JavaScriptが無効な場合、一部の機能が使えない恐れがありますので、JavaScriptを有効にしてください。


学校案内



学校案内

沿革・校歌・徽章

2023年7月7日更新

沿革

 昭和22年4月1日、6・3・3の新学制実施に伴い東京女子高等師範学校附属高等女学校は中学校と高等学校に分かれるに至った。このとき附属高等女学校第1・2学年修了者(附属小学校高等科第1学年修了者を含む)を中学校第2・3学年とし、新たに入学させた男子24 名、女子76名をもって第1学年とし、男女共学の中学校として発足した。附属高等女学校の創立は遠く明治15年7月10日東京女子師範学校附属高等女学校の設置に端を発し、それより年を経ること120年、お茶の水女子大学附属中学校の現在に至った。

* 明治8年(1875) 11月 「御茶ノ水」に東京女子師範学校開校
* 明治15年(1882) 7月  東京女子師範学校附属高等女学校創設
* 明治18年(1885) 8月  東京師範学校附属高等女学校に改称
* 明治19年(1886) 2月  文部省直轄学校として東京高等女学校と改称
* 明治23年(1890) 2月  女子高等師範学校附属高等女学校に改編
* 明治41年(1908) 4月  東京女子高等師範学校附属高等女学校と改称
* 昭和7年(1932) 12月 「現在地(大塚)」に移転

* 昭和22年(1947)  4月 学制改革により東京女子高等師範学校附属中学校発足(男女共学)
* 昭和24年(1949)  4月 お茶の水女子大学設置、東京女子高等師範学校を包括
* 昭和27年(1952)  4月 東京女子高等師範学校廃止にともないお茶の水女子大学文教育学部附属に改編
* 昭和54年(1979)  4月 帰国子女教育学級発足
* 昭和55年(1980)  4月 お茶の水女子大学附属中学校に改編
* 平成16年(2004)  4月 お茶の水女子大学が国立大学法人となる
* 平成17年(2005)  4月 文部科学省開発学校に指定される(19年度まで)
* 平成19年(2007)12月    創立60周年記念式典
* 平成20年(2008) 3月  第一校舎改修工事完了
* 平成20年(2008)11月    帰国子女教育学級30年の歩み公開研究会
* 平成21年(2009)  4月 文部科学省開発学校に指定される(23年度まで)
* 平成26年(2014)  3月 第二校舎改修工事完了
* 平成26年(2014)  4月 文部科学省開発学校に指定される(29年度まで)
* 平成26年(2014)10月    研究開発学校公開研究会(コミュニケーション・デザイン科 1年次)

* 平成27年(2015) 10月    研究開発学校公開研究会(コミュニケーション・デザイン科 2年次)

* 平成28年(2016) 10月    研究開発学校公開研究会(コミュニケーション・デザイン科 3年次)

* 平成29年(2017) 10月    研究開発学校公開研究会(コミュニケーション・デザイン科 4年次)

* 平成29年(2017)12月    創立70周年記念式典

校歌

みがかずば

  玉もかがみも

    なにかせん

  学びの道も

    かくこそありけれ

 わが校の校歌は、お茶の水女子大学ならびに附属校園全体の校歌です。お茶の水女子大学の前身は、東京女子高等師範学校です。その創設は明治7年にさかのぼります。明治7年3月、東京に女子師範学校を設立する旨の布達があり、明治8年11月29日、「お茶の水」の地、当時の神田区宮本町(現文京区湯島一丁目)に校舎がなり、皇后陛下(昭憲皇太后)の行啓を仰いで開校式が催されました。そして、翌明治9年2月15日、皇后陛下御筆の御歌を賜り、これをわが校の校歌として、これに曲をつけ、それ以来歌い続けています。

校歌お茶の水女子大学歴史資料館のページが別ウィンドウで開きます

徽章

 現在の徽章は、明治39年6月から使用してきたものです。もともとわが校の徽章は(女子の)、女子高等試案学校附属高等女学校の時の制服の帯と金具のデザインがもとになったもので、この徽章が制定された当時は女子の通学服装は和服に袴で、帯を袴の紐の上にしめるように考案されたものです。

 帯は、生糸の博多帯(織方)で、地色は濃い紫色(古代紫)でしたが、その後服装の変化に伴い、紫気を含む濃い茶色に変わってきました。帯の中央には緑の筋があり、白い茶の実と茶の実のの中に水の字を織り出してあります。この茶と水は、この学校が本郷の「お茶の水」にあったことからその地名を意匠に取り入れたものです。金具の輪郭は八稜鏡で、中は蘭と菊とを配し、菊の花弁に女高師高女の五字を刻んだものです。この文字は当時女子高等試案学校附属高等女学校とう校名の略称です。八稜鏡は、昭憲皇太后御下賜の御歌「みがかずば」にちなんだものです。ですから、校章としての教訓の意味をもちながら、更に「秀蘭芳菊君子を思う」の意を取り蘭と菊とを添え、修養の材とすると共に装飾化したものです。

ベルト1

 昭憲皇太后御下賜の御歌「みがかずば」は、わが校の校歌です。東洋では昔から蘭と菊とを人格の高い人程の品があるとして、秀蘭芳菊君子を思うという言葉もあります。それは蘭は深林に育ち、愛する人、賞観する人が無くても季節になれば芳香を放ち、清らかな品のあるつつましい花を開きます。中国では蘭を困窮の為に節を曲げないことに例えたり、善い人といるのは蘭の生けてある室にいるような気持ちがするなどと例えています。ですから、蘭は清廉、謙譲の徳、和協親睦の意を蔵しているのです。菊は秋にり、霜が降る草木が元気がなくなるときに、独り生気旺盛であり、気品の高い花を開き芳香を放ち、古来君子の節操高きに例えられ、また古くから中国では延寿といわれ長生きの花とされています。わが国の古歌に「露ながら折りてかざさむ菊の花老いぬ秋の久しかるべき」とあります。ですから菊は貞操節義の徳、高潔長寿の意を蔵しているのです。以上のことからわが校の徽章は学びの道にいそしみ人格の高い人間になることの教えを象徴しているのです。

 現在の附属中学校は昭和22年に学制改革の結果、附属高等女学院下に3学年を以って編成し、附属高等学校は上の2学年に一年延長して編成したものです。ですから女子の生徒の使用する徽章は高等女学院も中学校も共に附属高等女学院のときからのものです。昭和22年に附属中学校の校章として、菊花弁の女高師高女の五文字をとり、その代わりに大きく中の字一字をいれたものが現在の校章です。(文責:本校主事 故中澤伊興吉)

徽章

14