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高大連携



高大連携

高大連携特別教育プログラム

2024年5月31日更新

本校ではお茶の水女子大学と高大連携特別教育プログラムを実施しています。本プログラムは、「女性の能力開発」モデルの考案及び「大学入学前からの総合知育成」モデルの探求を企図し、総合的な教養と高度な専門性を身につけた女性リーダーの育成を目指して、基礎・基本に根ざした教養、自ら課題を発見し探究する力の涵養を目的とするものです。具体的な内容は以下の通りです。

課題研究入門

 高大連携特別教育プログラムの開発を開始した際、国語・数学・英語に限定して「教養基礎」科目を設けました。2018年度から、「教養基礎」を科目の枠組みを超えて教養を身につけることをめざし、「新教養基礎」に変更し、さらに2024年度より「課題研究入門」に変更しました。
 「課題研究入門」は、生徒の探究活動における課題設定や望ましいキャリア形成に資するよう、1年次のSSH学校設定教科「課題研究」に設定された学校設定科目です。カリキュラムは、アカデミックガイダンス(探究方法の学び)とキャリア教育を融合した取り組みを大学・高校教員の連携のもとに研究・開発しています。様々な分野で、「問いを立てる」ことをテーマとして授業が行われます。具体的には、お茶の水女子大学の4学部各学科の大学教員が大学での研究テーマや学問の紹介、教員自身の研究歴などについて出前講義を行います。生徒同士、生徒と授業者による対話を通して生徒自身に生じた問いを表現する活動も行われます。(年間 10 回程度)

 

附属高校生向け キャリア・ガイダンス

1年生全員を対象に、お茶の水女子大学の各学科・講座・コースを訪問し、大学の先生のお話をうかがったり実験の見学をしたりします。お茶の水女子大学にはない医学、薬学、法学などの学問分野についても、専門の先生からお話をうかがうことができます。高校までの授業にはない分野を含め、さまざまな学問分野に触れることにより、進路選択に対する視野を広げ、大学における学問研究のあり方を学びます。

 

附属高校生向け公開授業

お茶の水女子大学の一部の授業が附属高校生(2・3年生希望者対象)に向けて公開されています。登録料1,000円で、何科目でも受講できます。大学生と同様に試験等を受け、授業が終了したときには成績が評価され、認められれば修了証書が交付されます。高校の単位にはなりませんが、お茶の水女子大学に進学した場合は、入学後申請により所定の手続き を経て大学の単位が取得できます。 2016年度からは科目によって聴講制度も認められるようになりました。 今年度の公開科目は以下の通りです。

令和6年度 附属高校生受入可能授業科目(PDF形式 180キロバイト)

 

校長による個別進路相談

 希望者を対象に、1学期・2学期に校長による個別進路相談が行われています。 近年、大学には新規の学部・学科が誕生し、入試方法も多様化して進路選択が複雑になっています。この個別進路相談では、自分が関心を持っているテーマを学ぶにはどの大学のどの学部・学科に進めばよいのかなど、進路選択に関するさまざまな相談を校長が受けつけます。必要な場合には、当該分野のご専門の先生を紹介することもあります。相談は生徒本人、保護者同伴、保護者のみ、いずれも可能です。

大学の教員による指導

 「課題研究入門」の他にも大学教員による出張授業が随時行われています。また、特に3年生の「課題研究III(2023年度入学生までは「課題研究II」)」では高校では実施できない実験を、大学の先生方のご指導の下、大学の研究室にて実施させていただくこともあります。

選択基礎

 お茶の水女子大学の高大連携特別選抜受験を前提として、高校3年生が大学の学科等(学科、講座、コース等)を選び、専門の基礎教育を受けるというプログラムです。各学科等では、文献を読ませたり実験や実習をさせたりなど個別指導の形で1年間を通じて大学の2単位分の授業を実施します。 
※このプログラムは現高校2年生(2023年度入学生)をもって廃止となります。

高大連携特別選抜

一般推薦入試(11月下旬)と同時に高大連携特別選抜が行われ、「選択基礎」の受講者のみが受験できます。大学が募集する人数は若干名で、進学者は追跡調査の対象となります。 
お茶の水女子大学における附属高校からの高大連携特別選抜についてはこちら(新しいウ インドウが開きます)。こちら
※このプログラムは現高校1年生(2023年度入学生)をもって廃止となります。

SSH指定女子高校等との連携

お茶の水女子大学では、2014年より関東のSSHに指定された公立女子高校等における課題研究を支援するため、8月に本学の研究室において、数学・物理・化学・生物・情報科学・生活工学の実習を実施しています。また、3月には課題研究発表会を開催しています。本校生徒は、2019年にSSHに指定されたことを機にこの連携に参加し、課題研究のスキルを身につけるとともに、大学の教員や他校の生徒との交流を通じて、理数分野への関心を深めています。

他大学との高大連携

2024年5月31日更新

2020~2023年度の過去3ヶ年で、以下の大学と高大連携事業を実施しています。

京都大学

 京都大学高大接続ネットワークに加盟しており、様々な高大連携プログラムに参加しています。具体的には、学びコーディネーターによる出前授業における京都大学研究者の特別授業の実施(「課題研究II」(2024年度までは「課題研究」))、サマープログラムへの参加、京都大学ポスターセッションへの参加等を実施しています。 また、京都大学は関東近県のSSH指定7女子高校と連携し、夏休みに2泊3日の理学部での研修を実施しています。参加した生徒はいくつかのコースに分かれ、理学部の先生方の講義や実験を体験しています。

東京工業大学

 東京工業大学教員における特別講義「ウィンターレクチャー」を本校主催で実施、1日東工大生(2020年度は中止、2021年度はオンライン)に参加しています。

その他の大学

 科学技術振興機構(JST)「グローバルサイエンスキャンパス」事業で行われている東京大学、東京農工大学、埼玉大学、東京理科大学のプログラムに生徒が参加しています。また、様々な大学に課題研究等で個別に研究室訪問なども行っています。