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活動報告



2年「持続可能な社会の探究I」海外研修 アジアユースリーダーズ2017

2017年9月13日更新

公益財団法人イオンワンパーセントクラブ主催のアジアユースリーダーズ2017に、生徒5名が参加しました。このプログラムは、バックグラウンドの異なるアジア各国の高校生が、英語を共通言語としてひとつのテーマで議論を重ね、問題解決力や自発的な行動力を高めるとともに、グローバル感覚を養い、価値観の多様性を学ぶことを目的としています。
今年度は「食と健康」をテーマとして、8月21日(月曜日)から26日(日曜日)に東京で開催されました。中国、インドネシア、日本、マレーシア、タイ、ベトナムの6カ国から53名の高校生が集まり、「食育」に関する専門家の講義や体験学習を通じて考察を深め、問題解決策を提言しました。
以下は、参加した生徒による活動報告です。

《21日 Orientation / Lecture I / Welcome Reception 》
オリエンテーションでは自己紹介やグループのリーダー決めなどを行いましたが、自分をアピールする他国の生徒の姿に刺激を受け、私たちにもそうした積極性が必要だと思いました。日本チームはウェルカムパーティーで日本舞踊を披露し、日本の文化の一端を紹介することができました。また、事前学習として参加国の一般的な情報も学んでいたため、各国の参加者との会話がはずみました。

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《22日 SHOKUIKU Learning Experience & Lecture 》
午前中はカスミスーパーマーケットの食育の取り組みについて学びました。カスミは未来への投資として若者に食育を行っており、カスミのような、地域や人々に近い会社がもっと増えるとよいと思いました。
午後はイオンの農場を見学しました。日本の食材は安全だと言いながら、グローバルスタンダードの認証(BRCなど)を行っていないことにとても驚きました。東京オリンピックの頃までに、食の安全が外国人にも簡単に確認できるようになるとよいと思いました。

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《23日 Lecture II / Case Study & Discussion / Special Lecture / Dinner Seminar 》
今日は食と健康に関する4つの講義を受けました。専門用語が多く難しい内容もありましたが、お茶高生5人で事前学習として食と健康に関する専門用語を共有していたので、なんとか理解することができました。夜のディナーセミナーでは、本格的な和食をいただきながら、料理長の特別講義を受けました。その後のグループディスカッションでは、英語で自分の考えをきちんと表現できない場面もあり、英語力が課題だと感じました。

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《24日 Japanese Food Cooking Experience / Interview Citizens at AEON Store 》
午前の和食調理体験(おにぎりと味噌汁作り)では、日本の生徒たちが中心となって取り組むことができました。日本では学校で調理実習を行うのがあたりまえですが、行われていない国もあるということを知りました。このような食についての教育の違いも、今回のテーマである食と健康に深く関係している問題だと感じました。
午後のイオン店舗でのお客様インタビューも、日本人生徒が率先して活動しました。日本語が分からないチームメンバーもなんらかの役割を持てるよう気配りする必要もあり、言語の異なる人々とチームで活動することの大変さを学びました。

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《25日 Group Discussion 》
5日目はホテルでチームごとに、翌日のプレゼンテーションに向けたディスカッションと準備作業を行いました。意見がぶつかり合うことも多く、チームメンバー全員の意見を取り入れることが難しかったです。文化の壁も厚く、同じ国の人であれば通じるはずの共通の認識がないために、自分の意見がなかなか理解してもらえないこともありました。しかし、その分、実に多様な意見が集まり、充実した議論が行われました。準備段階ではそれぞれが得意な分野を生かし、チーム全員がそれぞれの良さを発揮することが出来ました。これらの活動を通して、異文化交流の難しさと素晴しさを体感しました。

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《26日 Presentation / Award Ceremony & Farewell Reception 》
プレゼンテーションでは、各チームが工夫を凝らした演出やスライドを効果的に用いて、それぞれ焦点を当てた問題についての解決策を提案しました。どのチームのプレゼンテーションも素晴しく、学ぶことが多くありました。また、アワードセレモニーで審査員の方からいただいた講評は、今後の活動の参考にしたいと思います。
フェアウェルパーティーでは、各国の伝統的な遊びやダンス、歌が披露されました。53名の参加メンバーとの話は尽きず、たった7日間でも大切な友達ができたと感じました。

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イベント報告(年別)

SSH報告(年別)

SGH報告(年別)