JavaScriptが無効な場合、一部の機能が使えない恐れがありますので、JavaScriptを有効にしてください。


本園について



本園について

園長挨拶

2016年9月6日更新

   

 お茶の水女子大学附属幼稚園は、日本で最初の幼稚園として1876(明治9)年に開設され、昨年140周年を迎えました。当初、文京区湯島の地にあった園舎は関東大震災により焼失し、現在の文京区大塚に移転してきたのは、1932(昭和7)年のことです。

 本園の園舎や園庭に一歩足を踏み入れると、この長い歴史のなかで培われてきた日本の幼児教育の優れた成果を、理屈抜きに感じ取ることができます。ここかしこで創造的なあそびに興じる子どもたち一人ひとりの姿が、その何よりの証左といえるでしょう。

 私たちは、幼児期というステージを、人間の一生を基礎づけ、方向づける特別な意義あるものととらえ、子どもたちが心身ともに健康に、社会のかけがえのない一員として成長することを願いつつ、日々の保育に取り組んでいます。クラスや学年などの集団のもつ力を大切にしながら、同時に、一人ひとりの子どもの個性とみずから伸びていこうとする力を引き出し、寄り添いながら見守ることが、教師の重要な使命だと考えています。

 園生活の主人公は子どもたちです。保育時間の大半は、子どもたち一人ひとりがやりたいあそびを選び取り、より楽しくなるよう工夫し、創造することで過ぎていきます。また、学年があがるにつれ、仲間と協力すること、年少の子どもたちにやさしくすること、動植物の世話をすること、あそびの後片付けをすることなどにも楽しんで取り組めるようになります。芋掘り、餅つき、豆まきなど四季の移ろいを感じることのできる行事や、遠足、運動会などの大きな行事も、園生活の自然な流れのなかに組み込まれ、子どもたち自身が楽しみながら進んで取り組めるよう、教師は環境を整えます。

 お茶の水女子大学大塚キャンパスには、本園以外に、乳幼児の保育施設、小学校、中学校、高等学校、大学のすべての教育施設があり、生涯発達を見据えた連携研究が活発に行われています。私たちは、これらの研究成果を本園の保育実践に活かし、また、本園の保育実践が連携研究を牽引するという互恵的な関係を維持しながら、より質の高い幼児期の教育とは何かを考え続けています。

お茶の水女子大学附属幼稚園長 藤崎宏子