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研究



研究

これまでの公開教育研究会

2022年1月19日更新

最新の公開教育研究会についてはこちらをご覧ください。

第26回公開教育研究会

11月19日(土曜日)、第26回公開教育研究会が開催されました。「新学習指導要領で培うコンピテンシー」をテーマに、「総合的な探究の時間」「数学I」「言語文化」の研究授業・研究協議に加え、ランチョンセミナーおよび講演が行われました。対面式での開催は4年ぶりとなりましたが、64名の教育関係者の方々にご参加いただき、学び多き会となりました。

1.日時:2022年11月19日(土)  9:00-15:35

2.対象: 教員および教育関係者

3.形態:対面による授業公開および研究協議、講演

4.参加費:無料

5.時程:

受付開始 9:00-

開会式  9:20-

研究授業 3年「総合的な探究の時間」9:30-10:40

          1年「数学I」「言語文化」9:50-10:40

研究協議 10:50-11:50

ランチョンセミナー 12:10-12:40

お茶の水女子大学副学長 兼 コンピテンシー育成開発研究所長  坂元 章

「コンピテンシー育成開発研究所の取り組み」

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お茶の水女子大学 コンピテンシー育成開発研究所 特任准教授   下島 泰子

「コンピテンシーを伸ばす実践手法」

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講演 13:00-14:30

東京学芸大学名誉教授 元次世代教育研究推進機構特命教授 岸 学 氏

「新学習指導要領で培うコンピテンシー」

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閉会式 14:30-14:40

6.公開授業の概要

【総合的な探究の時間】「持続可能な社会の探究」を通じたコンピテンシー育成(朝倉彬、飯島裕希、山川志保)

「持続可能な社会の探究」は、科学的根拠に基づく価値判断や意思決定、合意形成の力を高める科目として設定されており、理科・公民科・地理歴史科・国語科の教員がチームを組んで担当している。高校1・2年次の各教科の学びや個人で取り組んできた課題研究の学びを統合することを目指して、グループごとに唯一の正解が存在しない課題を設定し、最適解や納得解を見出していく授業である。今回は、生徒が半年間探究してきた成果の発表を通じて、その学習過程で育ち発揮された協働性、創造性、修正力といった深い学びの基盤となるコンピテンシーの一端をご覧いただきたい。

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【言語文化】資質・能力ベースの言語活動「読み比べ〜伊勢物語「筒井筒」、大和物語「沖つ白波」、『古今和歌集』」(植田敦子)

本校の「言語文化」は2単位の中で小説、韻文、古文、漢文の分野を扱っている。今回は単元末の言語活動として、『伊勢物語』「筒井筒」と『大和物語』 「沖つ白波」の読み比べの活動を設定している。『伊勢物語』「筒井筒」は既習で、『大和物語』「沖つ白波」を読んだ後、グループワークを通して、両作品の違い等を考察予定である。今年度から観点別評価が導入され、未だ試行錯誤の段階であるが、課題や評価をどのように行うか等、ご参加の先生方とも考えていければ幸いである。

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 【数学I】「仮説検定のロジック〜仮説検定の本当の考え方とは〜」(三橋一行)

新課程の数学Iにおいて「仮説検定の考え方」が導入された。しかし、教科書に掲載されているのは、残念ながら仮説検定方法の簡易説明であるように感じる。では、数学Bで仮説検定を学ぶ前の数Iで、一体何を学習したらよいのか?「考え方」というからには仮説検定のロジックを学ばせたい。しかも、既習事項を利用しつつ数学的に。そのための授業を試みる。なお、途中でベイズ統計を通過する。ベイズ統計の方が生徒にとっては数学的に感じられるだろう。仮説検定のロジックを学ぶと、その方法の危うさが浮き彫りになる。しかし、統計教育はそこを避けてはいけない。統計手法は必ず危険を伴うものだからである。

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第25回公開教育研究会

11月20日(土曜日)、第25回公開教育研究会が行われました。今年度は「主体性を育む授業づくり」というテーマを設定し、コロナ禍によるオンライン開催となりましたが、多くの教育関係者の方々にご参加いただき、活発な意見交換が行われた実り多き会となりました。

日時

 2021年11月20日(土)9時20分から16時 オンライン(※実施済み)

対象

 教員および教育関係者

参加費

 無料

時程 

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参加者

 380人(本校教員24名を含む)

講演

 「女性リーダーは何を変えるか?」
  東京大学名誉教授 上野千鶴子氏

講師プロフィール

富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2012年度から2016年度まで、立命館大学特別招聘教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。第20−22期学術会議会員。第25期日本学術会議連携会員。
 専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。2011年度、「朝日賞」受賞。受賞理由「女性学・フェミニズムとケア問題の研究と実践」2019年、フィンランド共和国からHän Honours受賞(長年の男女平等への貢献に対する感謝状)2020年、「アメリカ芸術科学アカデミー会員」に選出される。
 

講演は、9月にお茶の水女子大学講堂において全校生徒に向けて行われたものを、生徒との質疑応答を含む約90分の動画として配信しました。視聴いただいた方からは、生徒と上野先生のやりとりに感銘を受けたという意見が多く寄せられました。

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研究授業の概要

「SSH学校設定科目 生活の科学(家庭科)・課題研究基礎」「国語総合」「英語コミュニケーションII」「音楽I」の教科ごとに、事前録画の研究授業をオンラインで配信しました。事前録画のため、数時間にわたる授業のポイントを絞って編集した動画をご覧いただけるという利点がありました。その後の研究協議では、オンラインでご参加の教育関係者の方々より質問やご意見をいただき、活発な協議が行われました。

1年必修SSH学校設定科目 家庭科「生活の科学」

スーパーサイエンスハイスクール家庭科におけるSTEAM教育
「でんぷんの糊化から見つめるミクロな世界」

(葭内ありさ)

「生活の科学」は、生活に関した身近な事柄を題材に、科学的な興味・関心を育むことを目的とし、年間を通じて様々な題材で授業を行っており、家庭科教員が担当している。お茶の水女子大学や企業等との外部連携を取り入れ、STEAM教育であると同時に、家庭科新学習指導要領の「持続可能な消費・環境」とも関連する、サステナブルな視点も大切にした科目である。今回は、でんぷんの糊化を題材に、化学科教員とも連携しながら、食からミクロな科学的視点を育むことを意図した授業の一部をご覧いただくとともに、全体の概要を紹介する。

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1年必修SSH学校設定科目「課題研究基礎」

テーマをおいた科目横断的授業『グラフ』(数学・情報・生物)

(朝倉彬、阿部真由美、山口健二、山本夏菜子、松林篤志)

「課題研究基礎」は、教科・科目の垣根をなくし探究的な学習に必要な科学的知識・技能を融合的・体験的に身につけることを目的とし、数学科・理科(物理・化学・生物)・情報科教員5名が担当している。有効数字や誤差、指数対数等の数値処理・統計の知識の学びと、データの取り扱い、プレゼンテーション、実験手技の知識や技能も同一科目で取り扱うことで、シームレスな学びに繋げる取り組みを実践している。評価は、ペーパーテスト、プレゼンテーション、ポスターやレポートの成果物で行い、知識・技能に基づく科学的思考の養成も目指している。さらに「未来の科学を創る」「データサイエンス」「科学技術がもたらした社会への影響」「プレゼンテーションデザイン」などのテーマで大学や研究機関から特別講師を招いて授業を実施し、研究や社会と学びの繋がりについても触れる機会を大切にしている。当日は、「データ」や「グラフ」について複数の教員が異なる視点で授業を行う様子の一部をご覧いただくとともに、科目全体の概要を紹介する。 

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1年国語総合

「古文入門期における教材のまとめとしてのグループワーク」
随筆2『枕草子』「五月ばかりなどに山里に歩く」

(畠山俊)

第一単元の説話に続き、『枕草子』の2教材を入門期の最後に位置づけ、入門期の総まとめとした。まず、古語・文法の説明を交えて読解を行う。その後、「〇月ばかりなどに✕✕に歩く」という定型に各自が考えるものを自由に当てはめて作文させる。基本は古文による作文とした。既習の単語を用いたり、短いフレーズを多少形を変えて用いたりすることで、既習の教材内の古語・文法の知識のさらなる定着を目指した。作成した古文作文は何人かで吟味し、選んだうえで、クラス内に披露し、ベストの作品をクラスで選考する。

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2年コミュニケーション英語II

「教科書の内容理解を主体的な学びにつなげるプレゼンテーション―Ochako Reuse Project-」

(遊馬智美)

今年6月に行った教科書の内容理解と主体的な学びを促すためのプレゼンテーションを取り入れた授業(全11時間)を紹介する。本文を読み進める中で生徒が実際に自分で考えたり、調べたりして探究的に学びや思考を深めながら英語を使うことができるように展開を工夫した。廃線を公園に再利用したニューヨークのハイライン(The High Line)について教科書で読んだことを活用し、生徒が発展的に再利用(reuse)について調べたこととお茶高の校舎を自分だったらどのように再利用するかを考えたオリジナルのアイディアを4人グループでパワーポイントを使って英語で発表する。

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1年音楽I

「未来を拓く〈音楽力〉の育成~1年半の実践から~」

(原大介)

日常が日常でなくなったこの一年半の間、実技教科ではさまざまな制約が求められた。本校の芸術科(音楽)においても、歌唱や楽器演奏がためらわれるこのような状況下において、これまで「歌唱」領域を中心におこなってきた授業内容を「器楽」「創作」領域を中心に再構築せざるを得なかった。音楽の授業がこれまでいかに「歌唱」領域に依存してきたかということを認識する一方で、多岐にわたる教育内容への新しい視点も再確認できたように思う。音楽の基礎が「歌唱」にあるという前提を変えることなく、教科の存在価値をいかに見出していくのかということをテーマに、生徒の表現力育成についての可能性について考えていければ幸いである。

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ランチョンセミナー「筑波大附属高校との学校間連携キャリア教育の展開」

(お茶の水女子大学特任准教授 山岸由紀)

お茶の水女子大学山岸由紀特任准教授と本校進路部長朝倉彬教諭が、筑波大学附属高等学校と連携して取り組んでいるキャリア教育について紹介しました。

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2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)のご案内

本校は令和元年度にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、本年度2年目を迎えました。このたび、下記のとおり2020年度SSH成果発表会(兼 第24回公開教育研究会)を開催いたします。

つきましては、ぜひ関係の皆様にご参加いただき、ご指導ご助言を賜りたく、ご案内申し上げます。なお、今年度は新型コロナウィルス感染症対策を踏まえ、在校生向けの校内発表(非公開)と、関係機関の皆様向けの全体発表及び研究協議をオンライン(Zoom利用)にて実施いたします。

日時

2021年3月13日(土曜日)9時20分から14時20分 

会場

オンライン(Zoom)(外部参加者)及び附属高校校舎(在校生:非公開)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

午前の部①(オンライン)

9時00分から9時20分 受付(オンライン接続確認)

9時20分 開会式 

9時25分 SSH研究概要報告

9時35分から10時35分 

2年生「課題研究I」(総合的な学習の時間)の各領域の代表者による成果発表(探究学習に関するポスタープレゼンテーション)

1.地球環境科学

2.生命科学

3.暮らしの化学

4.数理・情報科学

5.芸術文化と科学:色と形の科学

6.芸術文化と科学:文学

7.芸術文化と科学:音楽学

8.社会科学

10時35分 諸連絡・質問受付

 
午前の部②(附属高校校舎:在校生向け、オンライン配信なし)
11時から12時20分 2年生「課題研究I」ポスター発表会 
 
午後の部(オンライン)
12時50分から13時10分 オンライン接続確認
13時10分から14時10分 研究協議会 (質疑応答、運営指導委員講評)
14時10分から14時20分  閉会式

申込方法

下記のQ Rコードまたは下記のU R Lから3月7日(日)までにお申し込みください。

申込者には後日会場として使用するZoomのミーティング IDとパスワードをメールにてお知らせいたします。なお、セキュリティの都合上、ac.jpドメインなどの教育機関の公式メールからのみのお申し込みを受付いたします。教育機関の公式メールをお持ちでは無い方は、別途下記メールにてお問い合わせください。なお、午前のみ・午後のみのご参加も可能です。

 U R L https://forms.gle/xwRhpyYgBeQFrwtV6     

QRコード  QRコード公開研究会

所在地

〒112-8610 文京区大塚2-1-1

お茶の水女子大学附属高等学校

TEL 03-5978-5856   

ホームページ http://www.fz.ocha.ac.jp/fk/ 

その他

・お問い合わせにつきましてはメール(koukaiken2020-fk@cc.ocha.ac.jp)にてお願いいたします。

・個人情報保護のため、成果発表会及び研究協議会の撮影、録画、録音は禁止いたします。

・記録のため、研究協議会は録画させていただきます。

・オンラインでの開催のため、本校にご来校にならないようご留意ください。

開催当日の様子

当日の様子は、こちらをご覧ください。

2018年度SGH成果発表会(兼 第23回公開教育研究会)のご案内

本校は平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、本年度は最終年度を迎えました。つきましては、下記のとおり2018年度SGH成果発表会(兼 第23回公開教育研究会)を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
日頃各校においてSGH事業をはじめとした教育・研究に取り組んでおられる教職員の方々にご覧いただき、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。

日時

2019年3月16日(土曜日)10時から15時30分

会場

〒112-8610 文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学 講堂 および 附属高校校舎
※キャンパスまでのアクセスはこちら
※キャンパスマップはこちら(講堂は2番、附属高校校舎は28番です)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

申込方法

2019年3月11日(月)までに、下記申込みフォームよりお申し込みください。

https://goo.gl/forms/LDCAGZRtyFmCqITN2(新しいウインドウが開きます)

時程

《受付》
午前9時30分から(講堂にて)

《午前の部》(講堂)
10時から10時10分

開会式

10時10分から10時20分
1年生「グローバル地理」(地理歴史科,学校設定科目)の代表者による成果発表

10時20分から11時50分
2年生「持続可能な社会の探究I」(総合的な学習の時間)の各講座の代表者による成果発表
(探究学習に関するプレゼンテーション)
①経済発展と環境
②生命・医療・衛生
③国際協力とジェンダー
④国際関係と課題解決
⑤情報技術と創造力
⑥言語に依存しない情報発信
⑦音楽のグローバル化

11時50分から12時00分
3年生「持続可能な社会の探究II」(総合的な学習の時間)の代表者による成果発表
(作成した英字新聞の紹介)

12時00分から12時10分
諸連絡

《午後の部》(附属高校校舎)
13時00分から14時00分
授業見学:「持続可能な社会の探究I」(総合的な学習の時間)
1年生,2年生によるグループワークを行います。

14時20分から15時20分
研究協議

15時20分から15時30分
閉会式

その他

・お問い合わせにつきましてはメール(koukaiken2018-fk@cc.ocha.ac.jp)にてお願いいたします。

・お弁当(昼食)の販売はございませんが、本校周辺にはコンビニ、飲食店がございます。また、附属高校校舎内に休憩室を用意してございます。

開催当日の様子

当日の様子は、こちらをご覧ください。

第3回SGH公開授業のご案内

本校は、平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、「グローバル地理(地歴科学校設定科目・1年生2単位)」、「持続可能な社会の探究I(総合的な学習の時間・2年生2単位)」、「持続可能な社会の探究II(総合的な学習の時間・3年生1単位 )」の3科目の開発を中心として、SGH事業に取り組んでまいりました。
今回は「グローバル地理」、「持続可能な社会の探究I」、「持続可能な社会の探究II」の公開授業を実施し、本校の取組みをご紹介するとともに、ご参加の先生方とさまざまな意見交換を行いたいと考え、下記の通り、第3回SGH公開授業を行います。
皆様ご多忙の折とは存じますが、公開授業をご参観の上、ご意見をいただければ幸いです 。ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

日時

2018年11月14日(水曜日)13時~15時

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

12時50分~ 受付

13時12分~13時57分(6限)
「グローバル地理」公開授業(1年生)
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)

14時5分~14時50分(7限)
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)*6限の続き
「持続可能な社会の探究II」公開授業(3年生)
*本校のSGH概要及び各授業の概要については、こちらをご覧ください。

申込方法

お申し込みのWebフォームは、こちらです。 11月12日(月曜日)までにお申し込み下さい。 Webフォームでのお申し込み後、申込内容の確認メールをお送りします。確認メールが届かない場合は、お手数ですが、koukaiken2018-fk@cc.ocha.ac.jpにご連絡ください。

問い合わせ先

〒112-8610 文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学附属高等学校 研究部 玉谷直子
FAX 03-5978-5858   TEL 03-5978-5856
E-mail koukaiken2018-fk@cc.ocha.ac.jp
ホームページ http://www.fz.ocha.ac.jp/fk/index.html
案内図 http://www.ocha.ac.jp/help/accessmap.html

第2回SGH公開授業のご案内

本校は、平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、「グローバル地理(地歴科学校設定科目・1年生2単位)」、「持続可能な社会の探究I(総合的な学習の時間・2年生2単位)」、「持続可能な社会の探究II(総合的な学習の時間・3年生1単位 )」の3科目の開発を中心として、SGH事業に取り組んでまいりました。
昨年度に引き続き、「グローバル地理」、「持続可能な社会の探究I」の公開授業を実施し 、本校の取組みをご紹介するとともに、ご参加の先生方とさまざまな意見交換を行いたいと考え、下記の通り、第2回SGH公開授業を行います。
皆様ご多忙の折とは存じますが、公開授業をご参観の上、ご意見をいただければ幸いです 。ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

日時

2018年6月13日(水曜日)13時~15時

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

12時50分~ 受付

13時12分~13時57分(6限)
「グローバル地理」公開授業(1年生) 【テーマ:地図を課題解決に活かそう】
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)

14時5分~14時50分(7限)
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)*6限の続き
*本校のSGH概要及び各授業の概要については、こちらをご覧ください。

申込方法

お申し込みのWebフォームは、こちらです。 6月11日(月曜日)までにお申し込み下さい。 Webフォームでのお申し込み後、申込内容の確認メールをお送りします。確認メールが届かない場合は、お手数ですが、koukaiken2018-fk@cc.ocha.ac.jpにご連絡ください。

問い合わせ先

〒112-8610 文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学附属高等学校 研究部 玉谷直子
FAX 03-5978-5858   TEL 03-5978-5856
E-mail koukaiken2018-fk@cc.ocha.ac.jp
ホームページ http://www.fz.ocha.ac.jp/fk/index.html
案内図 http://www.ocha.ac.jp/help/accessmap.html

2017年度SGH成果発表会(兼 第22回公開教育研究会)のご案内

本校は平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、本年度4年目を迎えました。つきましては、下記のとおり2017年度SGH成果発表会(兼 第22回公開教育研究会)を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
日頃各校においてSGH事業をはじめとした教育・研究に取り組んでおられる教職員の方々にご覧いただき、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。

日時

2018年3月10日(土曜日)10時から15時30分(*実施済み)

会場

お茶の水女子大学 講堂 および 附属高校校舎
※キャンパスマップはこちら(講堂は2番、附属高校校舎は28番です)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

《受付》
午前9時30分から(講堂にて)

《午前の部》(講堂)
10時から10時10分

開会式

10時10分から10時20分
1年生「グローバル地理」(地理歴史科,学校設定科目)の代表者による成果発表

10時20分から11時50分
2年生「持続可能な社会の探究I」(総合的な学習の時間)の各講座の代表者による成果発表
(探究学習に関するプレゼンテーション)
①経済発展と環境
②生命・医療・衛生
③国際協力とジェンダー
④国際関係と課題解決
⑤情報技術と創造力
⑥言語に依存しない情報発信

11時50分から12時00分
3年生「持続可能な社会の探究II」(総合的な学習の時間)の代表者による成果発表
(作成した英字新聞の紹介)

12時00分から12時10分
諸連絡

《午後の部》(附属高校校舎)
13時00分から14時00分
授業見学:「持続可能な社会の探究I」(総合的な学習の時間)
1年生,2年生によるグループワークを行います。

14時20分から15時20分
研究協議

15時20分から15時30分
閉会式

開催当日の様子

当日の様子は、こちらをご覧ください。

第1回SGH公開授業のご案内

本校は、平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、「グローバル地理(地歴科学校設定科目・1年生2単位)」、「持続可能な社会の探究I(総合的な学習の時間・2年生2単位)」、「持続可能な社会の探究II(総合的な学習の時間・3年生1単位)」の3科目の開発を中心として、SGH事業に取り組んでまいりました。
今回は、「グローバル地理」の公開授業及び研究協議を実施し、本校の取組みをご紹介するとともに、ご参加の先生方とさまざまな意見交換を行いたいと考え、下記の通り、第1回SGH公開授業を行うこととなりました。
皆様ご多忙の折とは存じますが、ご指導いただければ幸いです。ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

日時

2017年6月14日(水曜日)13時~15時 (*実施済み)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

12時50分~ 受付

13時12分~13時57分
「グローバル地理」研究授業(1年生) 【テーマ:地図を利用した課題解決】
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)

14時5分~14時50分
「グローバル地理」研究協議
「持続可能な社会の探究I」公開授業(2年生)*2時間続きの授業となります。
「持続可能な社会の探究II」公開授業(3年生)

*本校のSGH概要及び各授業の概要については、こちらをご覧ください。

開催当日の様子

当日の様子は、こちらをご覧ください。

2016年度SGH成果発表会(兼 第21回公開教育研究会)のご案内

本校は平成26年度にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、本年度3年目を迎えました。つきましては、下記のとおり2016年度SGH成果発表会(兼 第21回公開教育研究会)を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
日頃各校においてSGH事業をはじめとした教育・研究に取り組んでおられる教職員の方々にご覧いただき、ご指導いただければ幸いです。

日時

2017年3月18日(土曜日)10時から15時30分 (*実施済み)

会場

お茶の水女子大学 講堂 および 附属高校校舎
※キャンパスマップはこちら(講堂は2番、附属高校校舎は28番です)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

《受付》
午前9時30分から
(講堂にて)

《午前の部》(講堂)

10時から10時10分
開会式

10時10分から11時50分
2年生「持続可能な社会の探究I」(総合的な学習の時間)の各講座の代表者による成果発表(プレゼンテーション)
①経済発展と環境
②生命・医療・衛生
③国際協力とジェンダー
④国際関係と課題解決
⑤情報技術と創造力
⑥音楽のグローバル化
⑦言語に依存しない情報発信

《午後の部》(附属高校校舎)

12時50分から14時20分
「持続可能な社会の探究I」の各講座に分かれ、1、2年生によるグループワークを行います。

14時40分から15時30分
研究協議、閉会式

開催当日の様子

公開研2016① 公開研2016② 公開研2016③

第20回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第20回公開教育研究会を開催いたします。

本校は、昨年度、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、本校ならではの特色を生かして、新たな取り組みを開始しています。当日は「グローバル化時代に対応した資質と能力の育成」というテーマで、各教科、およびグローバル総合「国際協力とジェンダー」(2年生選択のSGH科目)の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介します。研究協議ではご参加の先生方とさまざまな意見交換をおこないたいと考えております。また、ご好評をいただいております通常授業も一部公開いたしますので、どうぞご参観ください。

講演は、国際教養大学キャリア開発センター長 三栗谷俊明氏による「和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~」を予定しております。急速に変化していく社会で活躍できる人材に必要とされる能力を、若い世代にどのように身につけさせていくのか、日々の教育実践のヒントとなるお話をうかがえるものと存じます。

皆様ご多忙の折とは存じますが、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。どうぞご参加ください。

日時

2015年11月21日(土曜日) 9時30分から16時 (*実施済み)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付9時から(本校正面玄関)

第20回公開教育研究会の時程
1年蘭組 1年梅組 2年選択者 2年選択者 3年選択者

9時30分
から
9時50分

開会式 および 全体会

10時05分
から
10時55分

- - グローバル総合「国際協力とジェンダー」 音楽II 化学

11時10分
から
正午

国語総合(漢文) コミュニケーション英語I グローバル総合「国際協力とジェンダー」 音楽II 化学

正午
から
13時

昼休み

13時
から
14時15分

研究協議

国語・音楽・英語・SGH課題研究

14時30分
から
16時

講演

国際教養大学 キャリア開発センター長 三栗谷 俊明 氏

「 和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~ 」

講演 「 和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~ 」

国際教養大学 キャリア開発センター長 三栗谷 俊明 氏

講師プロフィール

秋田県生まれ。千葉県高校教員後、東京都内私立中高一貫校3校勤務。

東京私立中高協会専門部会委員、文化庁全国高等文化祭委員など歴任し、2006年4月、国際教養大学キャリア開発センター勤務。2011年12月より同センター長・監査室長・秋田県産業教育委員など。

最近では、「30年後の日本を創造できる若者づくり」に焦点をあて中学生・高校生・大学生PTAに講演多数。

研究授業の概要

1年生国語総合(漢文)

「漢詩の入門教材としての『詩経』「桃夭」」

(今成 智美)

新学習指導要領では「国語総合」に〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕が新たに置かれ、「言語文化の特質や我が国の文化と外国の文化との関係について気付き,伝統的な言語文化への興味・関心を広げること」が示された。日本は中国の文化の受容と変容とを繰り返し独自の文化を築き上げてきており、その「伝統」を享受し継承していく態度を育成することは必要である。

今回は、高校における最初の「漢詩」学習教材として、中国最古の詩集である『詩経』を扱う。入門段階では「唐詩」を扱うことが一般的であるが、唐詩の特徴を理解する上でもまず古詩を知り、歴史の流れの中でそれらを捉えながら読むことは重要な意味を持つ。この授業では、「桃夭」を中心に読みながら漢詩の源流ともいうべき『詩経』に触れることを通して、古代の人々の姿を読み味わうとともに、後代への影響や日本とのつながりにも気付かせたい。

2年生音楽II

「合唱へのアプローチ〜『群読』から導かれる音楽的表現〜」

(原 大介)

本校のグローバル人材育成の目標として掲げられたキーワード《多文化理解》《共感力》《協働精神》を有する生徒の育成を、音楽科の内容から検証したい。ここでは『合唱』の経験を通じて、多様な価値観を認識し、他者への理解を示しつつ、また自らの考えも充分に主張し、相互に尊重しながら共に高めあうことのできるような授業をめざす。 『合唱』は、詩人、作曲家、演奏者と、演奏者同士の価値観の共有体験こそが醍醐味であり、歌詞や音符と記号・楽語によって行われる、まさに『グローバル』な会話といえる。 『群読』の手法によって詩人の意図する音楽的な側面を感受し、音楽を形づくる要素の理解をもって作曲家との価値観の共有を試みる。楽語や記号の既習的連鎖にしばられた曲作りではなく、その奥にある意図を汲み取る演奏者同士のディスカッションを通じ、多様な解釈から、より良い演奏への効果的な表現方法を論理的にまとめる能力を養いたい。

1年生コミュニケーション英語I

「基礎・基本を重視した授業 ~グローバル化の中で~」

(木村 政子)

本校は昨年度からスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定を受けているが、英語科のカリキュラムはそれ以前と変わっていない。本校では、コミュニケーション英語などの主軸となる科目においては「英語によるinputとoutput」を授業の柱としており、そのための基礎・基本を重視してきた。時代が変わり、指導要領や教科書が変わり、生徒の生活環境や学習環境が変わる中で、私たちの授業方法も変化してきてはいるが、その基本的なスタンスは変わっていない。今、時代は大きくグローバル化に舵を切っており、グローバル化に対応した人材育成が求められている。それは本校がこれまで目指してきたものでもあり、その目標に向けて取り組んできた基礎・基本を重視した授業の一端をお見せできればと思っている。

2年生グローバル総合【国際協力とジェンダー】

「途上国の人権について考える」

(増田 かやの 葭内 ありさ)

本講座は、SGH事業で設置した、グローバル総合科目のひとつであり、2年生を対象とした選択授業である。ジェンダーの視点から国際協力を考え、その課題解決に臨み、発信していくことが本講座の目的である。これまでに、お茶の水女子大学教員によるジェンダーや国際協力についての講義や、自分たちで調べたことを発表することを通じて、学習を深めている。10月には台北研修を行い、昨年度交流協定を結んだ、台北市立第一高級中学(高校)の生徒たちと一緒に、特に「途上国の女児の人権問題」課題解決のためのプレゼンテーションやディスカッションなどを実施する予定である。本授業では、台北研修における成果や振り返りから、課題解決に向けて話し合いを行う。外部組織や家庭科、保健科など他教科との連携、ICTの活用事例としてもご紹介できればと考えている。

開催当日の様子

第20回公開教育研究会の様子1第20回公開教育研究会の様子2第20回公開教育研究会の様子3第20回公開教育研究会の様子4
 
第20回公開教育研究会の様子5第20回公開教育研究会の様子6第20回公開教育研究会の様子7第20回公開教育研究会の様子8
 
第20回公開教育研究会の様子9第20回公開教育研究会の様子10
 

第19回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第19回公開教育研究会を開催いたします。

当日は各教科の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介させていただきます。その後の研究協議では、授業へのご指導ご鞭撻はもとより、ご参加の先生方との意見交換をもとに、各学校での実践や生徒の現状などについて情報交換をおこないたいと考えております。

講演は、お茶の水女子大学副学長 耳塚寛明氏による「高校教育と"学力"  ~社会と入試の狭間~」を企画しております。今日の社会・教育にかかわる興味深いお話は、日々の教育実践にもお役立ていただけるものと存じます。

ご多忙の折とは存じますが、ご参加をお待ちしております。

日時

2014年11月15日(土曜日) 10時から16時 (*実施済み)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 9時30分から(本校正面玄関)

第19回公開教育研究会の時程

1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 3年
選択者
3年
選択者

10時05分

から

10時55分

情報・国語 - - 世界史 数学・物理 リーディング 化学

11時10分

から

正午

- 情報・国語 保健 世界史 数学・物理 リーディング 化学

正午

から

13時

昼休み

13時

から

14時15分

研究協議

数学・物理、化学、保健体育、英語

14時30分

から

16時

講演

お茶の水女子大学 理事・副学長(教授) 耳塚 寛明 氏

「 高校教育と"学力" ~社会と入試の狭間~ 」

講演 「 高校教育と"学力" ~社会と入試の狭間~ 」

お茶の水女子大学 理事・副学長(教授) 耳塚 寛明 氏

講師プロフィール

1953年長野県松本市生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。東京大学助手、国立教育研究所(現国立教育政策研究所)研究員を経て、お茶の水女子大学へ。専門は教育社会学で、近年は学力格差の社会学、教育政策、高校教育、教育選抜に関心を持つ。最近の編著に、『教育格差の社会学』(有斐閣、2014)、『学力格差に挑む』(金子書房、2013)などがある。

研究授業の概要

2年生数学・物理

「自然は数学の言葉で書かれている:その2」

(村井 利行・十九浦 美里)

現象の中の数学という観点から、偏光現象を題材として数学と物理のコラボを試みる。言うまでもなく数学は多くの分野で活用されているが、物理学と数学の関わりには独特なものがあると言えるだろう。偏光についても、現象そのものがベクトルで表現され、一見不思議な振る舞いもベクトルの性質から明快に説明できるのである。本授業では、現象を題材にして数学を語るのではなく、数学を用いて現象を語る。このようなスタンスが、数学に対する生徒の興味関心や応用・発展への意欲を高めるのに有効なのではないかと期待している。なお、水面で反射した光の偏光状態を観察するだけで、水の屈折率が測定できるという実験(生徒実験)も実施する。

3年生化学

「糖類」

(溝口 恵)

新課程での糖類は、(4)有機化合物の性質と利用 イ 有機化合物と人間生活、及び(5)高分子化合物の性質と利用 ア 高分子化合物の単元で扱う。そのなかで、糖類は、食品、つまりエネルギー源であること、あるいは、植物繊維として利用されている という扱いかたがなされている。これは、旧課程と特段異なるわけではない。

受験の迫るこの時期に、残り時間に追われて知識詰め込み型の授業展開をしがちな単元かもしれないが、今回の授業では、これまでの有機化合物の学習(官能基の反応)を活用し、立体的に分子を捉え、修飾された糖類ならびに糖類の生体内機能について理解を広げてみたい。そして、糖類はなかなか魅力的な分子だ と認識されることを目指したい。なお、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 小川温子教授より、糖類の生体内機能に関するトピックを一部お話していただく予定である。

1年生保健

「健康教育における意志決定や行動選択の実践 〜人体実験レポートの取り組みを通して〜」

(佐藤 健太)

保健は大学受験科目ではないものの、自らの健康について考え、理解し、それを継続していくために非常に重要かつ大切な科目である。本校では女子高という特性を踏まえた授業づくりのほか、医学・薬学系の進路を選択する生徒が多く、卒業後にも保健の授業で学習した知識が活用されるような指導を心がけている。そういった現状から保健の学習が果たす役割は大きく、生涯を通じて自己に相応しい健康生活や生活習慣を実践できる能力や態度を身につけさせたいというねらいを掲げている。特に私自身、授業を通して保健で学習した内容を生徒がいかに自らの実生活に反映させられるかということを念頭に置いているが、その姿勢と評価とをどのように結びつけていくべきか頭を悩ませている。今回は夏休みの宿題として生徒に取り組ませた「人体実験レポート課題」を題材に、健康に関する意志決定や行動選択について理解を深める学習を発表会というスタイルでご紹介する。生徒が自己の健康や生活習慣と向き合い、今後もよりよい健康生活を送るためのヒントやきっかけを得られるような試みをご覧いただきたい。

3年生リーディング

「より深い読みを求めて2」

(中津川 義浩)

第3学年の英語はすべて自由選択科目である。そのうちのリーディング(2単位)は現在4講座開設されており、教材選択や授業内容は各担当者に任されている。他の3講座は主として多読、速読に重点を置いているが、この授業では典型的な読解問題集の短めの英文を精読しながら、問題演習を行なう。タスクや言語活動が重要視されもてはやされる昨今であるが、取り立てて新しいことはせず、読んで、訳して、問題の「答え合わせ」をするという、極めて単純・単調な流れの授業である。その単調さを破るべく、予習内容を評価する持ち込み可の小テスト、投げ込みの語法やリスニングの問題の演習などを折りにふれて取り入れてはいるが、残念ながら十分な効果が上がっているかは疑問である。定員30名のところ受講者数15名の少人数の授業である。恥を忍んで、気取らず飾らず、拙い授業をありのままにご覧いただき、ご叱正を仰ぎたい。

開催当日の様子

第19回公開教育研究会の様子1第19回公開教育研究会の様子2第19回公開教育研究会の様子3第19回公開教育研究会の様子4
 
第19回公開教育研究会の様子5第19回公開教育研究会の様子6第19回公開教育研究会の様子7第19回公開教育研究会の様子8
 
第19回公開教育研究会の様子9第19回公開教育研究会の様子10第19回公開教育研究会の様子11第19回公開教育研究会の様子12
 

第18回公開教育研究会のご案内

昨年本校は創立130周年を迎え、その式典開催のために公開教育研究会をお休みさせていただきました。本年は「第18回公開教育研究」を以下のとおり開催いたします。

今回は「探究力の向上を目指して」というテーマのもとに授業を行い、各教科の研究授業を通じて、本校の教育研究の成果をご紹介させていただきます。その後の研究協議では、授業へのご指導ご鞭撻はもとより先生方との活発な意見交換をもとに、各校での工夫や実践、生徒の現状など情報交換を行いたいと考えております。そこから今後の教育課程、教育方法を考える切り口が見いだせれば幸いです。

講演は東京大学名誉教授 御厨 貴(みくりや たかし)氏に「オーラル・ヒストリー - 課題と方法 -」をお願いいたしました。日々の教育実践にお役立ていただけるものと存じ、ご案内申し上げます。ご多忙の折とは存じますが、ご参加をお待ちしております。

テーマ

「探究力の向上を目指して」

日時

2013年11月16日(土曜日) 10時から16時 (*実施済み)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 9時30分から(本校正面玄関)

第18回公開教育研究会の時程
1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 2年梅組 3年
蘭菊梅

10時05分

から

10時55分

社会と情報 化学基礎 - 「数学II」βコース 日本史 物理基礎 現代文

11時10分

から

正午

美術I 「数学II」αコース 日本史 - 現代文

正午

から

13時

昼休み

13時

から

14時15分

研究協議

現代文・日本史・数学II・美術I・社会と情報

14時30分

から

16時

講演

東京大学名誉教授 御厨 貴 氏

「 オーラル・ヒストリー - 課題と方法 - 」

講演 「 オーラル・ヒストリー -課題と方法- 」

東京大学名誉教授 御厨 貴(みくりや たかし)氏

講師プロフィール

東京大学法学部卒業。専門は近代日本政治史、オーラル・ヒストリー。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学先端科学技術研究センター教授などを歴任し、2012年より放送大学教授と東京大学先端科学技術研究センター客員教授、2013年より青山学院大学特別招聘教授を兼務。内閣府公文書管理委員会委員長、TBS『時事放談』キャスター。近著に、『権力の館を歩く』(毎日新聞社)、『知と情―宮澤喜一と竹下登の政治観』(朝日新聞出版)、『「質問力」の教科書』。

研究授業の概要

3年生現代文

「舞姫」

(荻原 万紀子)

森鷗外「舞姫」は教科の定番教材であるが、文章そのものの難解さもさることながら、社会背景や手記というスタイル等から、生徒にとってとらえにくい面をもっている。この作品をどう読み込んでいくか、生徒とともに挑戦したい。今回は夏休みの宿題として「舞姫」の下読みを課しており(口語訳つきだが)、そこであがってきた感想や問題点を中心に授業を行っていく。本時は最終回で、発表と質疑中心の学習を予定している。1年次から、話し合いを通して考察を深める学習を続けてきた3年生の「伝え合う力」に期待したいが、一方で受験の迫るこの時期にどれだけ関心を持ってくれるかという不安もぬぐえずにいる。

2年生日本史

「明治時代の子どもになって遊んでみよう!」 -絵双六「尚武須護陸(しょうぶすごろく)」を教材に-

(石出 みどり)

浮世絵の木版技術の発達を背景に普及した絵双六は、明治時代になると文明開化や富国強兵策を背景に、国民教化のための遊具ともなった。「尚武須護陸」は日清戦争開戦の前年に「武をとうとび、すべからく陸を護るべし」の意をこめて発売され、「小学校教場の図」を振り出しに「大将」と「靖国社」の2つを上がりとしている。本時は通常の近代史学習とは別に、この双六遊びの体験を通して軍人に志願すること、戦死を名誉とする考えがどのようにして広まっていったか、子どもの遊びと国策の関係について考えさせたい。

2年生数学II(αコース・βコース)

「常用対数表の力」

(十九浦 美里、内藤 まり)

新課程になり学習内容が純増し、教員がいつも進度に追われる状況が現実としてはある。だからこそ、通常の授業の中でいかに生徒が意欲的に取り組み、自分で考える姿勢を養えるかが非常に重要な課題であると日々感じている。今回は「対数関数」の最後の単元である「常用対数」を扱う。対数の学習のまとめとして、生徒が主体的に、これまでの学習を活用し、対数の面白さを実感できる授業を目指したい。また、昨年度より本校数学科では、2年生の数学IIにおいて、「やや発展的なαコース」と「標準的なβコース」の2コースを設定し、生徒自身がクラスを選択するという方法でクラスを分割して授業を行っている。この2つのコースでの同じテーマの授業の様子をそれぞれご覧いただき、授業形態などについてもご意見を伺えればと考えている。

1年生美術I

「映像メディア表現における未来型授業の試み」

(吉村 雅利、柿島 まりあ)

未来型授業とは何か、それに定義があるのかどうかも知らないが、個人的には「ICT活用」「反転授業」「恊働学習」を合わせたものをイメージしている。しかし本校の現状は、ICT機器を全員が使えるほど設備は充実しておらず、E-learningのような学習環境もなく、他の学校や組織とのコラボがある訳でもない。この授業では将来の環境をイメージし、そこで発揮できるICT活用力、創造力、恊働力を培うことを目指している。

1年生社会と情報

「ビブリオバトルを題材とした情報発信活動の総合演習」

(小野 永貴)

ビブリオバトルとは、数名の発表者が書評を発表し、聴衆全員で「最も読みたくなった本」に投票してチャンプ本を決めるゲームである。現在学校現場でも、読書推進の一手段として盛んに導入が試みられている。一方本校では、2年前より情報科の授業で取り上げ、情報表現・情報発信の総合的な演習題材として活用してきた。手軽な書評発表ゲームを通して、プレゼンテーションの多様な表現手法を振り返るほか、マルチメディアによる情報発信技術、安全に発信するための知的財産権の考え方など、多様な知見・姿勢を体得できると考えている。

第17回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第17回公開教育研究会を開催いたします。当日は各教科の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介し、研究協議ではご参加の先生方とさまざまな意見交換をおこないたいと考えております。また、ご好評をいただいております通常授業も一部公開いたしますので、どうぞご参観ください。

講演は、本学名誉教授外山滋比古氏による「知識・思考・経験 ―新しい人間力―」を予定しております。楽しく深いお話は、生徒の指導にもお役立ていただけるものと存じます。皆様ご多忙の折とは存じますが、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。どうぞご参加ください。

日時

2011年11月19日(土曜日) 9時から16時 (*実施済み)

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 8時30分から

第17回公開教育研究会の時程
1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 2年梅組 3年選択者

9時05分

から

9時50分

- - 教養基礎「数学」I - - - 化学I

10時

から

10時45分

現代文 - 教養基礎「数学」I - 家庭総合 保健 -

10時55分

から

11時40分

- 体育 - 古文 数学 II - -

11時40分

から

12時40分

昼休み

12時40分

から

14時

研究協議

国語・数学・保健体育・家庭

14時15分

から

15時45分

講演

お茶の水女子大学名誉教授 外山滋比古氏

「 知識、思考、経験 -新しい人間力- 」

講演 「 知識、思考、経験 -新しい人間力- 」

お茶の水女子大学名誉教授 外山滋比古氏

講師プロフィール

1923年 愛知県生まれ、東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を歴任。

現在、お茶の水女子大学名誉教授。英文学者、評論家、文学博士。専攻の英文学をはじめ、言語論、修辞学、教育論、読書論など広範囲にわたり研究と評論活動を続ける。

主な著書に『思考の整理学』『アイデアのレッスン』『頭のよい子は「ことば」で育つ』 『日本語の論理』『忘却の力―創造の再発見』『ゆっくり急ぐ』『ちょっとした勉強のコツ』『外山滋比古著作集』(8巻)など多数。

研究授業の概要

古典(古文)

『建礼門院右京大夫集』「かかる夢見ぬ人やいひけむ」

(植田敦子教諭)

本校国語科では、学年ごとにテーマに添った学習をしており、2年次のテーマは「女性・人生」である。本教材では、恋人資盛を失った作者の深い悲しみを理解するとともに、時代状況に翻弄された当時の人々の人生について考えさせたい。また、研究協議ご参加の先生方には、内容を正しく理解するために欠かせない口語訳や文法事項の扱いについて、授業で工夫されている点などご意見うかがいたい。

教養基礎「数学」I

「自然という書物は数学という言葉で書かれている(ガリレオ)」

(村井利行教諭:理科・物理)

自然の中の数学という観点から、楕円および放物線での波の反射をテーマに、水槽中の水波の振る舞いを観察する。楕円・放物線を作図し、それをもとに実験道具を作って生徒実験を行うが、楕円・放物線の数学的性質が引き起こす興味深い現象を目の当たりにし、生徒達が驚きの声をあげることを楽しみに、授業準備を進めている。なお、本授業は、本校数学科が取り組んでいる「虹の数学」に協働して行っているものの一つであり、昨年度実施して生徒・教員・教育実習生に好評だった内容を発展させた授業である。

数学 II

「数学活用を目指した問題解決の授業」

(三橋一行教諭)

授業における数学活用が重要視されている。数学の学習とは何であろうか。問題を解くための定石を覚えることも必要であるが、それとは逆に、試行錯誤して解決する力も必要である。問題なのは、日常の数学学習がアルゴリズム的な力、技術的な力の養成に傾いてしまっていることである。このような学習では、数学の真の力を伸ばすチャンスを失うことになるだろう。ここから抜け出すには、単元にこだわらず、興味を引き出す問題を用意し、問題解決学習に取り組むことが有効なのではないかと考えている。数学IIの内容にとらわれず数学活用を目指した授業を行ってみる。

体育

「新聞紙を使った運動」

(土方伸子教諭)

本校では1学期に走・跳・投・転の運動という授業の中で、体ほぐしや体力を高める運動の要素を取り込んで授業を行っている。その中から4月、新しい仲間や学級の中で、十分なコミュニケーションが取れていない時期に行う授業、「新聞紙を使った運動」をご紹介する。体ほぐしと仲間づくりを目的とした内容であるが、雨の日に体育館で行う雨プログラムの授業にも最適ではないだろうかと考えている。

家庭総合

「エシカル・ファッションを考えよう」

(葭内ありさ教諭)

既製服が主流でありファスト・ファッションが全盛の現在、どのように衣服が手元に届くのか、衣生活の背景への視点を養うことを目指す。生徒自作のスカートをコーディネートして作成したカタログを用いながら、衣生活に関わる消費や環境の問題へと広げていき、「倫理的な衣生活」=エシカル・ファッションについて考えを深める。学校では指導が難しいと捉えられがちな着装を扱う授業の一例としても提案したい。

開催当日の様子

第17回公開教育研究会の様子1第17回公開教育研究会の様子2第17回公開教育研究会の様子3第17回公開教育研究会の様子4
 
第17回公開教育研究会の様子5第17回公開教育研究会の様子6第17回公開教育研究会の様子7第17回公開教育研究会の様子8
 
第17回公開教育研究会の様子9第17回公開教育研究会の様子10第17回公開教育研究会の様子11第17回公開教育研究会の様子12
 

過去の公開教育研究会

平成23(2011)年 第17回公開教育研究会 11月19日(土曜日)

公開授業科目及び研究協議

平成22(2010)年 第16回公開教育研究会 11月20日(土曜日)

テーマ:「高大連携特別教育プログラム」 ― 新学習指導要領に向けて ―

公開授業科目及び研究協議
研究発表科目及び研究協議

平成21(2009)年 全附連高等学校教育研究大会開催

平成20(2008)年 第15回公開教育研究会 11月22日(土曜日)

公開授業科目及び研究協議

平成19(2007)年 高大連携シンポジウム開催

平成18(2006)年 第14回公開教育研究会 11月18日(土曜日)

公開授業科目及び研究協議