SSH視察受入：本田顕子文部科学大臣政務官、藤江陽子文部科学審議官
2023年12月5日更新
12月4日（月曜日）、文部科学大臣政務官の本田顕子氏が、藤江陽子文部科学審議官、生田知子科学技術・学術政策局人材政策課長、平沢絵理課長補佐らとともに、本校を訪問されました。本田政務官らは、日本の理系女性がOECD諸国と比較して非常に少ないことを喫緊の課題と捉えられており、SSH指定校として女子の理数系教育に力を入れている本校を視察先として選ばれたとのことです。
1年生必修「課題研究基礎」の授業見学のほか、課題研究をテーマに、2年生7名との懇談の機会をもっていただきました。最初は緊張気味に自分の研究内容を話していた生徒たちですが、温かい雰囲気で聞いていただくうちにほぐれていき、「数学を用いて新たな音律を模索したい」「音を電力に変換したい」といった研究への熱い思いについてお伝えすることができました。「西日本豪雨災害において家具が避難の障害になったことを知り、浸水時の室内の家具の動きについて流体力学を用いて研究しています」と話した生徒に向けては、実際に熊本県の被災者と接せられていた経験をもとに、「被災者の方々も喜ばれると思います、ぜひ人のためになる研究につなげてください」と言葉をかけていただきました。
本校は、引き続き未来の女性科学技術人材の育成や、女性の力を最大限に発揮できる社会の実現に資するよう、今後もSSH指定校として教育活動の充実に励んでまいります。
