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教育研究



教育研究

帰国生徒教育

2016年8月25日更新

本校の帰国生徒教育学級について

※平成28年度から「帰国子女教育学級」から、「帰国生徒教育学級」に名称がかわりました。本校では1979年以来、帰国生を対象とした「帰国生徒教育学級」を設置しています。

 本校の教育目標・教育方針を継続するとともに、異文化体験豊富な帰国生の特性伸長に努めています。近年帰国生の滞在国、滞在期間、背景などが多様化してきています。また、外国人子女教育が今日的な教育問題となっている現状もふまえ、「多文化共生」「個に応じた教育」の一層の推進を図るとともに、「協働的に課題を解決する思考・判断・表現の力を支える授業づくり」をテーマとした授業・カリキュラム開発に取り組んでいます。本校の帰国生徒教育学級の目的海外から帰国した生徒のうち、その海外在住国と日本における教育の事情が異なるために特別な指導が必要であると認められた生徒に対し、日本の環境に適応するための指導並びにその研究を行うことを目的としています。特に下記のことがらに留意しています。

 (1)日本語の習得向上を図る。
 (2)日本の生活習慣への適応を図る。
 (3)学習能力の向上を図る。
 (4)日本文化への理解を深めるとともに、広い視野から考えられる人間性を育む。
 (5)海外で身につけた言語、および望ましい物の見方、考え方、習慣などの保持と「伸長」を図る。

本校の帰国生徒(子女)教育研究の歩み

 1979年 帰国子女教育学級の発足
 1981年 小中学校合同研究発表会の開催
 テーマ:「帰国子女教育学級の特性と生かし方」
 キーワード:帰国性を生かす、入門期の指導
 1988年 10周年研究発表会の開催
 テーマ:「帰国子女教育がもたらしたもの」
 キーワード:個に応じた教育、適応の時期と適応段階、教師に与えた影響
 1994年 15周年研究発表会の開催
 テーマ:「帰国生はこうして学ぶ」
 キーワード:学ぶ主体者、学び方・わかり方、教科学習語彙調査
 1999年 20周年研究発表会の開催
 テーマ:「帰国生はこうして学ぶ ~在外学習歴を生かした学習指導のあり方~」
 キーワード:自尊感情、習得外国語の力
 2003年 25周年研究発表会の開催
 テーマ:「多文化教育の視点で学校教育を見直す」
 キーワード:多文化教育、学級風土調査
 2008年 30周年研究発表会の開催
 テーマ:「異文化をわたる子どもたちへの支援~孤軍奮闘から全校体制、そしてネットワークへ~
 キーワード:多様化する「帰国生」・「帰国生」の変容、支援体制の重要性
 2013年 35周年研究発表会の開催
 テーマ:「~グローバル化する社会を生きる子どもたちの育成~
         帰国生の学びに寄り添い一人ひとりが生きる授業づくりの工夫を重点に」
 キーワード:探究力、個性と多様性、相互交流の協働的な学び