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活動報告



福島フィールドワークを実施

2025年11月27日更新

11月24日(月曜日)から26日(水曜日)の3日間、東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の影響と復興について学ぶ、福島フィールドワークを実施し、有志生徒10名(1年生5名、2年生5名)が参加しました。

このフィールドワークは、世界でも類を見ない複合災害を経験した現地を視察し、住民や復興に携わる方々との対話を通じて知識を深めることに加え、その教訓を「福島だけの問題」とせず、持続可能な社会・地域づくりや、自分自身の行動変容にどう活かすかを探究するプログラムです。

実施に先立ち、生徒たちは夏休み中に放射線や原子力発電、震災に関する書籍を読みました。読後にはグループワークで感想を共有するなどして、現地での学びを深めるための土台を築きました。

現地での1日目は、福島の被災と復興の歩みの全体像を学ぶため、双葉町東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れました。その後、再開通したJR双葉駅周辺や、震災遺構である浪江町立請戸小学校など、双葉町・浪江町を視察しました。また、道の駅「なみえ」や福島水素エネルギー研究フィールドを見学した後、双葉町産業交流センターにて「富岡町3.11を語る会」の方との対話を行い、当時の状況や現在の想いを直接伺いました。2日目は、東京電力廃炉資料館を見学した後、福島第一原子力発電所構内へ入構しました。午後は富岡町復興メガソーラーSAKURAの施設見学した後、「linkる大熊」にて東京電力社員の方々や、えこえね南相馬研究機構の方と対話を行いました。3日目は、郡山市に移動し、国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所を見学し、再生可能エネルギー分野における最先端の研究に触れました。最後に、3日間の学びをワークショップ形式で振り返り、互いの意見をポスターにまとめました。

生徒の感想からは、現地を訪れ住民や復興に携わる方々の「生の声」を聞き、直接対話をすることで、教室で学ぶだけでは得られない多くのことを学び、感じることができたことが窺えます。この貴重な体験は、複合災害の教訓を未来に繋げるという重要な役割を担ってくれるものと確信しております。

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