1年「生活の科学」Spiber株式会社特別授業「タンパク質で持続可能な社会に貢献する」
2023年11月9日更新
11月8日（水曜日）、1年「生活の科学」（家庭科 SSH学校設定科目）の授業に、Spiber株式会社取締役兼執行役の菅原潤一博士をお招きし、「タンパク質で持続可能な社会に貢献する」と題したお話をいただきました。Spiber株式会社が本社を構える山形県鶴岡市よりオンライン講義として開催しました。
Spiberは、石油原料を使わない新世代バイオ素材開発と量産化実現に取り組むベンチャー企業です。学生の創業メンバーによる2007年の設立以来、世界的に注目されてきました。菅原氏は、アパレル業界の環境負荷の高い現状から、脱石油の次世代型繊維として人工クモ糸に注目し、開発に取り組むようになった経緯や、アパレルに限らず多分野に渡る最先端の研究開発の現状などについて、ご自身の体験や、科学的な説明を交えながらお話してくださいました。家庭科のこれまでの学びとも関連させながら講義の最後には、志高く社会をより良くしていくために起業する「ソーシャルアントレプレナー」についてもお話いただき、良い働き方、生き方とはいかなるものかという点についても、考えを深めることができました。
