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活動報告



高大連携特別教育プログラム:「課題研究入門」公開(第3回目)「ひもの結び方は何種類?」

2024年9月27日更新

9月26日(木曜日)、高大連携特別教育プログラムである1年「課題研究入門」を教育関係者、保護者、中学生などに公開しました。本校はSSH指定校として、自校生徒の育成のみならず、科学教育のネットワーク拠点として地域の教育活動に貢献すべく努めており、その一環としてお茶の水女子大学の教員が講師を務める「課題研究入門」の一部を公開しています。
公開3回目となる今回は、理学部数学科の下川航也教授がご担当くださいました。
最初にご自身が高校生の頃に出会った「結び目理論」の本がきっかけで現在の研究に至ったこれまでのキャリアについてお話いただきました。
講義では今回のテーマでもある「ひもの結び方はどれくらいある?」やその問いの前提となる「結び方が同じとはどういうこと?」のような問いは数学のトポロジーの結び目理論を用いて考えることができることから、その考え方について様々な結び目が描かれた資料をもとにお話いただきました。
途中生徒同士で輪ゴムや自分の指や髪の毛を使って結び方を検証する時間を設け、理解を深めると同時に様々な疑問も湧き、質疑応答では多くの質問が寄せられました。描かれた結び目を読み取るコツは?の問いに対しては「実際に絵に描いて練習すると結び目を頭の中で動かすことができるようになり、客観的な識能力が高まる」とお答えくださいました。すべての質問に丁寧にご回答いただき、生徒にとって有意義な時間となりました。
参観した保護者からは、「宇宙の構造にもつながる興味深い講義で、数学の世界の一端を垣間見ることができました。 また生徒さんたちと先生の活発な質疑から、何事も関心を持って臨んでいる学校生活が窺えました。先生がご自分の関心、キャリアについて話しておられたのも、参考になったと思います。」などの感想が寄せられました。

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