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本校について



本校について

学校長挨拶

2023年5月22日更新

吉田裕亮校長
附属高等学校長
吉田 裕亮
本学基幹研究院
自然科学系 教授
専門分野:情報数理

皆さん、今日は。お茶の水女子大学附属高等学校のホームページにようこそ。

本校のことをかいつまんでご紹介します。詳しくは学校紹介、入学案内等をご覧ください。

由来・来歴

本校は、明治15年(1882年)に東京女子師範学校附属高等女学校として創立された日本で最初の高等女学校です。女子を教育するための日本で最も古い高等女学校ということになります。東京女子師範学校というのは、現在のお茶の水女子大学の前身のことです。第二次大戦後の学校制度の変更に伴い、名称等も変わり、昭和55年(1980年)にお茶の水女子大学附属高等学校となり、現在に至っています。ちなみにお茶の水女子大学という名前は、東京女子師範学校がもともとは現在のJR御茶ノ水駅のそば(東京医科歯科大学の辺り)にあり、関東大震災により現在の地に移ってきたことに由来します。附属高等女学校も同じ地にありました。本校の校歌は、大学と共通で、「みがかずば、玉もかがみも なにかせん 学びの道も かくこそありけれ」です。創立当初からの校風を象徴するものです。校章は、校歌に因み、菊の花に蘭の花と葉をあしらった八稜鏡のデザインになっています。

目的

高等学校とは、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育や専門教育を施すための教育機関です。この目的に基づき教育を行うことは当然ですが、本校は大学の附属学校であることから、高等学校教育の理論及び実践に関し研究を行うとともに実証することも本校の目的となっています。従って、大学生に教育実習を行わせることも本校の重要な役割です。

目標、アドミッションポリシー

どのような生徒を育てるかという教育目標は3つあります。

つまり、本校では、学習における基礎・基本、自主・自律の精神、互いに協力していく態度を身につけさせることが大切だと考えています。本校が求める生徒は、大学受験のための教科学習にとどまらず、その後の人生に有益な教養を身につける探究心をもち、行事や部活動、自治会活動にも進んで参加する生徒です。志を高く掲げ、真摯に努力する皆さんの入学を期待しています。

本校では、大学受験に特化することのない高等学校の教育を、バランスのとれた教育課程と授業、様々な行事や委員会活動と部活動などによって進めていきます。「お茶高」の伝統となっている自主・自律にもとづく自由な校風は、これらの教育方針を背景に、生徒たちが主役となって醸しだされたものです。私たち教職員は生徒を信頼しており、厳しい校則はありません。教職員は、このような恵まれた教育環境を維持、向上するように生徒とともに日々努めております。

キャンパス

豊かな学習環境は本校の特色のひとつです。お茶の水女子大学は、国立大学法人の中で唯一同じキャンパスに、ゼロ歳児から大学院生までが学んでいる学校です。正門をくぐると、小学生の笑い声、歌声、合奏などが聞こえる中、颯爽と歩いていくお茶大生の姿も目にします。正面に有形文化財となって大学本館が見えますが、イチョウ並木の右手にレトロな附属高校の建物があります。附属高校の建物に一歩入ると静謐な空間が広がります。過去に多数のすぐれた女性たちが学び、巣立って行った場です。ここに立つと、お茶高生であることの誇りと責任をあらためて自覚するのではないでしょうか。大学の図書館も自由に利用できます。公立の図書館にないような貴重な図書を手にすることができますし、図書館で勉強する大学生を目の当たりにすることは、自分の将来を考える上でとても貴重なものになるでしょう。この豊かな環境の中で、3年間自らを磨き、大きく羽ばたくために学びます。

お茶の水女子大学の理念および本学との関係

お茶の水女子大学の基本理念は「学ぶ意欲のある全ての女性の真摯な夢の実現される場として存在する」ことにあります。本校は国立大学法人の附属高等学校として唯一の女子高等学校であり、お茶の水女子大学と連携して女子の教育にあたっています。本校も在校生たちが心に描くさまざまな夢を実現するための舞台になることを目指しています。また、大学の附属学校としての本校の重要な役割のひとつは大学の教育・研究への協力です。毎年、多数の大学生が教育実習で高校の教壇に立ちます。さらに、高校の授業の設計に大学の教員が参加する、大学教員が高校で授業をする、逆に、高校生が大学の講義を受講するなどの積極的な連携も進められています。