2年「課題研究I」(数理・情報科学)特別授業:「情報科学の基礎と応用」
2020年11月11日更新
11月11日(水曜日)、2年「課題研究I」(数理・情報科学)で、群馬大学理工学府電子情報部門の桑名杏奈先生をお招きし、「情報科学の基礎と応用」というテーマで、オンラインによる特別授業を開催しました。
桑名先生には、回路上の電気の流れや熱流体における温度の変化といった物理現象や人の流れや人口の増減といった社会現象を、コンピュータを用いて疑似的に動作させるシミュレーションについて、詳しく説明していただきました。シミュレーションの手順や条件設定、プログラム作成、可視化といった一連の流れを、微分や拡散方程式などにより理論的に、そして、針金の温度分布変化をExcelでシミュレーションするなど具体的な演習も合わせて行っていただきました。
最後に、シミュレーションは条件を正しく設定しないと、現実世界と異なる振る舞いをしてしまう例を挙げて頂き、単にブラックボックス的に使用することの危さと原理を知ることの重要さについても説明していただき、情報科学の重要さを再確認することができました。