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活動報告



ラトローブ大教授によるワークショップ「宇宙空間における放射線」実施

2024年4月24日更新

4月23日(火曜日)、オーストラリアのラトローブ大学の教授陣が来校され、宇宙空間における放射線に関するワークショップが提供されました。訪問先として本校が選ばれたのは、同大の女性研究者であるConnie Darmanin博士の「日本の女子学生にサイエンスを提供したい」との思いによるものであり、1~3年生の有志生徒37名が参加しました。

まずはDavid Hoxley博士が宇宙に存在する太陽風や、地球磁場、放射線の仕組みなどを英語でわかり易く説明し、放射線は人体にとって有害ではあるものの科学の知識を正しく用いてその性質を上手く利用すれば、有効に活用することができるとお話くださいました。その後、生物物理学がご専門のDarmanin博士の説明により、生徒はラトローブ大学の研究室の実験サイトFarLabsにアクセスし、7つのステーションをオンラインで操作して放射線量の測定実験を行いました。生徒たちはHoxley博士の説明から学んだアルファ線、ベータ線、ガンマ線の特徴から、それらを遮断するための適切な物質を選び、それを用いてそれぞれの放射線を遮断することを試み、遮断による放射線量の変化を測定・記録しました。

最後に、Darmanin博士が男女の性別に関係なく、学びたいことを学び、進みたい道に進むことの大切さを、ご自分の経験とともに伝えてくださいました。

参加した生徒からは、「英語で進むということで難しかったのですが、最新の機器を使い実験して考察して行くうちに楽しくなってきました。とても勉強になりました」「宇宙で放射線がどのように出ているのかよくわかったし、昨年度『課題研究基礎』の授業で学んだ知識を、今日の実験と結び付けることができて、より学びが深まったと思う。とてもいい体験になりました」などの感想が聞かれ、深い学びの機会となったようでした。事後アンケートでは「同様のイベントがあればまた参加したい」と回答した生徒が96%に及びました。引き続き、SSH指定校らしい企画を生徒に提供していきます。

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