プレ最先端フィールドワークにて東北大ナノテラスを見学
2024年12月2日更新
11月29日(金曜日)に2年生22名が、日本の科学技術の最先端の施設を訪問する「プレ最先端フィールドワーク」として東北大学青葉山新キャンパス内にある3GeV高輝度放射光施設(NanoTerasu-ナノテラス)を見学しました。NanoTerasu総括事務局広報グループリーダー加道雅孝氏より詳細なプレゼンの後に研究エリアに入り、間近で装置の説明を受けました。その後、キャンパス内の学食にて東北大学理学部物理系2年の本校OGより、受験経験談やキャンパスライフについて話を聞き、午後は東北大学総合博物館と東北大学自然植物園に分かれて見学しました。
参加した生徒からは、NanoTerasuについて「短距離で電子の速さを上げたり、放射線の厳しい基準を満たして一般人も入れる世界最高峰の技術だと知り驚いた。」「マイクロ波加速の原理の部分は面白すぎて現代の技術を尊敬しました。」「装置のすぐそばまで降りることができたのがとても印象に残っている。SSHのプログラムだからこその経験であり、音や振動などについて動画や上からの見学では得られなかった発見があった点でとても興味深かった。」「どのような技術を駆使してナノの世界を見ているのかというのが、全て勉強してきたことをそのまま使ったり応用したりしたものであって、全く別の世界のものではないのだと感じられた。」といった感想がありました。
また、「実際に通っているOGのお話を聞けたりして東北大を間近に感じることができた。博物館の展示も教科書で見て知っていても今まで見たことがないものがたくさんあってとても興味深かった。」「進路を迷ってる時期で、東京以外の大学の雰囲気を知る機会が得られたのは良かった。」など進路に関する感想もあり、有意義なSSHプログラムの一日となったようです。