SSH学校設定科目:「課題研究入門」公開(第4回)「手芸に隠れた数学や情報科学を探る」
2025年11月7日更新
11月6日(木曜日)、SSH学校設定科目「課題研究入門」(1年必修)を、教育関係者、卒業生、中学生、保護者などに公開しました。
公開第4回目は、理学部情報科学科の五十嵐悠紀准教授がご担当くださいました。
五十嵐先生は、数学・情報科学とは一見無関係に思える手芸作品において、コンピュータグラフィックスやシミュレーションを用いて誰でも効率的にデザインできるシステムを開発されています。今回は、ぬいぐるみの型紙づくりや、ビーズ細工を例として、それらが数学や情報科学とどう結びつくのかを、実際に先生が作成されたぬいぐるみやバルーンを見せていただきながら、解説いただきました。
本校生徒からは、「型紙を製作する際の手段として数学・情報科学が役立つということに新たな視点を見つけた」「ほかの分野との融合の可能性も考えたい」、教育関係者からは、「生徒の質疑応答は講義内容をさらに深めるものばかりで聞いていてとても楽しかった」、卒業生からは、「大学と連携したこのような取り組みは在籍当時なかったことで一年生の時期からこのような機会があることを羨ましく思う」など多くの感想が寄せられました。1年生にとっても、今後の課題研究や進路選択に向けて新たな視野を拡げる貴重な機会となりました。


