2年「課題研究I」(社会科学)特別授業「リサーチクエスチョン」
2023年6月7日更新
6月6日(火)、2年「課題研究I」社会科学の授業に、お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科の永瀬伸子教授をお招きし、リサーチクエスチョンの立て方やデータ分析の方法についてお話しいただきました。永瀬先生からは、生活の中から気づきを大切にすること、社会課題を「自分の疑問」としてできる限り具体性を持って「問い」を立てること、データの分析方法やビックデータの扱い方について具体的な例を挙げながら、お話を伺いました。また、永瀬先生が執筆された「女性の働き方と社会保障」を教材として、事前に読んで浮かんでいた疑問を直接永瀬先生に伺う時間を設けることで、分析の進め方や課題の見つけ方を実践的に学びました。
生徒は、「『〇〇について』を研究テーマとするのではなく、『なぜ、〇〇なのか』という疑問をそのまま問いにすることが大切だと学んだ」や、「格調のあるテーマにしなければちゃんとした研究にならないと思っていたが、素朴な疑問をテーマにしてよいのだと自信をもつことができました。より関心を持っていることを探究につなげようと思いました」といった感想を書いており、研究テーマの設定に悩む生徒にとってヒントに満ちた講義をいただきました。