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SSHI期(2019-2023年)概要

2023年4月3日更新

SSHI期(2019-2023年)概要

女性の力をもっと世界に ~協働的イノベーターとイノベーションを支える市民の育成~

Our SSH Outline

目的

新たな発見・価値を創造し、グローバルに活躍するイノベーティブな女性を育成することを目的として、魅力的な理数教育の創造を目指します。また、進路にかかわらず新たな発見・価値を創造しようとする姿勢や、批判的思考力、サイエンスリテラシーを向上させ、科学的根拠に基づいて価値判断・意思決定・合意形成ができるイノベーションを支える市民の育成を目指します。
 

目標

研究開発の概要

学校設定教科「課題研究」を設け、第1学年で科学的な課題研究の技能を身につけ、第2・3学年でそれを活用して主体的に課題研究に取組むことにより、批判的思考力、新たな発見・価値を創造する力を育みます。第3学年では「課題研究」や各教科目の学びを統合し、科学的根拠に基づく価値判断・意思決定・合意形成の力を高めます。
また、第1学年には「生活の科学」を設け、身近な事象を科学的に捉える力を培います。
 

概念図

sshmodel2023
 
SSH概要図2023(PDF形式 478キロバイト)(新しいウインドウが開きます)
SSH学校設定科目

生活の科学(1年次 必修 1単位 家庭科 学校設定科目)

生活や社会を科学的に捉える学習を通して、さまざまな事象を科学的に捉える姿勢や能力を培い、「課題研究」や理科・数学をはじめとするその他の科目の学習につなげます。

課題研究基礎(1年次 必修 2単位 学校設定科目 )

観察や実験、データ処理等の、探究的な学習に必要な技能を体験的・融合的な学習を通して身に付け、「課題研究I・II」における課題研究につなげます。

  2019年度より取り組んでいる「課題研究基礎」の授業実践を教員向けにまとめたガイドブックを下にご紹介します。

課題研究基礎ガイドブック(PDF形式 10,811キロバイト)

課題研究I(2年次 必修 3単位 学校設定科目)

平成 26 年~30 年のSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業の取り組みを発展させ、自ら課題を見つける力、科学的方法論により探究的な学習に主体的・総合的に取り組む姿勢・技能を培い、さまざまな課題を解決する資質や能力を養います。「課題研究基礎」で身につけた技能を活用して、自らの関心に沿ってテーマを立て、探究的な学習に取り組みます。「地球環境科学」「生命科学」「数理・情報科学」「暮らしの化学」「芸術文化と科学―音楽学」「芸術文化と科学-色と形の科学」「芸術文化と科学ー文学」「社会科学」等の講座に分かれ、関心を同じくする生徒や講座担当教諭との対話により考察を深めつつ、それぞれの課題研究に取り組むことにより、協働的イノベーターに必要な資質・能力を培います。

2023roadmap

課題研究Iロードマップを拡大して見る(PDF形式 287キロバイト)

課題研究II(3年次 選択 1単位 学校設定科目)

課題研究Iを深化・充実させ、新しい発見・価値を創造し、研究成果を学会などで広く発信します。

持続可能な社会の探究(3年次 必修 1単位 総合的な探究の時間)

3年間の様々な学習活動で得た知識・技能を協働的な学びで統合します。社会課題や合意形成が難しい課題を多角的な視点で捉え、科学的根拠に基づいた議論を通じて、価値判断・意思決定・合意形成する力や一市民としてイノベーションを支える姿勢を育成します。

国際性の育成

多面的な視野に基づく探究力や、科学技術の分野で国際的に活躍するために必要となる科学英語力、英語によるコミュニケーション力を育む取り組みを行っています。

roadmapEnglish2023

ロードマップ英語2023(PDF形式 316キロバイト)

科学英語講座

英語による科学的研究力・発信力向上を目指して、「科学英語論文への効果的アプローチ」「科学英語プレゼンテーションのコツ」「科学英語プレゼンテーションの実践」など、科学英語の講座・ワークショップを実施しています。

使用教材 英語論文の読み方】 英語プレゼンの基本】

台北市立第一女子高級中学とのオンライン交流

5月・6月に多様なテーマでオンラインにてディスカッションし、11月に合同研究発表会を行います。

使用教材 【英文Eメールの書き方】

海外研修(2年生希望者対象)

視野を広げ、グローバルな課題をより多面的に探究する力を培うことをめざし、海外研修を実施します。事前に定めたテーマについて探究したことをふまえて台北市立第一女子高級中学の生徒と英語でディスカッションなどを行います。R2・3年度は新型コロナウィルス感染症拡大のため、オンラインでの代替交流や研究発表会を行います。

高大連携や他校との連携

高大連携

お茶の水女子大学との連携

附属高等学校のために「高大連携特別教育プログラム」を設定し、 「附属高校生向け公開授業」や「キャリアガイダンス」による学問分野紹介 などを実施します。さらに、SSH事業においては、理系女性教育開発共同機構およびサイエンス&エデュケーションセンターが、生徒の課題研究を強力に支援します。また理学部の各学科、生活科学部食品栄養学科、人間・環境科学科の教員および教育学・文学を専門とする教員が「アドバイザリーボード」を構成し、附属高校における課題研究の支援、SSH研究成果発表会、生徒研究発表会等の実施についても指導・助言を行います。

<例>

筑波大学との連携

相互の附属高校の卒業生によるキャリアカフェなどを実施しています。

その他の大学との連携

 東京大学や京都大学、東京農工大学、埼玉大学、東京理科大学、東京工業大学などの研究室利用と、教員からの指導・助言など。そのほか、ハワイ大学など海外の大学と連携した特別講義などを実施します。

<例>

卒業生との連携

卒業生による講演会や研究発表会における指導・助言などを行っています。

<例>

他校との連携

提携校である台北市立第一女子高級中学、関東近県SSH指定七女子校、関東近県SSH指定校(国立・私立・公立)、東京都内SSH指定校(国立・私立・都立)、愛媛県立松山南高等学校との研究発表会や教員研修を行います。また、本附属中学校や附属小学校とも連携・協力しています。

※関東近県指定七女子校:埼玉県立浦和第一女子、埼玉県立川越女子、埼玉県立熊谷女子、栃木県立宇都宮女子、群馬県立前橋女子、茨城県立水戸第二、本校

<例>

  • 台北市立第一女子高級中学との英語での交流会や合同研究発表会
  • 本校主催のハワイ大学オンライン授業への七女子高と松山南高等学校の参加
  • 東京都SSH指定校生徒発表会及び教員研修会の実施
  • 本附属中学校生徒が、本校生徒の成果発表会を参観
  • 本附属小学校において、本校生徒による研究成果を生かした特別授業の実施
評価

SSH事業の評価は、以下の方法を用いて測定します。

  1. SSH意識調査【意欲・関心】第1回4月(全学年)、第2回1月(1、2年生)12月3年生)。各科目における自己の取り組みを振り返るために本校が独自に作成し、初年度より実施の調査。
  2. GPS-Academic(ベネッセコーポレーション)【批判的思考力・協動的思考力・創造的思考力】(12月)
  3. 定期試験【知識・理解】1年学校設定科目「課題研究基礎」と「生活の科学」について定期考査を実施し、基礎的な知識技能の修得状況を測定。
  4. ルーブリックを用いた個人評価【メタ認知力】「課題研究I」では、ルーブリック(面談シート)を用いて面談による振り返りを定期的に行います。
    R3年度ルーブリック 課題研究Iの授業の中で用いているルーブリックです。本校設定の9観点に準じて、生徒の自己評価と授業担当者評価をレーダーチャートで表し、この表をもとに個別に面談を行います。探究活動の悩みの相談に乗ったり、生徒が実感していない良さに気づいてもらったりして、今後伸ばしていくと良い方向を示しつつ生徒の探究活動を励ましていくことに用いられています。
  5. 研究発表会評価シート【振り返り】
    成果発表評価シート1年  成果発表評価シート2年  
    課題研究I中間評価表(教員による評価) 課題研究I共有コメントカード
  6. GTEC(7月3年生)及びケンブリッジ英語検定試験(11月1、2年生)【英語力】
  7. 学校評価アンケート(12月:3年生生徒・保護者、1月:1、2年生生徒・保護者) 
  8. 各種アンケート:SSH生徒成果発表会や台北市立第一女子高級中学とのオンラインミーティングなど、各種SSHイベントの参加者に実施します
第I期のSSHパンフレットはこちらをご覧ください。