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活動報告



高大連携特別教育プログラム:「課題研究入門」公開(第4回目)「異分野融合で道なき道を行く」

2024年11月8日更新

11月7日(木曜日)、高大連携特別教育プログラムである1年「課題研究入門」を教育関係者、保護者、中学生などに公開しました。本校はSSH指定校として、自校生徒の育成のみならず、科学教育のネットワーク拠点として地域の教育活動に貢献すべく努めており、その一環としてお茶の水女子大学の教員が講師を務める「課題研究入門」の一部を公開しています。

公開4回目となる今回は、共創工学部人間環境工学科の秋元文准教授がご担当くださいました。

前半は、国語が得意で文系だと思っていた高校時代に化学の面白さに気づき理系に転じたエピソードなどを交え、大学薬学部を経て研究者の道へ進まれたキャリアをご紹介いただきました。

材料工学とは、新しい価値をもった「もの」を創り出す学問で、材料の基礎的な原理の理解と、応用に向けた展開が重要であり、理系科目のみならず様々な分野につながるという基本をわかりやすくご説明いただきました。

後半は、その中でもご自身の専門分野である生体材料(バイオマテリアル)について、「ハイドロゲル」という「もの」に焦点を当て、分野を乗り越えて測る手段を創るところから始まり、化学の力を使って作ったゲルの評価に物理が活躍し、生物学の研究分野や医療現場に応用することを目指すという異分野融合の具体例をご説明いただき、材料工学への理解が深まる有意義な時間となりました。

質疑応答も活発に行われ、生徒からは「新たな分野を知ることができ、進路選択に希望が持てた」、保護者からは「学部横断的な分野、学際的研究などのお話は生徒さんたちの視野をいっそう広げてくれると思う」などの感想が寄せられました。

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