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活動報告



1年諏訪合宿:信州大学特別講義「地球温暖化と諏訪湖 45年間の水質観測から見えてきたこと」「夏の水辺を賑わすオオヨシキリの子育て」

2025年5月15日更新

5月14日(水曜日)、1年諏訪合宿1日目の夜に、信州大学理学部附属湖沼高地教育研究センター諏訪臨湖実験所所長・教授の宮原裕一先生と同センター助教の笠原里恵先生による特別講義を実施しました。

宮原先生は、同センターが長年にわたり観測してきた透明度や溶存酸素などのデータをもとに、酸素や窒素・リンなどの栄養塩、植物プランクトンの量のなどの変化が諏訪湖の水質に与える影響や地球温暖化との関連性を詳細にご説明くださいました。また笠原先生からは、河川や湖沼に生息する代表的な鳥「オオヨシキリ」の営巣環境に関する調査結果をもとに、生物の好む環境を層のように重ねて捉え、生態系を周辺的に守っていく必要性についてお話しいただきました。データを積み重ねて見えてくる自然の姿や、それを読み解く力の重要性、そしてその背後にある地道な研究活動について、生徒たちは深く学ぶ機会となりました。

講義後には、生徒からの多様な質問に対し、先生方が一つひとつ丁寧にご回答くださり、科学的探究の面白さや奥深さを実感する時間となりました。

翌朝には諏訪湖畔で水を採取し、パックテストを用いた簡易水質検査を実施しました。このデータは今後の「課題研究I」の授業において検証・分析し、まとめていく予定です。

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