2年「課題研究I」(芸術文化と科学—音楽学)特別授業「音と音楽と数学」
2021年2月4日更新
2月3日(水曜日)、2年「課題研究I」(芸術文化と科学—音楽学)では、数学者でありながら現役のジャズピアニストとしてご活躍中の中島さち子先生をお招きし「音と音楽と数学」というテーマでオンラインによる特別授業を開催しました。
音楽をかたち作る「音階」や「和音」の概念化は、古くピタゴラスの時代にさかのぼります。倍音から音律や音階が生まれ、協和音が成立する過程には科学的なアプローチが不可欠です。中島先生には、そのような音階や和音の響きの妙について数学的な視点から理論的に解明していただきました。
また、これらの理論を基に中島先生が作成された「新しい音階構成のためのプログラム」を実際に動作させて、我々が慣れ親しんでいる「ドレミ」の響きとは微妙に異なる音律による音階の響きを楽しみました。