1年「生活の科学」特別授業「科学技術で未来社会を切り拓く―人工クモ糸による素材革命」
2020年9月23日更新
9月15日(火曜日)、1年「生活の科学」(家庭科 学校設定科目)の授業に、Spiber株式会社取締役兼執行役の菅原潤一氏をお招きし、「科学技術で未来社会を切り拓く―人工クモ糸による素材革命」と題した特別授業をしていただきました。今年は感染症対策のため、Spiber株式会社の所在する、山形県鶴岡市よりオンライン講義として開催しました。
Spiberは、石油原料を使わない新世代バイオ素材開発に取り組むベンチャー企業です。2007年の設立以来、世界的に注目されてきました。菅原氏は、アパレル業界の環境負荷の高い現状から、脱石油の次世代型繊維として人工クモ糸に注目し、量産化を目指した開発に取り組むようになった経緯や、最先端の研究開発の現状などについて、ご自身の体験や科学的な説明を交えながらお話してくださいました。生徒は、石油に依存しない社会のあり方について見聞を広げるとともに、良い学び方、働き方、生き方とはいかなるものかという点についても、考えを深めることができました。