1年グローバル地理「持続可能な社会を考える」特別講義
- SGH報告
6月5日(金)1学期後半の資源エネルギー問題、環境問題につながる学習として、パタゴニア日本支社・辻井社長による特別講義を実施しました。
同社作成のドキュメンタリー映画『ダムネーション』の一部をご紹介いただきながら、ダムの功罪についてお話を伺いました。教科書の知識として、ダム開発による環境負荷について知っている生徒たちも、現実の映像を目の当たりにすることで、自分から遠くない課題として受け止め、考えることができたようです。
〈生徒の声〉
・ダムは発電や水不足の解消など人間へ恩恵をもたらしてくれると同時に、そのダムによって故郷を失ったり、被害を受けている人がたくさんいることを実感した。ダム推進派、反対派それぞれに言い分があり、とても難しい問題だと感じた。
・中学校の学習で、水力発電の欠点としてダム建設による環境破壊があることは知っていたが、実際にどんなことが起こり、どのような被害があるのはよくわかっていなかった。様々な犠牲の上に電気や水があることを知り、もっと知識を深め、しっかり考えるべきだと思った。
・原子力発電に対する信頼度が下がっている今、もっと水力発電の割合を増やすべきだと考えていた。講義を聞いてからは、風力発電や地熱発電、太陽光発電などの再生可能エネルギーに注目するべきだと考えている。