2025年第3回サイエンスダイアログ(科学分野の英語特別講義)を実施
2025年11月21日更新
11月20日(木曜日)、国立研究開発法人理化学研究所から研究員のDr. Therese Sara KARMSTRANDをお招きして、英語での特別講義「光の正体は ―波か粒子か―? 干渉現象を通して1光子ずつ光を構築する」(Is Light a Wave or a Particle? Building Light One Photon at a Time Through Interference)を実施しました。
これは、Science Dialogue in Englishというシリーズ企画の今年度第3回目の特別講義で、科学分野の第一線でグローバルに活躍されている研究者に英語でご専門分野の研究を紹介いただくものです。今回は、スウェーデン出身の女性研究者Dr. Karmstrandによる光の二面性についての講義に1年生11名、2年生1名の計12名の生徒が参加しました。
Dr. Karmstrandは、ご出身のスウェーデンについて説明された後、「光の正体は波か粒子か」という問いについて、光は波でもあり粒子でもあるということを、新しいモデルを用いて詳細に説明してくださいました。専門的な難しい内容ではありましたが、光の持つ二面性には大きな可能性が秘められているというお話に、生徒も興味津々で聞き入っていました。最後に、女性研究者として誇りを持って研究の道に進んでほしいというメッセージをいただきました。
今回は、講義で用いられる専門用語をまとめたプリントを参加者に事前に配布しており、生徒たちはその語彙プリントや講義で示される図を手掛かりに内容の理解に努めていました。実施後のアンケートでは、「英語を理解しきる前に次の話が進んでいて、瞬時に英語を理解する力が必要だとわかりました」、「少し難しい内容だったのですが、丁寧な英語でわかりやすく説明してくださったので、理解することができました。また、図も非常に理解に役立ちました」といったコメントが寄せられました。高度な科学分野の話題を「英語で」聞くスキルを今後も磨いていきたいと思います。


