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令和5年度校内研究の紹介

2023年8月30日更新

研究主題

全ての生徒がグローバル社会で輝くために〜帰国生教育の可能性をひらく〜

 本研究主題は、グローバル化が進む日本社会において、本校教育の役割とその中での帰国生教育の重要性を強調している。本主題は、グローバル社会での活躍を目指す全ての生徒にとって、帰国生教育がどのような価値や可能性を持つのか探求するために設定した。帰国生は外国での生活や学びの経験を持つため、異文化理解や国際的な視点を持っている。このような経験や視点は、グローバル社会で活躍するための重要な要素となる。帰国生教育は、これらの生徒が持つ経験や知識を活かしながら、日本の教育環境に適応するサポートを行うとともに、他の生徒にも国際的な視野を広げる機会を提供することができる。
 「全ての生徒がグローバル社会で輝くために」という部分は、全ての生徒がその能力を最大限に発揮し、グローバル社会でより良く生きるためのサポートを行うことを示している。「帰国生教育の可能性をひらく」という部分は、帰国生教育がそのような普遍的な目的を達成するための一つの有効な手段であることを示している。
 本研究主題は、帰国生教育がグローバル社会での成功を目指す全ての生徒のための教育として、どのような役割や価値を持つのかを明らかにすることを目的としている。 

研究の目的 


 グローバル社会に生きるための資質・能力の育成の観点から、お茶中帰国生教育やカリキュラムのあり方を考える。それを育成するための授業、カリキュラムを開発するとともに、海外との交流などさまざまなアクティビティーを開発し、実践する。 

研究の方法 


A お茶中帰国生教育を「グローバル教育」の軸で検討する。
 グローバル社会を生きる資質・能力の育成を理念においた、学校全体のカリキュラムデザイン、帰国生支援の方策を検討する。総合・各教科でグローバル社会を生きる資質・能力の育成を理念においた授業を開発、実践する。

B 海外との交流を開発し、継続的に取り組む 
 Aと関連して、グローバル教育の一環として、海外との交流活動の取り組みを開発する。お茶中における、帰国生同士の日常的なネットワークづくりを支援する。

C 帰国生徒教育学級のあり方を検討する
 本校がグローバル教育の観点で果たすべき帰国生徒教育学級のあり方を、本校帰国生教育の流れを踏まえつつも、これまでの常識にとらわれずに、ゼロベースで検討する。

研究組織

 全職員が参加する「研究会」と、その原案を提案し、研究会を運営する「研究推進委員会」がある。

 全教員は、教科ごとのチームである「教科WG」と、テーマごとに別れた「テーマ別WG」のそれぞれに参加して検討していく。

各WGの検討内容


研究推進委員会
1 「グローバル社会に生きるための資質・能力」の検討
  ◯グローバル社会に生きるための資質・能力(略、GS力)の検討
  ◯GS力を育成する教育内容の整理
  ◯GS力を育成する教育方法・学び方の整理

2 お茶中帰国生教育の目的、方法の検討
  ◯「帰国生教育」の目的の再検討
  帰国生、一般生が共に世界を学ぶグローバル教育への重点化
  ◯帰国生の学びやすさを生み出す、公平性、アクセシビリティーを保障する支援方策の整理と可視化
   帰国生の日本語・適応支援についてのあり方の検討(データ集約、支援体制、個別最適な学び等)


A カリキュラム・授業デザインWG
グローバル社会に生きるための資質能力を授業でどのように育てていけばよいか、カリキュラムの検討
◯教科および総合のカリキュラムデザインを行う


B グローバル交流WG
グローバル社会に生きるための資質能力を育む交流活動のあり方を考え、企画、実施する。
◯他校・外国にルーツを持つ人との交流活動を起案する。


C 帰国生徒教育学級のあり方WG
グローバル社会に生きるための資質・能力育成の観点から、どのように帰国生徒教育学級のあり方を考えていけばよいか検討する。
◯これまでの帰国生徒教育学級での学習支援を検証し、これからの時代に即した帰国生徒教育学級のあり方を提案する。