2年「持続可能な社会の探究I」(国際協力とジェンダー)特別授業:「子どもと社会・国家の関係について<母の日>、<父の日>を手がかりに考える」
2017年7月14日更新
7月12日(水曜日)に、2年「持続可能な社会の探究I」の「国際協力とジェンダー」講座に お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系 小玉亮子先生をお招きし、「子どもと社会・国家の関係について<母の日>、<父の日>を手がかりに考える」というテーマで特別授業をしていただきました。
授業では<母の日><父の日>について先生のご研究に基づき、政治・経済・その時々の社会情勢・ジェンダーなどを織り交ぜた多角的な視点から、分かりやすく解説していただきました。一見平和的なイヴェントも、その成り立ちを探ることで真の問題性に気づくことの大切さを学びました。
【講義の内容】
1.母の日に関する新聞記事から
2.アメリカ合衆国:政治、市場、美しい物語の背後に
3.ドイツ(ヴァイマールからナチスへ):政治と市場の結合、ドイツ精神
4.日本(戦中から戦後へ):名誉の母、戦後の変化
5.父の日の政治的挫折と復活:いかさま、ベトナム戦争
6.おわりに:近代国家、近代家族、そして、創られた伝統