3年「生物」:高大連携プログラム「遺伝子組換えのしくみとその応用」
2024年10月2日更新
9月30日(月曜日)と10月1日(火曜日)、3年生の生物選択者20名がお茶の水女子大学理学部1号館で近藤るみ先生による実験実習を受講しました。
大腸菌への遺伝子導入法を例に、遺伝子組換えのしくみを講義していただきました。教科書で勉強した内容を、実際に講義後に実験で実施することを意識して生徒は真剣に耳を傾けていました。1日目は基本的なDNAの導入の他に、導入DNA(プラスミド)の量の条件を変えるグループと、導入方法であるヒートショックの時間の条件を変えるグループで実験を行いました。2日目は遺伝子導入が起こった培地の結果をグラフにまとめ、各班で考察発表を行いました。プラスミド量が多いほど遺伝子導入が起こりやすい予想に反する結果が出て、適切なプラスミド量があるという興味深い考察となりました。最後に研究室の顕微鏡で、ショウジョウバエの遺伝子組換え体を観察し、GFPが発現した生きた個体を観察しました。バイオテクノロジーに実際に触れる良い機会になりました。