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活動報告



高大連携特別教育プログラム:「課題研究入門」公開(第1回)「物事に法則を見つけ出す」

2025年6月20日更新

6月19日(木曜日)、高大連携特別教育プログラムである1年「課題研究入門」を教育関係者、保護者などに公開しました。本校はSSH指定校として、自校生徒の育成のみならず、科学教育のネットワーク拠点として地域の教育活動に貢献すべく努めており、その一環としてお茶の水女子大学の教員が講師を務める「課題研究入門」の一部を公開しています。公開1回目は理学部物理学科の奥村剛教授が担当してくださいました。

奥村先生は、ソフトマター物理学を印象派物理学の手法を用いて研究されています。これは印象派画家が詳細を描かないことでかえって美の本質をあぶりだしているように、数学的詳細を大胆に切り落とすことで物理的本質を明らかにするというスタイルです。今回は「シンプルできれいな法則は身近に転がっている!」という事象の例として、滴やバブルの引きちぎれ、切り紙やクモの巣などの研究をわかりやすくお話いただきました。

質疑応答も活発に行われ、生徒からは「問いを立てるにも興味を持たないと疑問も浮かばない。何も決まっていない今だからこそ身近なことから好奇心を刺激するものを探していきたい」などの声が聞かれ、課題研究のテーマ選択に向け多くのヒントを得た貴重な時間となりました。

教育関係者からは「今回の講演のような理工学の楽しさを伝えることは大切だと思う。一般公開は有難い。生徒の質問がたくさんあったのもよかった。この先研究室とつながる生徒が出てくるとさらによいと思う」、また保護者からは「研究紹介が興味深いものばかりで、身の周りのものすべてが研究に結びつくとわかり勉強になった」などの感想が寄せられました。

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