2025年第1回サイエンスダイアログ(科学分野の英語特別講義)を実施
2025年5月12日更新
5月9日(金曜日)、東京大学・大学院総合文化研究科研究員のDr. Elamaran Durgadeviをお招きして、英語での特別講義「ニューロモルフィック・コンピューティング:2次元材料による脳型デバイス」(Neuromorphic computing: A Brain inspired Revolution with 2D materials)を実施しました。
これは、Science Dialogue in Englishというシリーズ企画の今年度第1回目の特別講義で、科学分野の第一線でグローバルに活躍されている研究者に英語でご専門分野の研究を紹介いただくものです。今回は、東京大学で脳型コンピューターデバイスの開発に取り組むインド出身の女性研究者Durgadevi博士の講義に1年生16名、2年生11名の計27名の生徒が参加しました。
Durgadevi博士は、ご出身のインドの紹介や、ご自身が研究者となった過程を簡単に説明された後、脳型コンピューターの開発に関して、動画や図を用いて詳細に説明くださいました。人間の脳は既存のコンピューターに引けを取らない高い能力を持ち、その脳の仕組みのなかでも特にニューロン同士の結合の仕組みに注目し、その仕組みをコンピューター開発に活かすことに取り組まれているそうです。
講義の内容は非常に高度で専門的な内容を含むものでしたが、実施後のアンケートでは、「実際に研究されている方の最先端の研究についての講義を受けることができてとても興味深かった。」「インド英語に触れたことがなかったので、とても良い経験になった。」などのコメントが寄せられ有意義な時間となりました。