第2回サイエンスダイアログ(科学分野の英語特別講義)Robots: Our New Friends!を実施
2024年11月15日更新
11月14日(木曜日)、東京大学大学院情報理工学系研究科研究員のDr. Irene Frizzaによる、英語での特別講義「Robots: Our New Friends!」を実施しました。
これは、Science Dialogue in Englishというシリーズ企画の今年度第2回目の特別講義で、科学分野の第一線でグローバルに活躍されている研究者に英語でご専門分野の研究を紹介いただくものです。この日は東京大学大学院情報理工学系研究科で、ヒト型ロボットの歩行動作を研究するイタリア出身の女性研究者Frizza博士の講義に1年生7名、2年生3名の計10名の生徒が参加しました。
Frizza博士は、ヒューマノイドと呼ばれるヒト型ロボットの足部分の開発に携わっておられ、凹凸のある地面でロボットが歩行できるような柔軟な足の制作を進めています。講義では制作に3年を費やしたというロボットの足部分の動きを、映像を含めながらわかりやすく説明してくださいました。
講義後のディスカッションでは、日本ではロボットに対する抵抗感が少ないために、店舗や飲食店などでもロボットが多く使われるようになってきたことや、ヒューマノイドと人間の関係性、その倫理面における問題などに関して、さまざまな意見が交わされました。
参加者の感想には、「確かに足が柔らかいロボットはあまり見たことがなくて、独自の研究をしているのがすごいと思った」「内容も面白かったですし、スライドを見たりお話を伺う中で英語にも触れられて良かったです」「とても難しかったけれど、資料や説明でなんとかお話についていくことができたと思います。まだまだ理解が及ばなかったところもあるし、うまく言葉にまとめられなかったけれど、質問したかったこともあるので、それを形にできるように英語の学習を頑張ろうと思いました」などのコメントが見られ、参加生徒は有意義なひと時を過ごしたようでした。