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活動報告



2年「課題研究II」:特別授業「DDHの未来とマテリアル分析―モノから検証する日本古典文学史―」

2025年7月2日更新

7月1日(火曜日)の2年「課題研究II」に、人間文化研究機構 国文学研究資料館 特任准教授の松原哲子先生をお招きし、特別授業を実施しました。

江戸時代の「草双紙」を対象に、本文料紙のマテリアル分析を通して、草双紙の草創期以来の展開を正しく捉えようという研究の一端をうかがうことができ、歴史的展開や研究の具体的手法について、幅広い知識と視座を得ることができました。

草双紙を実際に手に取らせていただいたり、顕微鏡で紙料を観察させていただいたりすることもでき、大変有意義な時間となりました。

【生徒の声(一部抜粋)】

・中古の紙か新しい紙かを紙に墨が含まれているかいないかを観察で判断したり、紙に含まれる物質からその時代の状況などをつなげて原因を考察したりと、つきつめていけばいくほど当時の状況が鮮明になる、文学にも歴史にも幅の広い研究だと思いました。

・定番作品が長期にわたり残りつづけたことを証明するために、内容ではなく紙そのものを調べるというアプローチができると知り、私も一度自分の研究を別の切り口から捉え直してみたいと思いました。

・描写されているものの内容やその美術的な技法だけでなく、そもそもの紙というものからも色々なことが分かると知って、本というものがどれほど知識や好奇心のきっかけがつまったものなのか、ということを思い知らされました。

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