2年「課題研究I」(芸術文化と科学-文学):国立国語研究所訪問
2023年5月17日更新
5月16日(火曜日)、2年「課題研究I」(芸術文化と科学-文学)で、生徒5名が国立国語研究所を訪問しました。
国立国語研究所は、日本語や社会における言語生活を科学的・総合的に研究し、日本語・言語に関する知の探究とその成果を広く社会に提供することを目的としている機関です。
まず、研究者の方から「言語コーパスを活用した研究の方法と実際」というテーマで具体例を交えながら講義をしていただきました。また、その後の質疑応答では、充実したディスカッションを行うことができました。さらに、所内や研究図書室で収集資料や貴重資料などを見せていただき、研究への視点がさらに広がりました。
【生徒の感想(抜粋)】
・言語研究をどのように行うのかや言葉の面白みを知ることができました。具体的な形がない言葉をどのように分析するのか主観を入れずに考察や分析をするのかをイメージできるようになったと思います。
・言語コーパスの存在は知っていたものの、具体的な使用方法や自分の研究への落とし込み方までは考えることが出来ずにいたため、先生のお話・質問に対する返答はとても参考になった。図書館では、その専門性や蔵書数、そして一冊一冊の情報量に圧倒され、自分の中の言語学・文学に対する興味関心が更に高まった。テーマの具体性や細密度が今後の研究においても重要になってくるということを改めて実感させられた。今回学び、考えたことを今後の研究に活用していきたいと思う。