第1回サイエンスダイアログ(科学分野の英語特別講義)Managing Urban Water Pollution in Asian Citiesを実施
2024年6月5日更新
6月4日(火曜日)、東京大学未来ビジョン研究センター研究員のDr. Chethika Gunsairiをお招きして、英語での特別講義「アジアの都市における水質汚染管理」(Managing Urban Water Pollution in Asian Cities)を実施しました。
これは、Science Dialogue in Englishというシリーズ企画の今年度第1回目の特別講義で、科学分野の第一線でグローバルに活躍されている研究者に英語でご専門分野の研究を紹介いただくものです。この日は東京大学で、アジアの都市における水質汚染の改善を研究するスリランカ出身の女性研究者Gunsairi博士の講義に1年生16名、2年生11名の計27名の生徒が参加しました。
Gunsairi博士は、ご自分が研究者となるまでの道のりを簡単に説明された後、限りある資源である水を効率的に使用するために水のリサイクルを目指すスキームの提案と、そのケーススタディを紹介くださいました。その後の質疑応答では、「きれいな水の定義はとは?」「自信を失った時はどうしましたか?」「自分のキャリアを決めた時期ときっかけは何ですか」など、多数の質問が寄せられました。Gunsairi博士は、そのひとつひとつに丁寧に回答くださいました。
実施後のアンケートでは、「スリランカ出身の先生だからこそ聞ける水質汚濁に対する解決策を聞いて、環境問題を考える上で新たな視点を得ることができた」「初めての参加でしたが、科学者になりたい、科学に興味があるというわけではない私でも、キャリアのことについてや、英語学習で参考になることがたくさんありました」などのコメントがあり、多くのことを学び、有意義な時間を過ごすことができたようです。