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研究



研究

普及活動

2019年2月26日更新

2018年度

情報科による出張授業(東京女学館)【2019年2月26日】

2018年10月22日(月曜日)に、本校情報科の山口教諭が、東京女学館において出張授業を実施しました。
これは、本校の1年生を対象に行っている開発授業・開発教材(※)を、他校へ実践展開したものです。

【授業内容】
「情報教育におけるプログラミング学習の基礎を体験する」
【授業者】
お茶の水女子大学附属高等学校 教諭 山口健二
お茶の水女子大学 理系女性教育開発共同機構 准教授 加々美勝久

山口出張授業04 山口出張授業05

山口出張授業06

授業に参加した生徒からは、「思っていたより難しい分野だったが、このアプリを使って自ら何度も試したい」「今回の授業で情報の意欲が前より強くなった。もっときちんと情報の授業を聞いてみたい」という感想がありました。

本開発授業・開発教材については、今後改良を重ね、多くの学校で利用できるように公開準備を進めていく予定です。
※お茶の水女子大学理系女性教育開発共同機構の「平成30年度理系女性育成のための新たな教育プログラム開発」で採択されたプロジェクト、「アルゴリズム学習のログ分析支援ツールの開発」において開発中のもの。

情報科教諭 山口健二

『生徒と共につくる探究的な学び ~SGHの取り組みから見えてきたこと~』を発行しました。【2018年11月14日】

SGHとしての5年間にわたる研究開発の成果のうち、効果的な探究的な学習の創り方・進め方をお伝えする冊子を作成しました。

生徒と共につくる探究的な学び(PDF形式 1,444キロバイト)

2022年度から実施される高等学校学習指導要領への移行措置として、2019年度入学生より「総合的な学習の時間」に代わって「総合的な探究の時間」を実施することになっております。また、各教科・科目においても、生徒の資質・能力を向上させるべく、これまで以上に探究的な学習を充実させることが求められています。本校でも、生徒の主体的・対話的で深い学びを実現する探究的な学習活動のあり方を模索し続けておりますが、この5年間で得た知見を冊子にまとめました。

探究的な学習の指導方法を模索されている先生方のご参考にしていただけると幸いです。

冊子に掲載された資料の拡大版は以下の通りです。

1年「グローバル地理」諏訪フィールドワーク自己評価表(PDF形式 119キロバイト)

2017年度「探究I」受講講座希望申請書(PDF形式 107キロバイト)

2018年度「探究I」受講講座希望申請書(PDF形式 128キロバイト)

2年「経済発展と環境」フィールドワーク行程表(PDF形式 146キロバイト)

・生徒が作成した論文・英字新聞

 http://www.fz.ocha.ac.jp/fk/menu/school/search.html

その他にご覧になりたい資料等がございましたら、本校研究部(ochako-kenkyu@cc.ocha.ac.jp)までお問い合わせください。

また、冊子に掲載された内容でご参考にしていただけた点、本校での取り組みの改善できそうな点等、お気づきの点がありましたら、ぜひ本校研究部までお知らせください。

研究部長 玉谷直子

情報科教材公開:「どうぶつ並べ替えアプリでアルゴリズムを学ぼう」~高校情報アルゴリズムとプログラム~【2018年10月3日】

高等学校や中学校の授業でアルゴリズムを学ぶための教育プログラムを開発しました。現在、お茶の水女子大学理系女性教育開発共同機構のホームページに掲載中です(http://www-w.cf.ocha.ac.jp/cos/materials/algorithm/)。

2020年度から全面実施される小学校学習指導要領では、プログラミング教育が必修化されます。このプログラミング教育というのは、プログラミング言語を用いたコーディングではなく、コンピュータに意図した処理を指示するという体験や、プログラミング的思考を学ぶことであり、実際に小学校からプログラミングを行うわけではありません。

しかしながら、コンピュータの普及により、大学では情報系学部学科に限らず研究のため、データ解析やプログラミングを自ら行い、構築展開する機会が増えると推測されます。したがって、小学校から大学の間で、小学校のプログラミング教育をうまく大学の学問に繋げる橋渡しとなる教育が必要です。そうしなければ、小学校で体験したことは一時的・部分的な体験となってしまいます。

よって本開発教材は、高等学校や中学校の授業で利用できるようにするため、「指導案」と「jQueryとJavaScriptによるブラウザ上で動作可能なアプリ」をセットで開発しました。指導案に、ブラウザ上で動作可能なアプリによる学習指導として組み込むことで、生徒が実際に動物を並べ替える試行をしながらアルゴリズムについて学ぶことが可能です。実際に生徒が操作することで、楽しみながら論理的思考力を向上させることができます。

情報科教諭 山口健二

2017年度

情報科による出張授業(山形県立村山産業高等学校)【2018年1月17日】

12月26日(火曜日)に、本校情報科の山口教諭が、山形県立村山産業高等学校において出張授業を実施しました。
これは、本校の1年生を対象に行った開発授業・開発教材(※)を、他校へ実践展開したものです。

【授業内容】
「アルゴリズムについて学ぼう」
【授業者】
お茶の水女子大学附属高等学校 教諭 山口健二
【研究討議参加者】
山形県立村山産業高等学校 校長 槇誠司 他4名
お茶の水女子大学 理系女性教育開発共同機構 准教授 加々美勝久
お茶の水女子大学 情報基盤センター 講師 桑名杏奈
お茶の水女子大学附属高等学校 教諭 山口健二(授業者)

授業に参加した生徒からは、「よくゲームなどで見る動きでも、こんなに複雑なプログラムが組まれているということを知って驚いた」「日常の中にさまざまなアルゴリズムが隠れていることがわかりました」という感想がありました。授業後の研究討議で先生方からは、「実際のソフトウェア開発においては、ユーザーを意識しているので、単元の目標の『アルゴリズムによって、処理時間に差が出ることを理解する』はとても大事である」といった講評をいただきました。
本開発授業・開発教材については、今後改良を重ね、多くの学校で利用できるように公開準備を進めていく予定です。

※お茶の水女子大学理系女性教育開発共同機構の「平成29年度理系女性育成のための新たな教育プログラム開発」で採択されたプロジェクト、「中等教育における論理的思考力を培うプログラミング教育」において開発したもの。

山口出張授業01 山口出張授業02

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情報科教諭 山口健二