が紹介されました。
      「高校では熱中症の探究活動に注力。学問領域を横断して環境問題の解決を図るコーディネーターになりたい」
      ――2020推薦生推薦生インタビュー教養学部
      キミの東大の記事はこちらをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)
       
    卒業生インタビュー

    卒業生に、本校での探究活動がその後の大学生活や自分の進路にどのような影響を与えたかなどを聞きました。

    2022年度卒業(2023年9月インタビュー)
    東京工業大学 物質理工学院1年 田中里奈(たなかりな)さん
    埼玉大学 工学部環境社会デザイン学科1年 谷塚由実子(やつかゆみこ)さん
    筑波大学 生命環境学群生物学類1年 國﨑沙和子(くにさきさわこ)さん
    お茶の水女子大学 理学部生物学科1年 和田幸佳(わだゆきか)さん

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    Q 2020年入学生は、本校が2019年にSSHに指定され、それが周知されて入学してきた初めての学年ですね。学校を選ぶに当たり、SSHであることを意識していましたか。

    和田:実は私はSSHだということを知らずに入って来ました。中学1年で学校説明会に来て、その時はスーパーグローバルハイスクール(SGH)だったのでSGHが続いているものと思っていました(笑)。とはいえ、SGHもそれほど意識していなくて、むしろ「360の輝く個性」というキャッチフレーズに一目ぼれして、お茶高に決めました。

    谷塚:私もSGHだと思っていました(笑)。英語が話せるようになったらいいなぐらいの乗りで。実際お茶高に入ってみたら、周囲の英語力がすごく高くて驚きました。

    國﨑:実際、お茶高生は英語、強いですよね。私はSSHとわかって入りましたが、それが決め手ではありませんでした。中2で学校説明会に来て、その時はSGHの説明を聞きました。SGH、SSHということよりも、お茶高の雰囲気や校舎、「360の輝く個性」、「自主自律の精神」、「知の継承と創造」というのに強く魅かれ、受験の前は、何度もホームぺージを開けて、そのキャッチフレーズを読み返していました。

    Q 皆さんの学年は、コロナ禍の影響で入学式がなくなり、その後の休校、6月にやっと分散登校が始まった学年で、大変なこともたくさんあったと思います。SSHのカリキュラムはいかがでしたか。

    田中: 1年生の「課題研究基礎」で一通り手法を学び、プチ課題研究もやったことで、その後の課題研究をイメージすることができ、とても役立ったと感じています。

    谷塚:私は1年生の「生活の科学」(家庭科)が課題研究につながりました。授業で扱った草木染を応用して、「オレンジの皮で爪を染める」ことをテーマに研究しました。オレンジの皮は、1年中入手可能で、皮を使えばフードロスにもならないし、余り物で爪を染められたらいいなと思ったのが研究のきっかけです。

    國﨑:私も家庭科の授業で学んだことが課題研究のヒントになりました。捨てられてしまう物の価値を高めるアップサイクルという考え方を応用して、アルミ缶から宝石を作れたらと考え、「実験室でアルミニウムから宝石を作る」を課題研究のテーマにしました。実際にはアルミホイルを使ったのですが、先行研究をいろいろ調べて、電気炉を使った方法を試行錯誤しました。最終的には得体の知れない、ちょっとピンクっぽいところがある塊ができたのですが、それが宝石と言えるのかはわかりませんでした(笑)。

    和田:私は音楽と科学を結び付け、数値で音楽の力を証明したいと考えていました。最初は「植物状態の人を音楽で回復させる」というテーマで課題研究を始めたのですが、医学の知識がなく、人で実験するわけにもいかないので、行き詰ってしまいました。ただ、今になって思うと、どうすればいいのだろうと、考え続ける癖がついたのが、大きな財産になったと思います。結局、11月になって、「人を洗脳できる音楽のテンポ」にテーマ変更しましたが、明確な結論は出ないまま、時間切れとなってしまいました。でも、音楽と数学がつながっていることが実感できたことや、課題研究の担当の先生とあれこれ議論を繰り返したことが、今に生きています。

    田中:私は、「ヒトの生まれつきの色素はどのように決定されるのか」というテーマで課題研究をしました。先行研究を調べて、実験・考察を繰り返すことで、研究というものをどのようにしていくのか、イメージできるようになりました。どういう研究を大学でやりたいかという視点は、進路を選択するうえでも役立ったと思っています。宇宙系にも興味があったのですが、それより化学系、理論化学よりも応用化学という風に、自分のやりたい分野を、課題研究で得た研究のイメージを元に絞っていきました。

    谷塚:課題研究によって、レポートにまとめ、分析し、考察するといったことやICTスキルは相当鍛えられたと思います。受験勉強と両立するのは大変な面もありましたが、大学に入って役立つことは間違いありません。分からないことをすぐに調べる習慣もつきました。

    Q 後輩たちへ伝えたいことなどを自由にお話しください。

    和田:高校生の時は、大学の先生は遠い存在かもしれませんが、意外に応えてくださるというのが実感です。お茶大キャリアガイダンスのときなどに、勇気を出して質問してみるのがオススメです。一歩勇気を出して相談してみると、たくさんお話してくださいます。

    國﨑:同感です。同じ敷地内に大学があるのは、課題研究をするうえで、いい環境だと改めて思います。私は、課題研究でお茶大の設備を使わせてもらったり、研究に行き詰った時にはお茶大の化学の先生のアドバイスをいただいたりもしました。勇気を出して質問してみると、大学の先生はそのような高校生を歓迎してくださいます。

    田中:課題研究については、大学でもやりたいことを高校でやってみるのもいいですが、今興味のあることをやって、高校だけのテーマになってもいいと思います。私は、高校2年の終わりまで文理も決めていなかったので、前から気になっていたことを解消したいという興味だけで進みました。

    國﨑:それは本当にオススメです。私は理系に進むという考えしかなく、練習という意味でも純粋な理系のテーマを研究しましたが、今思うと、高校時代にもっと寄り道してもよかったかなと思うこともあります。

    谷塚:自分の好きなことを、何でもいいから、高校時代に突き詰めていけるといいですよね。この分野でないとダメだと思うと苦しくなるけれども、好きなことなら苦しくても何とかなるし、挑戦すればいいと思います。

    國﨑:私も、挑戦する勇気が大事だと思います。挑戦してやってみれば何とかなることが多いし、何とかなれば自信になります。何とかならなければ、いい経験になったと思えばいいので、強制するわけではないですが、後輩たちには、「やってみれば」と伝えたいです。

    2021年度卒業 (2023年9月インタビュー)
    東京大学 理科I類(工学部計数工学科進学予定)2年 木村 眞子(きむら まこ)さん 
    東京慈恵会医科大学 医学部医学科1年 岡田 蘭子(おかだ らんこ)さん 
    二松學舎大学 文学部中国文学科書道専攻1年 福島 光砂(ふくしま ありさ)さん 

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    Q 2019年入学生は、入学してから、お茶高がSSHであることを知った学年ですね。SSHの取組はいかがでしたか。

    木村:まず入学して、1年生の「探究入門~問いを立てる」が面白かったです。大学の様々な分野の先生の話を聞き、自分の進路について興味のある分野を見つけるきっかけになりました。

    岡田:いろんな分野の先生の話を聞くことで、私もすごく視野が広がりました。1年生の時は、自分が何をやりたいか、まだ決まっていなかったのですが、学問は文系理系といった分け隔てがあるものではなく、様々な分野が繋がっているということがわかるようになったことが大きな収穫でした。

    福島:文理は分かれているものではなく、学問分野同士が意外なところで繋がっているということは、大きな発見でした。最新分野の研究やマニアックな研究に触れ、そこまでの道のりを自分で探していくということに気づかされたことも、刺激になりました。

     課題研究ではどんなことに取り組みましたか。

    福島:私は「幾何学模様」をテーマに設定しました。ひと口に文様といっても奥が深く、芸術的なことを、数学、民俗学、宗教などに落とし込める、学問が交差しているという気づきが面白かったです。特に、芸術に対して、科学や数学で切り込むという視点に魅かれて、今はそういうテーマ:「文化財の保存科学」を探究するため、大学院に進学できればと考えています。課題研究のおかげで、分からないものを自分で調べることが当たり前になって、もやもやを放っておかない癖がついたと思います。最近、研究論文を読んでいて、大正時代の人と同じ研究分野に行きついたときは非常に感動しました。

    木村:私は、「くさやの臭いは消せるのか」というテーマで探究しました。結局、思うような結論は出なかったのですが、自分たちで計画して、実験して、考察を考え、それを繰り返すという手順を学びました。それは、受験勉強も同じで、私は塾に行っていなかったこともあり、自分で計画を立てて進めないといけなかったのですが、それがまさに探究活動と同じという感じでした。今後何をやっても、どの分野でも、自分で探究することは必要だと思いますが、どのように考えを進めていけばよいかを高校の課題研究を通して体得できたのは、大きな成果だったと思っています。

    岡田:私は、「ゲシュタルト心理学」をテーマにしました。とにかく、論文を読み漁り、未だにわかっていないことが多い分野だということがわかったという感じです。大学に入って心理学の授業を取り、高校の課題研究で自分がやっていたことが大学レベルだったことがわかりました。当時は物理がまだ学習途上だったけれど、今大学に入ってこの分野をやると、もやもやしていたことが、どんどん繋がっていって感動しました。今思うと、お茶高の課題研究は、みんながそれぞれ自分の好きな専門領域を高校生なりに大学レベルでやっていたのだと実感します。

    Q お茶高での学びを振り返りつつ、後輩たちへ伝えたいことなどを自由にお話しください。

    岡田:私自身を振り返ると、3年生で体育祭団長をやるなど、高校生でしかできないことを楽しんだことがよかったと思っています。結果浪人になっても、高校でやり残したことはないという心持ちで勉強に集中できました。後輩たちには、自分が今できることを考えて、精一杯楽しんでほしいです。色々なことに興味を持って挑戦している友人に囲まれて過ごした3年間はとても恵まれていたと感じています。

    木村:高3まで文理に分かれず、幅広く学べる環境がすごくよかったです。大学に入学する際には一旦選ばなければなりませんが、入学後にほかの分野に進みたくなったとしても、基礎を一通り学んでいるので、他の分野に進む心理的ハードルは低いように感じますし、専門の研究をするなかで、他の分野の知識が必要になることがあっても、研究を進めやすいと思います。私は、計数工学の分野に進むのですが、まずは基礎をしっかり身に着けて、大学院ではそれを応用できたらと考えています。

    福島:私は結果的に文系に進みましたが、理系の基礎教養を高校で身に付けたおかげで、大学に入ってから、周囲とは違う角度で学問ができる実感があります。お茶高は、能力の高い人がたくさんいて、色々なことに興味をもって、挑戦したり、探究したりしている。時に彼女たちの専門性の高さがコンプレックスになることがあっても、得難く素晴らしい環境だったと今では感じます。大学に入って留学生と交流する機会に恵まれるようになったのですが、理系の留学生でも古典や芸術の基礎教養があると喜んでくれます。外国語で源氏物語や理学の話をしたりしていると、「日本人は皆こんなに何でも知っているの?」と言われるのですが、それは私がお茶高で学んだおかげです。基礎基本・教養教育を一貫して貫いている母校が本当に誇らしいです。

    東京大学文科二類(経済学部進学予定)2年 田附 紗夕(たづけ さゆ)さん 2021年度卒業 (2023年6月インタビュー)

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    Q お茶高の学びを振り返って、どう感じていますか?

    A お茶高の授業では、先生方の豊かな知識に圧倒されながら、楽しくかつ実践的に学ぶことができました。教養主義でいろいろな科目を学べたのがとてもよかったです。授業で得た知識が興味の種となり、新たな発見にワクワクする毎日でした。また、双方向の授業の中でついた、自分の意見をもち考えをまとめる習慣は、今でも活されてかされていると思います。いつも刺激をくれる友達に囲まれたお茶高での学びは、自分の可能性をどこまでも広げてくれ、私にとってかけがえのない3年間でした。

    Q 2019年入学生は、入学してから、SSHであることを知った学年ですね。SSHはどうでしたか。

    A SSHを通して、立てた仮説が実証され成功するよりも、結果が思うようなものではなかったときに、何が問題かを見つけ出し論理的にその打開案を考えていくことこそが、大切なプロセスであると身に沁みて感じました。先生と相談しながら、自分にできる方法で探究活動を進めることができ、難しいだろうと思っていた研究に対する壁も払拭されました。

     また、大学の先生や企業の方による特別講義では、研究に対する姿勢、そして困難を乗り越える力について伺い、未知の世界に触れることができました。

    Q 課題研究のテーマは何でしたか?

    A お弁当の中のお米がパサパサになりやすいことに着目し、時間が経ってもおいしい「ご飯の炊き方」をテーマに、ご飯の水分を保持する効果や手軽に実践できる方法を研究しました。2年生3月の校内成果発表会で領域代表として発表したほか、東京都内SSH指定校合同成果発表会や関東近県SSH指定校合同発表会など、校外へも積極的に挑戦したことで、わかりやすく伝えるプレゼン能力を養うことができました。

    Q 大学で取組んでいる活動・研究について教えてください。

    A 現在教養課程で幅広く学んでいるところです。私はもともと文理問わず総合的に学ぶことが好きなので、さまざまな分野に触れることができて楽しいです。

     例えば、昨年度は『ブランドデザインスタジオ26 新しい「幸せ」のブランド(創造編)』という博報堂との産学連携授業が、特に面白かったです。「幸せ」は東大の推薦入試の際の志望理由書で言及している、私にとって大変関心のあるテーマであり、さらにブランドプロデュースやブランドデザインにも興味があったため、履修しました。コンテストに向けてチームで協力しながら、情報収集・調査・分析、課題発見・コンセプト作成、アイデア具体化・発表を進めつつ、社員の方から思考方法やアイデアの広げ方についてのアドバイスを直接いただくこともでき、貴重な経験でした。夜遅くまでオンラインミーティングを行い、ときにはぶつかりながらも、チーム全員が納得できる形で挑むことができ、大きな達成感を味わいました。
     サークル活動では、“UT-BASE”という「東大生の挑戦・熱中・学びの機会を最大化する」ことを掲げる団体に所属しています。情報発信のみならず、イベント開催・ゼミ運営などを幅広く行う学内メディアです。広報・デザイン・ユーザー分析などを担当して自分の興味を深めながら、優秀なメンバーと活動することは刺激や成長につながっています。

    Q 最後に、お茶高生へのメッセージをお願いします。

    A 少しでも気になったことにはどんどん挑戦する「前向きな行動力」を大切にしてほしいです。その一歩が、大きなきっかけになるかもしれないし、何かの発見につながるかもしれません。たとえそれが自分に合っていなかったとしても、これは違ったなと気づくことができます。私は、やった失敗よりもやらなかったときの後悔の方が心残りになると、自分に言い聞かせていました。今しかできないことは今やろうという意気込みで、どんどん挑戦してください。

     また、私がやってみてよかったのは、見たこと聞いたことに対し、一度自分なりに噛み砕いて解釈するステップを踏むことです。新たな発見に出会え、そのふとした気づきが、未来の自分の考えや行動に活きてくるように思います。習慣づけると、日々の学びの量が増えて楽しいので、勉強に限らず何事にも活かしてほしいです。
                                      

    東京工業大学工学院経営工学系2年  成 玲娜(そん れいな)さん 2019年度卒業

    卒業生

    質問 高校時代の探究活動ではどのようなことを行いましたか?

    回答 未来の防災・減災に関係した探究活動を行いました。東日本大震災を取り上げて、地震、津波、原発事故の避難生活に関しての調査からはじめ、実際に福島へフィールドワークへ行き、インタビューや、今の高校生の防災への意識を知るために、東京と現地高校生へのアンケートなどを行いました。実際に感じたことや学んだことをWebサイトにまとめました。
    「ふくしまから考える未来」http://shirou-fukushima.jp 
    第21回全国中学高校Webコンテスト金賞

    質問 そのテーマで探究したきっかけは何ですか。

    回答 学校で実施の、「福島フィールドワーク」に、高校1年生の時に参加したことが大きいです。高校1年生のSGH学校設定科目「グローバル地理」で防災について学び、関心は持っていたところに、学校で福島訪問の企画があり、さらに興味・関心が高まりました。2年生の時には、探究活動の一貫として、福島を再訪しました。現地では、様々な場所を見学するだけではなく、東京電力の方や、住民の方など、東日本大震災に対して異なる立場の方からお話を伺いました。それぞれの方が、復興なのか、もっと現状を進化させていきたいのかなど、「軸」に考えていることが違い、行政の状況など、現地でお聞きして初めてわかることも多く、多様な視点を得ることができました。

    質問 探究活動で学んだことは何ですか?

    回答  ただ調べるだけではダメで、自分の目や耳で確認すること、行動して知ることが大切だということを感じました。実際のフィールドワークを通じて、自分が想定していなかった視点を得ることが出来ました。外部の方への電話やメールでのアポイントメントを自分で行うことも良い経験となりました。

    質問 探究活動では、グループリーダーにもなりましたね。

    回答  はい、リーダシップとは何か、ということも学んだことです。探究活動のグループリーダーになり、チームを動かす大変さを経験しながらリーダー像が変わりました。リーダーは、指示したり引っ張るのが大切だと思っていましたが、フォロワーの性格や得意なことを把握して、自分も楽しく、どうやって働きかけるかが重要です。リーダーとしてもできないことはできないとはっきり言い、メンバーの進捗が遅い場合は、相手のためにも、自分のためにもそれをきちんと伝えていくようになりました。

    質問  進路選択と高校での学びはどう関わりましたか。

    回答  実は、中学までは、ずっと心理学に興味があって、文系に進学すると思っていました。でも、高校の授業が、理系進学のきっかけになりました。
    例えば、お茶高は、高大連携で、大学と連携した授業も多かったですよね。大学の先生と高校の先生で連携して教えていただいた、「教養数学」の時間には、虹を数学で考えることを通して、数学により関心を持つようになりました。高校の化学の授業で、特別講師のお茶大の女性の先生から学んだことが、理系に興味を持ったきっかけにもなっています。
    心理学への興味も続いています。お茶高は、お茶大の授業を履修できるシステムがあり、私「心理学」を受講しました。人間工学など、今大学で取り組んでいることにも心理学に関係しているものがあります。大学では、どんどん関心や興味の対象が広がっている感じです。

    質問  大学での活動を教えてください。

    回答  連携入試を活用して進学した東京工業大学で、経済学や数理工学など、専門の基礎となる学問を学んでいます。
    高校で福島フィールドワークに参加したことで、「何か自分にできることはないか?力になりたい!」という気持ちになり、現在は、福島で学生インターンとして、地域活性化のために役に立ちたい学生と企業とのコーディネーターとして活動しています。インターンでは、高校で学んだリーダーシップについて身につけたことが、とても役立っています。チームビルディングにも、インターン生としても、リーダーシップ、フォロワーシップの両方のマインドが本当に必要です。究極には、「人とどう関わるか」ということですね。

    質問  卒業して高校での学びをふりかえって気づいたことはありますか。

    回答  卒業してみると、改めて教養教育を軸に学べたことに、ありがたさを感じます。
    「SDGs・エシカル」や「ジェンダー」などの基礎知識を学べたことで、社会に対する関心だったり、社会に課題意識を持ち、自分で問いをたて、課題解決をすることを高校生のうちにできたことが、とてもいい経験でした。
    プレゼンテーションなどを用意するときにも、高校での経験が生きています。私は東工大のアーツサイエンスの部分にもとても惹かれおり、大学ではどんどん興味や関心が広がっています。

    質問  最後に、中学生や高校生へメッセージをお願いします。

    回答  やりたいことはやりましょう!自分の幅や視野を広げる機会です。動くことで得られる知見や、出会った人が見えない財産になると思います。
    それから、「井の中の蛙」にならないように.自分がいる場所は世界のほんの一部です。それを知るためにも行動しましょう!
     

    東京大学2年 教養学部国際環境学コースに進学予定  上田萌加(うえだ もえか)さん   2019年度卒業

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    質問 高校時代の探究活動ではどのようなことを行いましたか?

    回答  熱中症について探究しました。気候条件との相関を分析したり、熱中症を防ぐための情報発信をしたり、熱中症から環境問題へと目を向ける取り組みをしたりしながら、地球環境への興味を深めました。

    質問  そのテーマで探究したきっかけは何ですか。

    回答  環境問題について、身近な題材で「何か社会に働きかけてみたい」と考えていました。同様の思いをもつメンバーで集まり、「探究活動がどこに行き着くかわからないワクワク感」を持って取り組みを始めました。学校生活の中で、熱中症リスクの指数であるWBGTの影響を感じたことが、熱中症を切り口として取り上げるきっかけになりました。

    私はお茶大附属中学校在籍中、水や環境についての自主研究を行っていました。そのころに参加した附属高校の成果発表会で、「経済発展と環境」講座の高校生がグループで協働して探究活動に取り組み、成果を外部に発信して社会貢献につなげていこうとする様子を見て、自分もやってみたい!と思いました。

    質問  探究活動で学んだことは何ですか?

    回答  協働の楽しさと難しさを常に感じました。役割分担する際に、行うべきことの量と締切を適切に設定することにはとても悩みました。また、アイデアが果てしなく広がる一方、収束点をどこに持っていくかなど考えを整理することに苦労し、先生方にフィードバックを求めに行くことの大切さに気付きました。

    グループの集大成として位置付けていたWebコンテストでは、目指していた結果を残せず悔しかったです。だからこそ、明確な改善点やさらなる探究への高いモチベーションが得られ、ゴールも気づけばスタートとなっていました。

    次第に評価されることにこだわるよりもいかに共感してもらうかが大切だと気づき、伝え方や魅せ方を考えるようになりました。

    さらに、社会へ発信することはネットワークを広げる効果があることもわかりました。この探究活動で出会った団体や専門家の方々に私たちが作ったWebサイト「熱中症予防声かけプロジェクト」を紹介していただき、さらに多くの人たちへ発信することができました。

    質問  探究活動以外には、どんなことに取り組みましたか。

    回答  学習環境を世界に広げることで新たな学びを得たいという思いから、高校で募集があった国際的な研修に積極的に応募しました。

    高1の春には台湾で開催された「APFST(Asia-Pacific Forum for Science)」というプログラムに参加し、アジアを中心とする15カ国の中高生と「科学の未来を創造する」をテーマに議論をしました。この時は、将来、人類は地球に住んでいないのではないかという大胆な仮説を立て、では現代の農業をどうしたらいいか考える、バックキャスティングという帰納的な思考が面白くて印象的でした。一方で、各国の代表生徒に圧倒されっぱなしの自分にもどかしさを感じました。英語力が足りなかったのはもちろん、自分の意見を持つことの大切さや、リーダーシップをどうやって発揮するかを考える機会になりました。

    高2の夏には「アジアユースリーダーズ2018」に参加し、「インドネシアの食生活の改善策を考える」というテーマでアジア6カ国の高校生たちと議論をしました。ここでは、APFSTの経験や高校の探究活動で培った力を総動員し、1年前よりもインプット・アウトプットのどちらもスキルアップできました。仲間と協力して下調べをし、ディスカッションでは自分の体験も交えて意見を提案したほか、プレゼンテーションのスライド作成も担当しました。高校生のうちにこれらの経験ができたことで、これまでもっていた漠然とした国際的な活動への憧れが、具体的なイメージを持った目標に変わりました。

    質問  高校での学びで印象的なことは何ですか。

    回答  内容にとどまらない教科横断的な授業が印象に残っています。例えば地理で酸性雨について調べるときは、紫陽花を使って実験しました。また、倫理の授業では映画鑑賞をしながら正義や資本主義経済について学び、学習のヒントはどこにでもあることに感動しました。多様で深い学びのアプローチがあることを知り、学びの限界を作らない教育スタイルは、私にとても合っていました。お茶高ならではの学習環境の中で、学問そのものに対する興味も高まったように思います。

    質問  大学では何を学んでいますか。

    回答  現在は、エネルギー工学といった環境技術について学んでいます。高校時代に未来からの逆算的な思考を獲得したことで、環境技術に対し自分には何ができるかという点に興味があります。

    高校のときから環境問題にかかわるコーディネーターのような仕事がしたいという夢を持っています。今はその夢に向かうと同時に興味の幅を広げています。現在は、藻類を環境保全に生かす研究のお手伝いをしています。私は、この研究を実用化し発展させるには経済や社会との親和性をも考える必要があると思います。実用化のためには交渉力など総合的な人間力も必要になってくるでしょう。ですから、高い専門性と同時に人や物事をつなぐことができる人間力を身に着けることも今の目標の一つです。

    質問  卒業して高校での学びをふりかえって気づいたことはありますか。

    回答  自分が取り組んだことに意味づけをして高校を卒業できたことが良い経験となり、自分の「軸」になっています。一見バラバラで違うことに取り組んでいるように見えても、それぞれを互いに取り入れて生かしながら自分の「軸」に統合している感覚があります。高校の時と同様に、未だに自分の興味が絞られているわけではないですが、最近は自分なりにスレッドを立てて考えを定期的に文章化するなど、機会があるごとに学びを振り返り整理しています。悩んだ時には「軸」を持って考えようとしているところは高校での学びを活かせているように感じます。

    また、一人だけで考えるのではなく、サポートしてくれるような友人あるいは先生方にアドバイスを求め、頼れるところは頼ってサポートを十二分に活用できたことは有効だったと感じます。自分の行動の意味づけを大切にした経験から、とりあえず「参加した・認定された」というレベルで満足するのではなく、「なぜ・何のために」を常に問い、本質と向き合いながら進む道を考えていく必要があると気付きました。

    質問  最後に、中学生や高校生へメッセージをお願いします!

    回答  みなさんに意識して欲しいのは、小さくとも自分から行動する、ということです。行動すると失敗することもありますが、どうして失敗したのかよく考え次につなげることができれば、それは失敗ではなく成功への一歩になります。今は様々な情報があふれていますが、ほしい情報は待っているのではなく自分から収集しにいくことも大切です。そうして行動している中での「偶然の出会い」が次の可能性を広げてくれると私は信じています。

    2022年度の表彰・受賞

    • キリンスクールチャレンジ2022[主催:キリンホールディングス株式会社](2023年3月)
      優秀賞
    • 第23回日経STOCKリーグ[主催:日本経済新聞社] (2023年3月)
      入選
    • チャレンジ!!オープンガバナンス2022[主催:東京大学公共政策大学院等](2023年3月)
      セミファイナリスト「ゴミ減量プロジェクト」
      ポスター展銅賞「GLOBAL×LOCAL防災プロジェクト」
    • 第15回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰 受賞(2023年1月)
    • 第18回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」[主催:株式会社ディー・エヌ・エー](2022年12月)
      四コマ漫画部門 優秀賞
    • 第17回「科学の芽」賞[主催:筑波大学](2022年12月)
      高校生部門 努力賞
    • 第5回統計データ分析コンペティション[共催:総務省統計局・統計センター・統計数理研究所・日本統計協会](2022年10月)
      学校表彰、審査委員奨励賞
    • 海の宝アカデミックコンテスト2022全国大会-海と日本PROJECT-[主催:北海道大学](2022年10月)
      関東・中部ブロック 奨励賞「紅藻カギケノリ系統保存株の最適生育条件の探索」
    • 第16回高校生理科研究発表会[主催:千葉大学](2022年9月)
      奨励賞「紅藻カギケノリの室内培養法の確立」
    • 第6回高校生科学教育大賞[主催:バイテク情報普及会](2022年7月)
      優秀賞

    2021年度の表彰・受賞

    • 日本地理学会 2022年春季学術大会高校生ポスターセッション(2022年3月)
      理事長賞「地震に強い地域づくりー文京区茗荷谷町会を事例に―」
    • チャレンジ!!オープンガバナンス2021[主催:東京大学](2022年3月)
      ファイナリスト
    • 第16回科学地理オリンピック日本選手権 兼 第18回国際地理オリンピック選抜大会(2022年3月)
      銀メダル
    • 化学分野の研究の成果などを英語で発表する会 (NICEST:Nippon International Chemistry Expo for Students and Teachers)(2022年3月)
      工学院大学賞 、東京工科大学賞
    • 第5回アーツカレッジヨコハマ高校生ITアプリアイデアコンテスト[主催:学校法人情報文化学園](2022年3月)
      佳作
    • 第22回日経STOCKリーグ[主催:日本経済新聞社](2022年3月)
      部門優秀賞 高校部門
    • 第5回和歌山県データ利活用コンペティション[主催:和歌山県](2021年12月)
      高校生部門・政策アイデア賞、SAKURA
    • 第21回 高校生地球環境論文賞[主催:中央大学](2021年12月)
      優秀賞、活性炭プロジェクトチーム、入選
    • 第12回坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校部門)[主催:東京理科大学](2021年11月)
      優良入賞「ブルーベリー発電と電解液~色素増感型太陽光電池~」
    • 第8回中学生・高校生フォトコンテスト[主催:藤原ナチュラルヒストリー振興財団](2021年11月)佳作
    • 第31回私たちの身のまわりの環境地図作品展[主催:環境地図教育研究会](2021年10月)努力賞
    • 2021年度 統計データ分析コンペティション[共催:総務省統計局・統計センター・日本統計協会・統計数理研究所](2021年10月)
      学校表彰:お茶の水女子大学附属高等学校、特別賞(統計活用)、特別賞(統計分析)
    • 日本動物学会第九十二回学会大会[主催:日本動物学会](2021年9月)
      高校生ポスター賞
    • Mono-Coto Innovation 2021[主催:CURIO SCHOOL](2021年8月)
      遊テーマ「昔ながらの屋内遊びをアップデートするモノ」第1位
      環テーマ「ペットボトルゴミの問題を解決するモノ」第2位

    2020年度の表彰・受賞

    • 第1回大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード[横田アソシエイツ他主催](2021年3月)
      横田アソシエイツ賞「食品ロスと環境負荷から考える野菜の保存方法」 課題研究I:地球環境科学チーム
    • 第12回データビジネス創造コンテスト[主催:慶應義塾大学SFC研究所] (2021年3月)
      高校生部門賞「もぐもぐず」チーム
    • 第83回情報処理学会 全国大会併催 第3回中高生情報学研究コンテスト[主催:情報処理学会] (2021年3月)
      奨励賞 課題研究I:数理・情報科学「Y2MOT」チーム
    • 第23回全国中学高校webコンテスト[主催:学校インターネット教育推進協会](2021年3月)
      高校生の部 金賞 課題研究I:地球環境科学「230044T」チーム
      トップ50 課題研究I:地球環境科学「230163X」チーム
    • 東京工業大学 第13回高校生バイオコン(2021年1月)
      優勝 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
    • 東京工業大学 第14回バイオものコン(2021年1月)
      優勝 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
      社会貢献賞 おちゃふぁいぶ「ういるすごろく」
      審査員特別賞 Animal Kingdom「UNOMU」
    • 第64回全国学芸サイエンスコンクール[主催:旺文社](2020年12月)
      読書感想文部門 高校生の部 努力賞
    • 第7回中学生・高校生フォトコンテスト[主催:公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団](2020年11月)
      最優秀賞、佳作
    • 第20回 高校生地球環境論文賞[主催:中央大学](2020年11月)
      優秀賞、入選
    • Mono-Coto Innovation 2020[主催:CURIO SCHOOL](2020年8月)
      第1位、第2位

    2019年度の表彰・受賞

    • 第20回日経STOCKリーグ[主催:日本経済新聞社](2020年3月)
      敢闘賞
    • 第22回全国中学高校webコンテスト[主催:学校インターネット教育推進協会](2020年2月)
      経済産業大臣賞・プラチナ賞 探究I・経済発展と環境「私たちの避難所革命!」チーム
      金賞 探究I・経済発展と環境「まいぷら」チーム
      銀賞 探究I・経済発展と環境「リスクマン~農薬は悪者か~」チーム
      トップ50         探究I・経済発展と環境「命と引き換えの輝き」チーム
      探究I・経済発展と環境「災害弱者を女子高生が考える」チーム
    • 第19回 高校生地球環境論文賞[主催:中央大学](2020年1月)
      優秀賞
      佳作
    • 生物科学学会連合 第一回 生きもののつぶやきフォトコンテスト(2019年12月)
      優秀賞
    • 第三回アーツカレッジヨコハマ高校生ITアプリアイデアコンテスト(2019年12月)
      優秀賞「じぞうあつめ」(茶のみ会)
    • 2019年度 統計データ分析コンペティション[共催:総務省統計局・統計センター・日本統計協会・統計数理研究所](2019年11月)
      (高校生の部)総務大臣賞「ワンオペ育児から見る離婚」
    • 第16回中高生南極北極科学コンテスト(2019年11月)
      奨励賞「不凍タンパク質のがん治療への応用」
    • 第29回 私たちの身のまわりの環境地図作品展[主催:環境地図教育研究会](2019年10月)
      北海道教育大学長賞「埼玉県松伏町 松伏総合公園周辺の鳥マップ」
      努力賞「マナーを守って楽しくタピ活 in 原宿」
    • 第66回 国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール[主催:外務省、公益財団法人日本国際連合協会](2019年9月)
      審査員賞
    • 令和元年度 スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(2019年8月)
      ポスター発表賞