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活動報告



2年「持続可能な社会の探究I」海外研修 アジアユースリーダーズ2019

2019年8月25日更新

公益財団法人イオンワンパーセントクラブ主催のアジアユースリーダーズ(AYL)2019に、生徒4名が参加しました。このプログラムは、バックグラウンドの異なるアジア各国の高校生が、英語を共通言語として一つのテーマで議論を重ね、問題解決力や自発的な行動力を高めるとともに、グローバル感覚を養い、価値観の多様性を学ぶことを目的としています。
今年度は ”Food & Health” をテーマとして、8月17日(土曜日)から24日(土曜日)にベトナムの首都ハノイで開催されました。昨年までのAYL参加国である中国、インドネシア、日本、マレーシア、タイ、ベトナムの6カ国に、カンボジア、ラオス、ミャンマーの3カ国が加わり、今年度は9カ国から115名の高校生が集まり、ベトナムの  ”Food & Health”についての専門家による講義や企業・大学の見学、市民へのインタビューなどを通じて考察を深め、問題解決策を提言しました。
以下は、参加した生徒による活動報告です。


《18日 Orientation / Lecture I / Welcome Reception 》

18日から本格的な活動が始まりました。オリエンテーションでチームの仲間と対面し、アジア9か国から集まった高校生たちと、自己紹介やリーダー決めを通して親睦を深めました。その後、ヤクルトベトナムの方による「プロバイオティクスとあなたの健康」と題する講義を受け、プロバイオティクスの利点などについて学びました。歓迎会では、他国の生徒と交流し、ベトナムの生徒によるパフォーマンスを楽しみました。また、来賓の方々から励ましのお言葉をいただき、有意義な一週間を過ごせるよう努力しようと決意を新たにしました。

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《19日 Lecture II〜V & Visiting Ajinomoto Hanoi 》

19日の午前中はホテルにて、THミルク社による「ベトナムにおける栄養改革」と題する講義からベトナムにおける牛乳のトレーサビリティーについて学びました。また、農業農村開発省「食と健康、食習慣の課題」と題する講義からはベトナムの食習慣のメリットとデメリットについて、ベトナム保健省国立栄養研究所の教授による「栄養システムの確立」と題する講義からは食育に関する国家資格や人材育成についても学びました。午後は味の素ハノイのオフィスを訪れ、学校給食プロジェクトについての講義、会社の資料館見学、ベトナム料理の調理体験という3つのプログラムに参加しました。ベトナムの給食に関する課題は興味深く、これからのディスカッションに生かしたいと思いました。

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《20日 Lecture VI ・VII & Visiting “ National Univ. of Agriculture ” 》
 

20日は、ベトナム国家農業大学の先生による「健康にかかわる食品と食習慣」と題する講義からベトナム料理の特徴や利点について学ぶとともに、ベトナム保健省食糧管理局の方による「食と健康、食の安全」と題する講義では、栄養素の観点からだけでなく食品衛生の観点からも考える必要性にも気づかされました。チームでクイズに挑戦し、チームワークが求められる活動もありました。午後はベトナム国家農業大学を視察し、栽培の様子を直接見聞きするなど貴重な体験ができました。空き時間を活用してミーティングをするなど、最終日のプレゼンテーションに向けて各チームとも自主的な活動も始まりました。

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《21日  Lecture VIII & Interviewing Customers at AEON Mall Long Bien 》
 

21日はイオンモール ロンビエン店に伺い、イオンの環境に配慮した取り組みや、イオンのポリシーであるカスタマーファーストについての講義を受けました。その後、チームごとにイオンにいらっしゃるお客様にインタビューを行い、ベトナムの人々の食習慣の実態を調査しました。お客様に英語が伝わらない中で、ベトナム語で書かれたメモを使ったり、録音をしたり、Google Formを活用したりと、奮闘しているメンバーの姿が多く見られました。2日後にプレゼンテーションを控え、どのチームも緊張感が高まってきました。

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《22日 Group Discussion 》
 

22日は、翌日に迫ったプレゼンテーションに向けて、一日かけてディスカッションを行いました。約一週間のプログラムの中で得た知識を活用しながら、チームメンバーと納得いくまで話し合いを続けました。ベトナムやアジア全体の食生活に関する問題の解決策に、実現可能性や持続性をいかに取り入れるかが鍵となりました。うまくチームワークが取れなかったり、よりよい発表にするために意見が衝突したりすることもありましたが、発言することの大切さやチームワークの重要性など、本当に多くのことを学びました。

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《23日 Presentation / Award Ceremony & Farewell Reception 》

23日は、このプログラムの集大成であるプレゼンテーションがありました。どのチームも努力の跡がうかがえる、すばらしい発表をしていました。工夫が凝らされた発表やスピーチ、様々なクリエイティブなアイデアに触れ、視野が広がりました。フェアウェルパーティーでは各国のメンバーが文化紹介を兼ねたパフォーマンスを披露しました。発表が終わって肩の荷が軽くなったこともあり、みんな思う存分楽しむと同時に、他の国のメンバーと集う最後の機会ということで、それぞれに別れを惜しむ場ともなりました。

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