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活動報告



生徒21名が参加する福島フィールドワークを実施

2023年11月22日更新

11月19日(日曜日)から21日(火曜日)、生徒21名(1年生18名、2年生3名)が参加し、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の影響と復興について学ぶ、福島フィールドワーク(FW)を実施しました。このFWは地震・津波・原発事故という世界で類を見ない「複合災害」を経験した現地の状況視察及び復興に携わる方々との対話を通したインプットと、震災・原発事故を福島だけのローカルな問題と限定せず、その教訓を持続可能な社会・地域作りの実現や、日常生活、自分自身の行動変容などに視野を広げ、自分事としてどう活かすか探究・創造するアウトプットという、2方向のプログラム構成となっています。

事前学習として、夏休み中に放射線に関する科学系書籍と原子力発電や震災に関連する書籍から各1冊ずつ読書記録を作成し、グループワークで共有したり、「中学生・高校生のための放射線副読本(文部科学省)」「放射線と人体の影響」「電気エネルギーと原子力発電」などの資料を読み、放射線に関する理解を深めました。

フィールドワーク1日目は、双葉町東日本大震災・原子力災害伝承館にて震災・原発事故直後から現在までの経過と復興の歩みの全体像を学習、住民帰還が許され再開通したJR双葉駅周辺、震災遺構浪江町請戸小学校、大平山霊園、福島水素研究フィールドである棚塩産業団地を訪れました。さらに、浪江町道の駅「なみえ」にて、元東京電力社員・現一般社団法事AFW代表理事との対話を行いました。2日目は、福島県漁業協同組合連合会の方による原発事故後の風評被害の影響、放射性物質の自主検査体制構築・モニタリング検査結果等のデータをもとにした取組について伺い、質疑を行いました。その後、富岡町富岡復興メガソーラー・SAKURAの施設見学、東京電力廃炉資料館及び福島第一原子力発電所構内(1~4号機、汚染水処理施設等)の見学をし、東京電力福島復興本社の社員の方からの説明と意見交換を行いました。3日目は、郡山市・国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所を見学後、3日間の振り返りをワークショップ形式でまとめました。

生徒たちは、実際に現地を訪れ、そこで働く人々の生の声を聞き、対話をすることにより、実に多くのことを学びました。今後、全校生徒に向けてこの学びを共有する予定です。

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