第65回全国国立大学附属学校連盟(全附連)高等学校部会教育研究大会を実施
2024年10月15日更新
10月11日(金曜日)および12日(土曜日)、本校にて第65回全附連高等学校部会教育研究大会を実施しました。これは、全国の国立大学の附属学校連盟により毎年開催されるもので、今年度は本校が幹事校となり、全国の附属高校の教員120名が参加し、2日間にわたり日頃の教育活動に関する研究発表を行いました。
最初に全体会にて本校校長やお茶の水女子大学副学長が挨拶をした後、「地歴公民」「外国語」「生活指導」「附属のあり方」の4つの分科会に分かれて、日々の教育活動の実践報告や教員らが取り組む研究成果の報告、SSHに関わる活動の紹介など、多岐にわたる内容で発表・報告が行われました。附属学校のなかにはSSH校としての指定を受けている学校も多く、革新的な取り組みも多数紹介され、参加した教員にとっては、有意義な情報交換の場となりました。
2日目に行われた講演会では、お茶の水女子大学理事・副学長でありジェンダード・イノベーション研究所長の石井クンツ昌子先生が、「ジェンダード・イノベーションと教育」をテーマにお話しくださいました。ジェンダード・イノベーション(GI)の分野では、積極的に性差解析を行い、その結果を研究・開発のデザインに組み入れることで「知の再編成」を促しイノベーションを創出することを目指しており、石井先生は教育の現場でもGIの考え方を取り入れて、教育の質の向上につなげていくことが重要であるとお話しされました。
参加した教員にとっては、2日間を通して得られた学びや知見を、今後の教育活動を通して生徒たちに還元し、より一層充実した教育活動への志を高めるような刺激に満ちた2日間となりました。